戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man

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空母はいらない?

とりあえずこのサイトにあった資料だけ貼付け。

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by masa_the_man | 2012-05-31 09:02 | ニュース | Comments(4)

フェイスブックの幻想

今日の横浜北部は朝から晴れております。

さて、テクノロジーと人間社会についてまた記事の要約です。

今回はアメリカの若手保守系コラムニストによる、「ネット本当に新しいビジネス足りうるのか?」という興味深い分析を。

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フェイスブックの幻想
by ロス・ドーサット

●21世紀の最初の十年間に出てきた経済面での壮大な幻想が二つある。

●一つは「住宅価格はノーマルな経済のトレンドに束縛されずに上がり続ける」というものであり、もう一つは「われわれはウェブ2.0時代にネットを使って大いに稼げるようになる」というものだ。

●もちろん最初の幻想は2007年と2008年の住宅価格と株式市場の暴落で崩壊したが、ウェブ2.0という幻想は長続きしたため、騙されやすい投資家たちは、先週フェイスブックがNASDAQに上場した時に手痛い損害を被ったのである。

●フェイスブックがブルームバーグ・ビジネスウィーク誌に「ここ十年間で最悪の失敗」とされた上場であるが、これについて私は「そら見たことか」とほくそ笑んでしまったことを否定しない。

●ネット関連企業の中でも、マーク・ザッカーバーグのソーシャルネットワーキングサイトは私の中で最も不健全なものであり、ネットの中でも人間にとって好ましくない一面に頼って成功したものだと感じていた。

●その「好ましくない面」とは、個人の自己ファッション化であり、自己宣伝であり、仮想上の「コミュニティー」の追求であり、表層的な「友情」であり、広告費を追求したプライベートな空間の容赦ない削減である。

●本コラムをお読みの方々の中でフェイスブックの愛好者もいるだろうが、ここで気づいていただきたいのは、フェイスブックのマーケットでの失敗は、インターネットの商業面での限界を露呈した、ということだ。

●ニューヨーカー誌のジョン・キャスディー氏はフェイスブックが上場する前に書かれた優秀な記事の中で、「問題は、フェイスブックが儲けることが難しいということではない」と指摘している。

●つまりフェイスブックはそもそもそれほど儲けることができない仕組みであり、さらに儲ける明白なビジネスモデルを持っていないのだ。なぜなら他のサイトと同じように、何百万人もの使用者がいるのに彼らから効果的にお金を支払ってもらうやり方を考えついていないからだ。

●結果的に、会社はたしかに成功しているが、期待されたほどバランスシートの数字は良くないのだ。

●この「広がりは大きいが儲けは限定的」という問題は、デジタル経済全体にも言えることだ。

●ジョージ・メイソン大学の経済学者タイラー・カウエンが2011年に出版した電子書籍『大いなる沈滞』でも述べているように、インターネットというのは「チープな楽しみ」を発生させるという意味では素晴らしい働きをするのだ。

●ところが「あまりにも多くのものが無料」であり、しかも一般的なウェブ会社の作業は「ソフトやサーバーで自動的に行われている」ために、ネットの世界というのは雇用を生み出すという点ではあまり成果をあげていないのだ。

●デジタル時代に成功している会社の名前としてよく挙げられるのがアップルとアマゾンであるというのは非常に興味深い。なぜならこの二社とも、具体的に手に取れる物理的なグッズを生産して届ける、というビジネスモデルを基礎に持っているからだ。

●アップルの「売り」は、美しく高性能な電子機器であり、アマゾンの場合はDVDからおむつに至る様々なものを、あなたの家までお届けするサービスなのだ。

●それに比べて、純粋にデジタルな会社のプロダクトでは絶対的な雇用数を生むことはないし、ユーザー一人から支払われる額も少ない。この現実は、ここ10年間でジャーナリストたちが直面してきたものであり、フェイスブックの投資家たちも直面したのだ。

