戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man

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辺野古のビーチ

今日の那覇は曇り時々雨のあいにくの天候。しかしTシャツ一枚でも過ごせる陽気でした。

さて、先ほどですが沖縄から帰ってきました。時間がないので写真だけでも。

昨日のエントリーでもお分かりのかたがいらっしゃると思いますが、私は普天間、嘉手納、辺野古と、レンタカーを借りて三カ所見て回ってきました。

以下はその時に撮影した写真です。ビデオカメラに内蔵のデジカメで撮影したので画像の質がそれほど良くないのが難点ですが・・・

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↑ご存知の「嘉数高台」からの普天間飛行場の様子。この日はFA18が訓練で飛来したそうですが、私が見ているときは全く何も起こらずに静かなもんでした。昼休みだった?
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↑嘉手納基地のフェンスのすぐ外にこのような農地(?)が。展望台からは発着している飛行機を調べているプロ運動家(?)の方の姿を見かけました。私がいた20分くらいの間にF-15が4機とE-3の一機が飛び立つのを見ました。
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↑「琉球国」というのがミソ
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↑すごい団体名。
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↑実際に綺麗なところです。フェンスの向こう側はキャンプシュワブの敷地内。
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↑活動家のいらっしゃる小屋。この日は中で二人がテレビ見てリラックスしている様子。
by masa_the_man | 2012-04-12 00:42 | 日記 | Comments(0)

沖縄再訪

今日の那覇は曇りの予報のわりには昼間にかなり日差しが照りつけました。

さて、先月に続いて再び本の取材のために沖縄を訪れております。今回のメインは、なんといっても米軍の基地たち。

詳しくは帰ってから書きますが、以下の通りに安全保障関連の人間には関心のある三カ所で写真をとって参りました。とりあえずご覧下さい。

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by masa_the_man | 2012-04-10 23:17 | 日記 | Comments(0)
昨晩のエントリーのつづきです。

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●つまり理性というのは判事や教師のようにわれわれを知恵に向かわせるような働きをするのではなく、むしろ弁護士や政府の報道官のように、すでに行われた行為を正当化するような働きをするという。

●たとえば著者は、近親相姦というタブーを被験者がどのように無理矢理正当化しようとするのかを見せているのだ。

●このような人間の性質を説明するために、著者は進化論的な仮説を使っている。つまり、人間は生き残るために社会的立場を上げて影響力を獲得してきた、というものだ。

●こうなると理性というものは「印象操作」(spin)をするための道具として発展してきたということになる。

●著者はこの仮説から「もし人々の考えを変えたい場合は、理性に訴えかけても無駄だ」と結論づけている。理性ではなく、そのボスである道徳的判断をする人間の「直観」に働きかけないとダメだ、というのだ。

●もちろん著者の理性についての説明はシンプルすぎるかもしれない。なぜならこの本の全体的な狙いは、人間の「学び」を進めるために理性を使いましょう、というものだからであり、これはやや皮肉に聞こえる部分があるからだ。

●ところが著者の本当の狙いは、どうやら「啓蒙思想」そのものを崩すことにあるのだ。彼は読者に他人の道徳的直観の作用に気づいて欲しいと考えているのだ。

●著者は民族学やネットの意見などを通じて調査した結果、西洋社会の道徳観というのは特殊なものであり、普遍的なものではないと論じている。たとえば東洋では個人よりも社会であり、平等よりも秩序などの価値観がある。

●しかもこれらの価値観は決して「遅れている」というわけではなく、人類の歴史の中ではきわめて普遍的に見られるものなのだ。なぜならそれがわれわれの人間の本質にフィットするものだからだ、と著者は論じている。

●彼はこれを世界各地で食べられている食事の志向と比較している。つまり人間はまずそこにある食べられるものを食べるということであり、もしその味が良ければそれを食べ続け、まずければ拒否する、というものだ。

●それと同じで、人間が神や権威やカルマというアイディアを受け入れるのは、これらのアイディアが彼らの道徳的志向とフィットするからだというのだ。

●ここからわれわれは何を学べるのだろうか?著者によれば、われわれは理性と制度が健康的に相互作用を起こす社会をつくりあげることが重要であるということになる。

●この対策として、著者は具体的にいくつかのガイドラインを提供している。

●第一に、市民同士が他者を理解しようとするために同情的になるような関係を作り上げる必要がある、ということ。

●第二に、われわれは一歩引いてじっくりと考える時間をつくるべきである、というものだ。ある調査によれば、良い議論について2分ほど考えれば人間は考えを変える、という結果が出ている。

