地政学を英国で学んだ

講演会ご参加いただきありがとうございました

先週末の講演会ですが、おかげさまで本当に多くの方々に来ていただきました。感謝感激です。

内容とレベルを少し上げたのですが、参加者のみなさんの意識と関心が高く、あらためてみなさんの知識レベルの高さを感じました。

個人的にはまだちょっと話足りないところもあり、二時間半ではまだ短いと痛感しております。

最終回の第三回目はいよいよスパイクマンを取り上げるわけですが、今回まとめる切ることができなかった「テクノロジー」と、そしてミアシャイマーやウォルトに通じる欧米の「リアリズムの理論」との歴史との関連性について大きくまとめてみたいと考えております。

次回はどうしても理論の話ばかりになってしまうので、どういう風にやわらかく料理して話をすればいいのか悩んでおります。真面目な話ばかりしてもつまんないですから（苦笑

ということでご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。

次回は五月初旬に開催予定です。詳細等がわかり次第また追ってご連絡させていいただきます。

中央アジアのグレートゲーム？

陸軍の戦略研究所からまた無料で読める良い論文が出ておりました。

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Russia, China, and the United States in Central Asia: Prospects for Great Power Competition and Cooperation in the Shadow of the Georgian Crisis

Authored by Dr. Elizabeth Wishnick.

Brief Synopsis

Russia and China have been reacting to the pressures of changing U.S.-Central Asia policy over the past 5 years as has the United States. In response to the “color” revolutions, they achieved broad agreement on the priority of regime security and the need to limit the long-term military presence of the United States in Central Asia.

These are also two key areas—defining the political path of Central Asian states and securing a strategic foothold in the region—where the United States finds itself in competition with Russia and China.

The Russia-China partnership should not be seen as an anti-U.S. bloc, nor should the Shanghai Cooperation Organization (SCO) be viewed as entirely cohesive. Although there is considerable suspicion of U.S. designs on Central Asia, divergent interests within the SCO, among Central Asian states, and especially between Russia and China serve to limit any coordinated anti-U.S. activity.

Despite the fissures within the SCO and the competitive tendencies within the Sino-Russian partnership, the United States will not have an easy time achieving its aims in Central Asia.

The author documents how American policy goals—energy cooperation, regional security, and support for democracy and the rule of law—continue to run at cross-purposes with one another. In particular, she asserts that competition to secure basing arrangements and energy contracts only benefits authoritarian regimes at the expense of enduring regional security.

She argues further that the rhetoric about a new Cold War in the aftermath of the Georgian crisis, and the more general tendency to view U.S.-Russia-China competition in the region with 19th century lenses, as some sort of “new great game,” obscures the common interests the great powers share in addressing transnational problems in Central Asia.

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この人は基本的に「グレートゲーム」として見るのは間違いだ、という視点ですね。

中央アジアでは中ロが上海協力機構によって反米同盟を作るわけではないが、アメリカも簡単に動けるわけではない、という難しい状況になることを説明しております。

「マッキンダーの地政学」講演会：本日開催

「マッキンダーの地政学」の講演会はいよいよ本日開催です。

気合い入れていきます

■地政学講座シリーズ：第二回目■

＜マッキンダーの地政学＞

地政学の祖、ハルフォード・マッキンダーの今日的意味を徹底分析！ハートランド理論が教える「地政学の三位一体」と「アメリカの対外政策の源泉」とは？

今回は前回よりも大幅にレベルを上げて、質・量ともに充実させた中〜上級者向けの内容で行います。

具体的な内容としては、前回までに説明された地政学の基本理論を踏まえ、その総合発展形としてのマッキンダーの「ハートランド理論」を中心に、「西洋の戦略観」や「戦略文化」、そして「テクノロジー」というキーワードから地政学を分析していきます。


【日時】

平成２１年（2009年）3月07日（土）18：30〜20：30　（開場18：15）

※終了後、懇親会あり（２１時から2時間程度を予定）

【会場】

京橋区民館：中央区京橋二丁目６番７号

アクセス：
東京メトロ銀座線京橋駅下車6番出口　徒歩2分
都営地下鉄浅草線宝町駅A５・Ａ６番出口　徒歩2


【参加費】

講演会（4,000円：お菓子／資料代込み）
　　＋
懇親会（4,500円）

【お申し込み先】

以下のURLまで。

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http://www.realist.jp/so20090307.html

【持ち物】

筆記用具一式、ノート、そして各自の名刺（ネットワーク作りのため）

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ちなみに第三回目の最後の講座は「スパイクマンの地政学」というテーマで四月上旬頃の開催を予定しております。

それではみなさんと会場でお会いできることを楽しみにしております。

米英の「新世界秩序」

「新世界秩序」という言葉がまた出てきました（笑



英ブラウンとオバマ大統領の会談で「新世界秩序」ですか。CNNもあえてこういう言葉を使うわけですね。

ガトリングガン

最近のyoutubeには何でもありますね（笑



講演会ではこの銃についても少し触れるつもりなので、参考までにアップしておきます。