●もちろん例外はあるだろう。ただし長年ネット上でも最も儲けてきたポルノサイトでさえ、最近はアマチュアが作った動画サイトなどに押されて利益が下がってきているため、「プロ」たちもその産業を独占できなくなってきている。

●ドイツの哲学者ヨゼフ・ピーパーは1952年に『余暇:文化の基礎』という本を出版しているが、彼ならネット上に展開されている文化にはあまり関心を持たないかもしれない。

●ところが、インターネットの基礎にあるのは明らかに「余暇」なのだ

●ウィキペディアなどの例でもわかるように、ネット上の多くのコンテンツは見返りを求めない人々の「余暇」によって提供されたものなのだ。

●この意味で「新しい経済」というのは商業経済でさえないことになる。

●スレート誌のマシュー・イグレシアスが示しているように、ネットというのは趣味人たちの楽園なのであり、これから段々と後を継ぐことになるはずの古い経済の「余剰金」によって補助されているものなのだ。

●アメリカの雇用統計の最新版を見てもわかるように、この現実はよく現れている。つまりほぼ二十年間にわたる「ドットコム経済」への熱狂にもかかわらず、経済全体におけるIT企業の占有率はまだ非常に小さいし、この業界の失業率はいまだに高く、去年の統計では失業率が上がった数少ない業界のうちの一つなのだ。

●もちろんこれらはインターネットの革命性を失うものではない。しかしその「革命」というのは、経済というよりも文化で起こったものなのだ。

●Twitterはフォードじゃないし、グーグルはGEでもない。ザッカーバーグ氏がわれわれの目玉を二束三文で広告会社に売るようなことでも始めない限り、われわれ全員が彼の会社で働くような時代はこないのだ。


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最近は「第三の波」で有名なトフラーの書いたものを読んでいるのですが、地政学や戦略学におけるテクノロジーの発展と同じように、次元というのは重なって発展していくものなんですよね。

つまり「ネットだけで成功する」というのは、エアパワー論者の「戦略爆撃(空爆)だけで戦争に勝てる!」というのと近いのかと。

ここでいう「戦略爆撃」というのは「情報」、そして「戦争」を「ビジネス」といいかえてみれば上の分析にも当てはまりますね。

アップルやアマゾンが「情報」だけでなく、「モノを売る」という基本を忘れていないために成功した、という指摘や、ネットによって革命が起こったのは「経済」ではなく「文化」だ、という分析もなかなか興味深いかと。

重要なのは、やはり二次産業と三次産業の間を狙う、ということなんでしょうか。

別の言い方をすれば、「ソフト」(情報)と「ハード」(具体的なプロダクト)の中間を狙うのがこれからのネット産業の正しい方向なのかと。
by masa_the_man | 2012-05-30 09:12 | 日記 | Comments(10)
今日の横浜北部は、午後三時くらいに雲行きが突然怪しくなって雨が降った以外はけっこう晴れてさわやかな一日。

さて、またまたインターネットに関する「地理」について面白い記事がありましたのでその要約を。

何度も言いますが、私がこのような記事を気にしてしまうのは、地政学や戦略に大きな影響を持つ、「テクノロジーと人間社会」についてひとつの教訓を示しているような気がするからです。

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ニューヨークに引き寄せられるITベンチャー企業

●インブルース氏が2009年にQwikiという相互ビデオ通信会社を立ち上げようとした時、彼はニューヨークで投資家を募ることができなかった。

●そのため、彼は仕方なくシリコンバレーに移った。

●ところが今年の2月に、彼は会社ごとニューヨークのSOHO地区に戻ってきた。そしてその目的は、設立当初に描いていた夢を実現するためであった。

●最近のニューヨークにおけるネット業界の動きは活発だ。インブルース氏のように数年前は起業するにも選択肢が限られており、西のシリコンバレーに移ってしまった人々が、最近は選択肢が増えたために戻ってきているのだ。