●第三に、われわれはイデオロギー的な分け方をやめるべきだ、ということ。ここ数十年間で政治思想別に人々がわかれて住むようになった割合は劇的に増加している。

●しかもネットは自分たちの思想を支持する証拠を簡単に見つけさせることができるようになったため、この思想的分裂がさらに悪化している。

●ではこれらのことを実現するにはどうすれば良いのか?著者は自分も参加しているcivilpolitics.orgのようなサイトでそのステップを公開している。

●第一のアイディアとしては、両党の人間が投票できる予備選挙を実施し、党に属していない人の票も入れて穏健派の候補を選べるようにするということだ。第二は予備選挙を行わずにいきなり決選投票を行うこと。これで候補者たちは広い層にアピールすることができる。第三のアイディアは選挙区の組み替えを行って、下院議員選出におけるイデオロギー的な対立を無くすというものだ。

●また、著者は昔のように、議員たちが家族と共にワシントンに移り住むようにすべきだと主張している。こうすることによって議員たちは互いに親交を深め、協力し合えるようになるからだ。

●もちろん著者のこのような提案の多くはあいまいであったり、不十分であったり、実行するのがむずかしい場合が多い。

●だがそれでもOKなのだ。なぜなら彼が始めたいのは、議論を行って自分たちを制御していくために、ただ人間の本質ー―われわれの感情や社会性、そして道徳性ーーをよりよく理解するために対話をはじめることだからだ。

●そしてこの点については彼は成功している。本書は「人類の自分を知るための知識」としては記念碑的な作品となっているからだ。

●しかし著者は一体誰のためにこのアドバイスを与えたいのであろうか?本書の言うように、もし人間の直観が軽卒であり、理性はたんなる自己正当化にしか使えないものであるというのら、彼はわれわれのどの部分が人間をコントロールできると思っているのだろうか?著者が全く触れていないジレンマはここにある。

●著者の道徳を選択するこの知覚について自覚していない点は批判されても仕方のないように思う。人間の中にそなわっている甘味を感知する機能のように、道徳的な好みを感知する機能というのは危険なものである可能性が高い。

●それでも著者が正しいのは、人間の今までの性質を(それが乗り越えるものであるものだとしても)的確にとらえているからだ。
by masa_the_man | 2012-04-09 23:51 | 日記 | Comments(0)
今日の横浜北部は快晴でした。しかし気温はやや低めですね。

さて、一昨日に引き続き面白そうな本の紹介を。

人間の「理性」についての説明です。これは面白そう。

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なぜみんな仲良くなれないのか?

The Righteous Mind:Why people are Divide by Politics and Religion
by Jonathan Haidt

●あなたがリベラル派だとしよう。

●あなたは知性が高く情報をよく知っており、保守派のことを心の狭い人だと考えている。そしてあなたはなぜアメリカの労働者階級が共和党に投票するのか理解できないのであり、おそらく彼らは騙されているのだと考える。

●ところがあなたは間違っている!

●この警告はヴァージニア大学の社会心理学者である著者によって発せられたものだ。彼自身は2009年まで、自分のことを「ややリベラルな人間だ」と考えていたという。

●本書で著者は、リベラル派の考え方を豊かにすることを狙うと同時に、人間の本質というものをより深く理解することを狙っている。

●彼が本書で展開しているのは、「人間は根本的に直観的な生き物であり、決して“理性的”ではない」ということだ。

●つまり本書の結論は、「誰かを説得したいと思うのなら、彼らの感情に訴えかけないといけない」ということだ。

●ところが彼は政治的な勝利よりももっと深い知恵を求めている。そしてその知恵とは、「政治というのは意見の違う他人を操作することではなく、その他人から学ぶことにある」ということだ。

●著者は民族学、進化理論、実験心理学などを使って、近代における「理性」への信頼を完全に否定している。

●たとえばスコットランドの哲学者デヴィッド・ヒュームは「理性は情熱の奴隷である」と悪名高い言葉を残しているが、これは著者によればほぼ正しいことになるのだ。

●環境学者でファシストと言われたE.O.ウィルソンや、プラトンの『国家』の中の皮肉屋として登場する人物であるグラウコンでさえ、理性よりも生物学的や感情的な面を強調したという意味で「正しかった」のだ。

●よく政治で人々が思い浮かべる質問は、「なぜ反対側のやつらは理性的に考えられないのだろう?」というものだ。

●ところが著者によれば、それは「われわれが自身が理性を聞くようにはできていないから」なのだ。

●たとえばある価値判断を迫られるような質問をした時の脳の様子についてスキャンした状態で見てみると、人間というのはまず結論を先に導き出し、それを正当化する理由をあとで考え出すということが判明している。