●この変化の要因は、テクノロジー業界の業務の質が、ネットの基礎的な枠組みを構築するような技術的ものから、消費生産物やアプリを作るようなものへと変化してきたという点にある。

●多くの起業家たちは、ニューヨークの強みであるメディアや広告会社やファッション業界への地理的な近さ(proximity)から利益を得ているのだ。

●そして彼らによれば、ニューヨークのネット業界が活発になるにつれて、シリコンバレーにいるときと同じくらいの便利さが出てきている、というのだ。

●もちろんニューヨークが「テクノロジーの中心部」としての地位を、サンフランシスコ郊外のシリコンバレーから奪うという考えは疑わしい。

●たとえばシリコンバレーに本社を置きつつも、ニューヨークなどに支社をもつ人物によれば、シリコンバレー以外の地域で立ち上げをするというのは資金調達の面から見て不利であるということになる。

●ところがこの状況も変わりつつある。たとえばニューヨークで2007年から2011年までにベンチャーキャピタルの支援を受けて起業したのは500社であり、2007年からこの数は32%もアップしているのだ。

●しかもシリコンバレーを含むニューヨーク以外の地域では、この起業の数は減少傾向にあるのだ。

●前述したインブルース氏はたしかにニューヨークで資金を調達できなかったためにシリコンバレーに移ったのであり、その後に起業資金を得ることができたのは正解だったが、彼はやはりニューヨークに帰ってきた。

●その理由は、大手メディアがここに集まっているからだ

●たとえばニューヨークに戻ってきた直後から、彼は大手のテレビネットワークであるABCと交渉をはじめ、相互提携することで合意している。

●このような点でニューヨークは有利なのだが、逆に弱点は人材にある。

●シリコンバレーにはスタンフォード大やネット関連企業が集中している土地であるために、若くて優秀な人材は豊富なのだが、ニューヨークをはじめとする東海岸では、若い才能は全員が金融関係に流れていってしまうのだ。

●そして彼らはかなりの高給を要求するため、起業したばかりのベンチャー企業にとって雇うのは困難なのだ。

●ハリス氏は自分の会社TutorSpreeを去年シリコンバレーからニューヨークに移したのだが、やはり現地で優秀なエンジニアやプログラマーを雇えるかどうか心配であった。

●しかしこれは杞憂に終わった。なぜなら彼は、ニューヨーク以外で人材を募集し、雇った彼らに対してニューヨークに引っ越すように説得したからだ。

●金融危機も、人材確保という意味では、ニューヨークのテクノロジー系ベンチャー企業にとって有利になった。金融系から優秀な人材が流れてきたからだ。

●ところがハリス氏はこのトレンドも長続きしないと見ている。なぜならテクノロジー系の景気が一段落すれば、また人材が金融系のほうに流れる可能性もあるからだ。

●シリコンバレーには、起業家たちにとって、環境面で非常に有利な点がある。

●それは、周囲の不動産や金融関係者が、起業家とのつきあい方に慣れているという点だ。しかしニューヨークにはその環境がまだない。

●たとえばある女性起業家がファッション系のサイトを立ち上げたとき、ニューヨークでテナントを探していたとき、地元の不動産屋では「過去五年の業務実績を見せてくれ」と言われたのだが、彼女が起業したのは去年の7月なのだ。

●もちろんニューヨークには有利な点がある。それは、全てが地理的にコンパクトにまとまっていることであり、テクノロジー面での競争もまだそれほど激しくないという点だ。

●シリコンバレーでは世界のテクノロジーの最先端にいるという感覚が味わえるのは良いのかもしれない。しかし逆にニューヨークではオフィスを出れば、すぐそばにCNNのビルがあったりするわけで、謙虚にならざるを得ないという。

●シリコンバレーから来た人々の中では、ニューヨークの喧噪に慣れないエンジニアたちもいるという。ある起業家は、最終的には忙しいニューヨークよりも、ゆったりと落ち着いたシリコンバレーに戻るつもりだと言っている。

●「ニューヨークは好きじゃないですね。でもビジネスには最高の場所なんですよ、ホントに

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「軍事における革命」(RMA)関連の文献や「サイバー戦」に関するものでもたまに見かけますが、テクノロジーによって地理が消滅したという、いわゆる「テクノロジー楽観論」には、ちょっと注意しなければなりません。

とくにビジネスの場合は資金調達や人的交流の面でどうしても土地に縛られてくる面があるというのは、上の記述でも明らか。

前にここに載せたエントリーでもありましたが、結局のところは人材が集まって交流しているか、そして資金調達というロジスティクス系の問題が実は決定的なのかなと。

それと、アメリカのインターネット業界もビジネスの質がメディア系や消費者向けのものに大幅に変わってきているからニューヨークに移ってきている、という指摘は重要なのではないでしょうか。

何度も言いますが、テクノロジーによって「変わる点」と「変わらない点」を見極めるのが一番大切なのかもしれません。

クラウゼヴィッツ式の言い方だと、「戦争の文法は変わるが、ロジックは変わらない」ということかと。東洋の言い方だと「易不易」でしょうかね。

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by masa_the_man | 2012-05-28 21:48 | 日記 | Comments(2)
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(日経5/26: p.8より)
by masa_the_man | 2012-05-27 21:42 | 日記 | Comments(4)

アル中の特効薬?

今日の仙台は昨日の雨から一夜明けてよく晴れました。

さて、いつもとは違ってアルコール中毒の治療法に関する興味深い記事がありましたので、その要約を。

なぜアル中の治療法がこのブログに関係しているかというと、それは「テクノロジー」についての思想の一面がここに色濃く反映されているからです。

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アル中を「完治」する方法は存在するか?

●もしアルコール中毒が「病気」だとすれば、それを「治す」錠剤はあるのだろうか?答えはイエスであり、ノーでもある。

●この症状の患者について長年調査した結果、何人かの研究者たちは、いくつかの薬とセラピーを使えば、この深刻な依存状態を解決することができると考えはじめている

●何人かの患者は、この方法で「完治した」と感じるという。

●たとえば49歳のアル中の女性は、いままで試した四つのプログラムに失敗した後に、ナルトレクソンという薬を使ってようやく依存症を脱することができたと言っている。

●彼女は「この薬がなければ、アル中から脱出することは不可能だったわ」と言っている。

●ところが問題は、アル中というのはガンと一緒で、患者にもさまざまなタイプのものがあるという点だ。なぜなら、人が酒に走る理由は遺伝的なものから心理的なものまで、一様ではないからだ。

●つまりこの女性に効いた薬も、他の患者には全く効果がない、ということもありえるのだ。

●ある依存症の専門家たちは、最近の鬱病の患者にたいするのと同様のアプローチの仕方を提唱しはじめている。

●それは、まず自分の症状にあった薬を選び、それと一緒に長期的な回復を目指して色々なセラピーを行うというものだ。

●ところがアル中関連の業界では薬を使うアプローチを敬遠する人々も多い

●たとえば「アル中匿名センター」と「ベティー・フォード・センター」などの組織では、多くの中毒患者たちを禁制・禁欲などを通じて救ってきた実績をもっており、薬や注射などは使っていない。

●専門家の中には、薬を使うアプローチというのは、単に依存源をアルコールから薬に代えただけだ、と批判する人もいるほどだ。

●ところが上述した組織の強調する「12ステップ」や自己抑制などが唯一の治療法だと考えられて時代はかなり昔のことだ。

●なぜなら最近の医師たちは、この依存症を「患者の意志の弱さ」というよりも、むしろ高血圧や糖尿病のような慢性的な病気であると考えるようになっているからだ。

●そしてこのような慢性的な病気には、薬で対処できるという考えなのだ。

●現在アメリカでアル中の治療薬として認可されているものは三つあるのだが、そのうちの二つ(ナルトレクソンとアカンプロセイト)が患者の「飲みたい」という欲望を抑制する効果を持っている。