●たとえば著者は極めて奇妙な質問(「飼い犬が死んだら食べてもいい?」など)を被験者にしており、もちろん彼らの答えは「ダメ」なのだが、彼らはその理由を答えられないのだ。

●ここで問題なのは、人々が理性を使わないということではない。実際彼らは理性を使うのだが、それはすでに自分たちが出した結論(敵対者側の結論ではない!)を支えるために使われるものなのだ。

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続きはまたあとで。
by masa_the_man | 2012-04-08 23:49 | おススメの本 | Comments(5)

今日の横浜北部は快晴でしたがけっこう冷え込んだような。

さて、テクノロジーと人間の関係について興味を持っている私としては非常に興味のある、ネットの表示速度に関する記事です。

やはりネットユーザーたちは「サイボーグ化」しているんですな。ガンダム用語では「ニュータイプ」ということになりますが・・・・。

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気ぜわしいネットユーザーにとっては、まばたきの瞬間でも遅すぎる

by スティーブ・ロアー

●「ちょっと待って」(wait a second)というのは長すぎる。

●グーグルのエンジニアが最近発見したのは、人間にはウェブページを見るとき、まばたきの瞬間の時間でさえ待たされるのにもがまんできない、ということ。つまり「1秒」では長すぎるのだ。

●これほどの短時間でも、人々のウェブサイトを検索しようという気が減退するというのだ。

●グーグルのあるエンジニアによれば、「潜在意識の中で、人間というのは少しでも待ちたくないみたいです」とのこと。つまり「コンマ数秒でも大事」なのだ。

●グーグルをはじめとするIT系の会社は、このウェブサイト表示のスピードアップに努力しはじめており、これは大量のデータを扱うスマートフォンの普及に原因がある。

●そのおかげでデータの大量送信のスピードの競争がおきはじめ、デジタル通信は渋滞気味になっているからだ。

●たとえば最近の研究でわかっているのは、「人間というのはあるサイトが他のサイトと比べて0.25秒表示が遅いだけで、そのサイトへの閲覧を避けるようになる」というものだ。

マイクロソフト社のあるエンジニアによれば、この「0.25秒の差」がウェブサイトのマーケティングの上で違いを生む決定的な差らしいのだ。

●もちろん消費者側のサイトに対する期待はそれぞれ異なっており、たとえば検索サイトよりも高画質な写真や動画が含まれているサイトだと、人間は見ているほうは少し長めに忍耐強く待つことが判明している。

●しかし調査によれば、動画のダウンロードが少しでもつまった場合、5人のうちの4人のオンラインユーザーは別のサイトに移動してしまうという。

●現在のテクノロジーのレベルだと、携帯電話からだと1ページの平均表示時間は9秒だが、PCの場合は世界平均は6秒、ところがこれがアメリカの場合だと3.5秒となる。

●ところがグーグルをはじめとするメジャーな検索サイトでは、結果は1秒以内に終わることが多い。

●アカマイのような会社にとって、スマートフォンのスピードへの欲求は新しいビジネスとなっている。この会社は、ウェブサイトの表示を素速くするサービスを提供している。今月末にアカマイはスマホ向けの表示時間短縮ソフトを提供するという。

●米政府も携帯コンピューターにおけるスピードの重要性に気づいている。今年2月には議会がさっそく動き出していて、テレビ用のバンドを携帯用にオークションで獲得できるようにする法案について審議しはじめている。

●考えてみれば、ネットの歴史はいかにスピードの壁をやぶるのかという課題との格闘の連続であり、それを乗り越えてきたのはイノベーションがあったからだ。

●まず第一に行われたのは光ケーブルなどを大量に設置することだったのだが、それがある程度行くと、今度はアルゴリズムを変える通信面でのソフトの進化が出てきており、またサーバーをユーザーの近くに設置する動きも出てきた。

●MITの研究機関から生まれたアカマイという会社は、その問題を解決するためだけに特化した会社であり、現在メジャーなサイトのほとんどはアカマイのテクノロジーを使っている。

●アカマイは次のチャレンジとして、スマホ関連のものが最大のものになると考えている。

●「ユーザーの期待は段々高まっており、より短い表示時間が求められているのですが、肝心の携帯ネットワークのほうがそれに追いついていないというのが実情です。だからそこにビジネスのチャンスがあるのです」とはこの会社のトップでありMITの教授でもある人物の弁。