●三つ目のディスラファイラムは「アンタビュース」という名前で知られているが、これは患者がアルコールを取ると気持ち悪くなるようにするものだ。

●脳内の化学反応を上手くコントロールすることによって、ナルトレクソンとアカンプロセイトは患者のアルコールについての欲望と効果を軽減することができるのだが、それでも「特効薬」というわけではない。

●たとえばこの薬が効くのは患者の中でも七人に一人の割合であり、あとの六人には全く効果がないのだ。

●他にもトピラメイトという薬は元々発作を防ぐ目的で開発されたものだが、実験では患者の「飲みたい」という欲を抑えるだけでなく、(アル中患者にとっては嬉しいことに)肝臓の機能や血圧まで回復する効果があるという。

●バクロフェンというけいれんを抑える薬も低度のアル中患者に処方されることがあるが、その効果は微妙だと言われている。

●このように、有効な薬を処方するアプローチが増えてきているのだが、それが本当の結果につながるリハビリをさまたげるものであるという批判も根強い。

●たとえばベティー・フォード・センターのある医師は、「投薬だけに意識を集中させてしまうと、完全に人間の生物学的な問題になり、患者自身の意識にとってマイナスになることもあります。彼らはそれが単なる肉体の問題であって、自分は努力しなくてもいい、と考えるようになってしまうからです。」と言っている。

●「われわれは既存の12ステップをつかって、やはり患者に自分の依存症に正面から取り組んでもらいたいのです。彼らが心からこの症状改善にコミットすることが一番大切なことだと考えるからです」

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アル中というのは人類が酒を発明した時点からあった極めて古い問題だと思うのですが、その古い症状に対して「薬」というテクノロジーを活用して人の意識を使わずに自動的に治してしまおう、という点が見え隠れしております。

哲学的に言えば、これは「心身問題」(mind-body problem)の話に近いかと。人間の思考と肉体は別なのかどうか、という切実な問題が。

そういえば私が最初に留学したカナダで驚いたのは、彼らが薬(痛み止めなど)をかなり日常的に使っている様子でした。私の家ではあまり薬を飲まなかったのでけっこうビックリしましたね。

ただし最近の日本人の中には、けっこう薬が好きな人が多いようで、そういう面でもかなり「欧米化」しているんでしょうか。

ちなみに私は西洋式の薬というのは「順次戦略」的で、日本人が昔から使ってきた漢方薬というのは「累積戦略」的だと考えております。

余談かもしれませんが、この「薬」というテクノロジーに対する人々の反応は、「原発」というテクノロジーに対する態度にも共通するところがあるような。
by masa_the_man | 2012-05-26 20:52 | 日記 | Comments(0)
お知らせです。

佐藤優氏も連載されているあの「月刊日本」に、「米軍の全軍撤退を想定せよ」という刺激的なタイトルで私のインタビューが掲載されました。

「ソフト・バランシング」という概念の他に、ミアシャイマー本である「なぜリーダーはウソをつくのか」の紹介などをしております。

ご興味のあるかたはぜひ!
by masa_the_man | 2012-05-24 18:48 | 日記 | Comments(0)
さて、またメルマガを更新しましたのでお知らせします。

今回はいつもと趣向をかなり変えて、本ブログのエントリーをネタにして、読者のみなさんにある「挑戦」をしております。

そのネタとはもちろん「オフショア・コントロール」という概念です。

これを元にした私からの「挑戦」にたいして、みなさんはどうやってクリアするのでしょうか???

ということで、興味のある方はこちらまで!