●スピードへの欲求そのものも増加している。

●1960年代初期にBASICという言語を開発したダートマスカレッジの二人の教授は、生徒たちが巨大な一台のコンピュターに接続されたキーボード台にアクセスできるようにしたのだが、彼らが発見したのは、10秒以上反応時間が越えると生徒たちはコンピューターを持ちたいとは思わなくなる、というものだった。

●ところが2009年のある調査機関によれば、オンラインショッピングをする人々は1ページあたり2秒以内に表示されることを期待しており、3秒以上かかったサイトはほとんどの人が閲覧をやめるという結果が出ている。

●ところがそのたった三年前の同じ調査では、その平均時間は4秒間だった。

●この「2秒ルール」はいまだにスタンダードだとされているが、最近の研究ではこれもすでに古くなったルールであるという結果が出ている。

●ネット上でも最大の広告収入を獲得しているグーグルは、ネットの速度が上がれば一番恩恵を受ける存在でもある。ところがグーグルは2007年にGメールをサービスに追加したことでサイト全体のスピードが格段に落ちたことがある。

●それでも全員がこのウェブサイトのスピード化について行っているわけではない。

●たとえば前述のBASICを開発したダートマスの元教授の一人は現在84歳だが、「私には十分すぎるくらいのスピードだね」とコメントしている。
by masa_the_man | 2012-04-07 22:00 | Comments(3)
久しぶりに本の紹介です。というか、本を紹介した記事の紹介なんですが(苦笑


Imagine: How Creativity Works
by Jonah Lehrer

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「創造性」はどう発揮されるのか?
by ジョナー・レーラ―

●マンガに出てくるような、電球がついた瞬間の「ヒラメキ」というのは人間の頭の中でどのように生まれるのだろうか?革命的な発明を生み出す「きっかけ」のようなものはあるのだろうか?

●ジャーナリストである著者がこの本の中で使う古典的なケースは以下の通り。

●ナイキのキャッチコピーである"Just Do It"は、広告会社の創設者であるダン・ウィーデンが、死刑囚となったゲイリー・ギルモアが、死刑執行の直前に「さあ、やろうぜ」(Let's do it!)と言って執行人たちをいらつかせたというエピソードを、たまたま仕事仲間がその話を書いたノーマン・メイラーの本について語っていたときに思い出したことによって思いついたもの。

●ポストイットは、3Mのエンジニアであったアーサー・フライが教会で賛美歌を歌うときに、歌詞を書いた本から栞が落ちてしまうことが不満だと感じていた時に発明。ちょうどその頃に開発中の紙用の弱い粘着力の糊を、栞の代わりに使うことを思いついたという。

●世界的に有名なバービー人形は、マテル社の創設者であるルース・ハンドラー女史がスイスへ旅行中に、タバコ屋に飾ってあったブロンドの人形を見て思いついたためだと言われている。

●彼女はドイツ語がしゃべれなかったためにわからなかったのだが、この人形はどうやら男性向けの卑猥な想像力をかき立てるセックスシンボルとして売られていたものであり、彼女はその代わりにそれを女の子向けの人形にして世界的大ヒット。

●著者によれば、一八世紀の社会学者であるデヴィッド・ヒュームは発明というのは往々にして「組み替え」であり、ある分野のものを全く別の分野のものと組み合わせることによって生まれるものであると論じていたという。

●その証拠に、ヨハネス・グーテンベルグはぶどう搾り機の知識を印刷機につかって人間の知識を広めることに貢献し、ライト兄弟は自転車屋だったのであり、その技術を最初の飛行機につかった。マジックテープの開発者は、イガイガのついた植物の実が自分の犬の毛にくっついていたのを見て思いついたという。

●これらのケースからわかるように、著者が指摘するのは、「劇的に新しいコンセプトというのは、単に古くからあるコンセプトを新たに組み合わせたもの」ということ。

●InnoCentiveというサイトで示されているのは、科学で難問とされていた問題の解決は、その分野では主流のところにいなかった人々によって行われてきたという。

●著者によれば、「分子生物学の学者は自分の分野に革命を起こしたわけではなく、化学者が新発見をした。また化学者が分子生物学の問題を解いている」ということ。

●つまり本当の創造性というのは、取り組んでいる専門の問題から一歩引いてアウトサイダーとしての視点をもち、やや別の角度から見ることによって生まれるらしいのだ。

●だからこそ創造性を発揮するには頻繁に旅行して思考を解き放つことが効くわけであり、(社会のルールをまだ学びきっていない)若者が年長者たちよりも創造的であることが多いのだ。

●本書の後半では、「グループではイノベーションはどのように発揮されるのか」という問題について論じている。

●著者によれば、ブロードウェイのミュージカルを調査したある研究で出ているのが「コラボレーター同士の人間関係が、舞台を成功させる上で最も重要な要素である」ということ。

●ジョブスが創設したコンピューターアニメの会社であるピクサーもその典型的な例だ。この会社では郵便受けやカフェテリアなどが会社の中央にまとめられ、人間が日常的によく出会うように工夫されていた。「最高の出会いは会社の廊下や駐車場でしたよ」とはこの会社で働いていたプロデューサーの弁。

●著者は創造性を発揮させるための「環境」の重要性についても言及している。つまり、想像力は都会のような様々な文化が地理的に近いところで互いに混じり合ったところで発生する、ということだ。

●そしてこの都市生活の「近さ」は、インターネット上における「近さ」と同じ意味で創造性の発揮に貢献するという。

●著者は結論として、「自分の好きなことだけ集めてリンクするだけでなく、われわれはいつもと違ったアイディアや人に積極的に出会わなければならない。ネットは可能性にあふれたスゴい存在だが、今われわれがやらなければならないのは、それを現実化することである」とまとめている。

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結論はまあ当たり前というか、昔から言われていたことの言い直しという部分もありますが、使われている例がけっこう面白いですね。

本文も280ページほどなので、もしかしたら日本でも翻訳されるかも?
by masa_the_man | 2012-04-06 18:00 | おススメの本 | Comments(0)
今日の横浜北部は朝からスッキリ晴れておりました。

花粉がかなり飛んでいるようですが、ほぼ完治した自分としてはかなりさわやかに過ごせております。

さて、例のごとくメルマガを更新しましたので、興味ある方はご覧下さい。

2012年04月05日 「世界なんていわばエゴとエゴのシーソーゲーム

内容ですが、基本的には「一つの概念から大きな流れを見る」というものでしょうか。具体的には最近の三つのニュースの共通項を探るものです。

もう少し短く書きたいんですが、最近は書きたいことがたくさんありすぎまして・・・
 
by masa_the_man | 2012-04-06 14:34 | 日記 | Comments(2)
今日の横浜北部は昨夜の嵐とはうってかわってスッキリ晴れております。

さて、前のエントリーの続きを。質疑応答なんですが、この後のやり取りはけっこう短かったです。ただし図式としては、インドと韓国の研究者たちが中国の若手研究者に噛み付く、というスタイルでした。

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Q:中国はなぜ海洋面で拡大主義をとっているのですか?(韓国の研究者の質問)

●同じような質問を多くの人々に聞かれるんですが、それに関して私からは何も言えないんですが、とりあえずその質問が出てくる背景だけ述べさせて下さい。 

●ある調査によれば、中国は過去十年間に陸の国境でかなり譲歩をしているということが挙げられます。具体的にはロシアや中央アジアの国々やベトナムなどとの国境策定交渉で、中国は主張するうちの49%だけしか獲得できていないということです。

●「譲歩」という言葉を使うとすれば、ではなぜ海洋で同じように「拡大する」と言えるのでしょうか?

Q、鋭いご指摘だとおもいますが、毎年発表されている文書では「清朝以降に失った領海をすべて取り返す」と書かれているんですよ。これについてはどう思うんですか?これじゃあ「モンロードクトリン」の現代版ですよ。

●私はただ事実を見ているだけですよ。中国は主張している分の49%しか獲得できていないんですよ。

●海洋面でも中国にはあらかじめどのような方針を持って行くのかという点についてはコンセンサスがないんです。

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これだけです。ちょっと短いですが、基本的に中国は何をしたいのかわかっていない、ということですね。

中国側の問題としてあるのは、まず誰がキープレイヤーなのか見えず、プレイヤーがやたらといるという点と、国家としてのコンセンサスが決定できていない、ということでしょうか。

まあどの国家もコンセンサスができている国というのはほとんどないわけですが、中国の場合はあのサイズですからねぇ
by masa_the_man | 2012-04-04 14:27 | 日記 | Comments(0)
今日の横浜北部はよく晴れましたが、けっこう寒かったですね。

さて、本日のオフ会終了しました。ご参加いただいた方々には本当に感謝です。

それにしても山田洋行氏の発表といい元少年自衛官の方の話といい、とても勉強になるものでした。また、会場主の方のヘッドハンターの経験からの発表は戦略論もからめてなかなかのものが。

ということで、次回のオフ会は5月6日(日)です。

発表テーマは「インテリジェンス」と「鉄道のチョークポイント」ということで決定しております。ご期待下さい。
by masa_the_man | 2012-04-01 23:02 | 日記 | Comments(0)