▼これから「戦略」の話をしよう-アメ通「白熱教室」-▼
http://archive.mag2.com/0000110606/index.html

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■日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信
http://www.mag2.com/m/0000110606.html
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by masa_the_man | 2012-05-24 17:54 | 日記 | Comments(4)

皇居と御所

今日の横浜北部はよく晴れまして、かなり快晴の素晴らしい一日でした。

さて、ここ数日間行っていることについて一言。

ご存知の方はご存知かと思われますが、ひょんなことからある会社の社長にお誘いを受けまして、ボランティアで皇居内のお掃除に連続四日間のスケジュールで参加させていただきました。

そして本日無事に三日目を終えてきました。

一日目は雨であったために午前中だけで午後は中止になってしまったのですが、昨日の二日目と今日の三日目は晴天に恵まれたため、それぞれ皇居と赤坂御所で務めを果たしてくることができました。

この三日間でかなり色々なことがあったのでここに書き切れないほどですが、とにかく偉大な人物にお目にかかることができて大変光栄でした。

けっこう微妙な問題があるのでここに書いていいのかわからないのですが、とにかく言えるのは日本の統治システムの特異性です。権威と権力を分けているというのはすごい知恵かと。

とにかくまだ頭の中でまとまっていないので、詳しい話は明日終わってからここに書きます。
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by masa_the_man | 2012-05-24 17:19 | 日記 | Comments(0)
今日の横浜北部は朝曇りがちでしたが、日蝕のあとから晴れだしました。私は日蝕のことすっかり忘れてましたが・・・

さて、本ブログに数週間前にアップした「孤独が創造性をアップする」という内容の本の書評を覚えているかたもいらっしゃると思いますが、あの話の続編とでもいうべき記事が出てきましたのでその要約を。

ちなみに私がここで紹介したその「孤独本」(原題はQuiet)は、なんと分厚いのにもかかわらず日本で翻訳されるのが決まったみたいです。

しかも本ブログに書かれているものをある出版社の人が見て、ということらしいです。意外と本ブログは影響あるんですかね??

ということでまずは要約を。

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「壁」の復活?:職場のうるさい隣人をブロックする方法

●世界中のオフィスでは壁がどんどん消滅して行っているが、パーティションの中の孤独を好む人たちは、色々と対策を練っている。

●いままでの彼らのやりかたは、本や書類をうずたかく積み上げるというものだったが、最近ではヘッドフォンなどで隣人の会話をブロックする、いわゆる「テクノロジーによるエチケット」を使う人も増えている。

●実は最近のオフィスでは、パーティションのような仕切りによってプライベートな環境をつくることへの要求が働く人々の間で増えてきており、その要求に答える会社も出てきたし、社会科学でもその効果が研究されつつある。

●たとえばオフィスをつくりかえているある会社では、なんと特別な音を発生させることによってこの対策に乗り出しているというのだ。

●この対策とは「サウンド・マスキング」と呼ばれるもの。

●たとえばあるカリフォルニア大学バークリー校の学者は、オフィスで働く人々の不満の発生や生産性が落ちる原因について幅広く調査しており、世界中の6万5千人のケースを集めたという。

●この調査の結果によると、全体の半分以上の人々が「会話のプライバシー」について不満を持っていたという。

●「一般的に言えるのは、オープンなオフィスで他人の会話が聞こえるのは好きじゃない、ということですね」とはその研究チームのリーダーの弁。

●「しゃべってうるさくしている人というのは、実は自分の話の内容のプライバシーについてはあまり気にしないんですが、それ以外の人々というはうるさいと感じるものであり、オフィスのデザイナーたちはその声を実際の環境に反映させはじめたところなのです」

●マサチューセッツ州のあるソフトウエア会社では、三ヶ月前からオフィスにある特別な装置を取り付けた。

●その装置の名前は「ピンクノイズ・システム」というもので、オフィスに設置した大型のスピーカーから柔らかい「シュー」という通風口から聞こえるような音を発信するものだ。

●この音は、実は人間の発する音声とほぼ同じ帯域の周波数のものなのだ。

●この会社は、この装置を職場の誰にもいわずに実験的に使いはじめ、三ヶ月後のある日に試しにストップしてみた。

●すると驚いたことに、オフィスの人々がフロアの管理人に一斉に文句を言い始めたのだ。しかもわずか数人ではなく、かなりの数の人間が、である。

●管理人いわく、「いや、驚きましたよ。だって彼らは18メートルも向こうの人々の会話がうるさいって言い始めたんですから。装置をつけていた時は6メートル先の会話でもほとんど聞こえなかったくらいですから当然といえば当然ですが」

●空間と資金の節約するという理由をのぞけば、オープンスペースの利点というのは働く人同士のコミュニケーションを活性化するところにあると言われていた。

●人々が交わることによってイノベーションが生まれる、というのだ。

●ところが最近わかったのは、あまりにもコミュニケーションが活発化しすぎると、それとは逆の効果が生まれる、ということだ。

●それはつまり、プライバシーの喪失であり、隣の仕事仲間を邪魔してやりたい、という人々の欲望をかき立ててしまうということだ。

●ある研究者によれば、人々はオープンオフィスだとプライバシーのことを気にかけて、なるべく他人との会話を短くしてしまおうとする傾向があるという。

●つまりわれわれは、オープンな状況での協力とプライバシーの必要性とのバランスを模索している最中だ、ということだ。

●ニューヨークのベンチャー企業が集まるあるビルのオフィスでは、起業家たちは周囲の会話からヒントを得ることが多いと答えている。

●しかし彼らは同時に、プライベートな会話をしたい場合には、洗面所や給湯室などに行ったりして他人から聞かれないようにするという。また、デリケートな問題を話す場合はEメールかチャットを使うという。

●「オープン・オフィスでは多くの人と会話しなきゃならないんですが、有益な会話は少ないですよね。結局のところは意味のない会話に邪魔されてしまうことが多いです」とはこのベンチャー企業の一人。

●このような不満がありながらも、まだ世界ではオープンなオフィスが(とくに情報が多く流れるメディアや役所のような場所では)好まれている場合が多い。

●その典型がニューヨーク市役所で、市長のブルームバーグ氏はこのオープンな環境のことを「ブルペン」と呼んで気に入っているという。

●ところが面白いのは、このようなオフィスには逆に色々な音があってうるさいために、かえって静かなオフィスよりも他人の声が気にならない、という現象があるという。

●フィンランドのある研究所によると、オープン・オフィスで生産を落としている一番の原因は「雑音」であり、統計によればそれは人間の知的生産性を5%から10%落とすという。

●その雑音の中でも「人間の会話の声」というのは直接耳から脳に届くため、最もタチが悪いという。

●そして逆にそのような会話が聞こえないようなノイズがある場所で知的作業をする人というのは、そのパフォーマンスが向上し、気分もよくなることがわかっているという。

●オフィスのデザイナーたちは、これを受けて吸音性の素材を使用し始めており、また小話ができるような小部屋を設置するということも始めている。

●しかしこのような小部屋も、誰かが使っていれば自分は使えないので、一長一短ではある。

●結局のところ、働く人間にはオープンな環境も必要であると同時に、孤独になることも必要である。一言でいえば、これはバランスの問題なのかもしれない。

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いかがでしたでしょうか。

前回のものは完全に「孤独になれ!」というものでしたが、今回は「人の会話の声」がノイズになるから、それをカットできれば効率は上がる、というものでした。

個人的には私も喫茶店に行っていろいろと作業することが多いわけですが、近くで興味深い話をしている人々がいると、どうも気になって作業できないことが多いですね。

そういう場合はノイズ・キャンセリング用のヘッドホンを使用するというのも一つの手なのかも知れませんが。
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by masa_the_man | 2012-05-22 00:09 | 日記 | Comments(7)
もちろん地図は何も教えてくれないかもしれませんが、地理的に見てみるとたしかに面白い

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(cnbc.comより)
by masa_the_man | 2012-05-20 22:35 | 日記 | Comments(10)