戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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カテゴリ:おススメの本( 84 )

今日の横浜北部は快晴で暖かかったのですが、風が強かったですね。

さて、久しぶりに書評的なものを。

私が週刊ダイヤモンドで「私の“イチオシ収穫本”」という短い書評コーナーを隔月で担当していることをご存知の方もいらっしゃると思います。

この次の書評のために、私は先週、十数年ぶりにかかったインフルでダウンしていたときに、以下の本を部屋にこもって読んでおりました。

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著者はジョン・ルイス・ギャディスという、英語圏で国際政治を学問として学んだことのある人だったら「冷戦史の世界的権威」として誰でも知っている超有名な学者なのですが、この人がイエール大学や米海軍大学で長年受け持っている「大戦略」の講座を書籍化したものが本書です。

詳しい本の中身の紹介は、すでにネットに書かれている書評や、数週間後に週刊ダイヤモンドに掲載されるであろう私の短評コラムを参考にしていただければよいのですが、私がそれでもなぜこの本をわざわざ紹介しようと思ったのかといえば、それはこの本が実に戦略の「理論書」として優れものだったからです。

結論だけ先に言いますと、この本は「自分がリーダーだったら戦略をどう考えるべきか」を、西洋のリベラル・アーツの伝統としてよく読まれる文献を参考にしながら、「あーでもない、こーでもない」と寄り道しつつ歴史的な例とともに説いていく、というものです。

もちろんギャディスは自分の専門である冷戦史の知識をふんだんに使って説いていくとおもいきや、実際に使われるのは古代ギリシャのペロポネソス戦争からルーズヴェルトまでの、実に古典的な事例ばかり。

ただし私が本書で一番心に刺さったのは、このような歴史の事例の鮮やかな使い方による「物語的」な文章の流れではなく、ギャディスが歴史家であるにもかかわらず、その戦略の理論的な面での把握が、私が翻訳してきた戦略の理論家たちのものと非常に似通っていた点でした。

そのエッセンスだけいえば、ギャディスが本書で言っている(と私が考える)のは、

「戦略を考える場合に重要なのは、相反する矛盾的な現象をバランスよく多元的にとらえること」

なのですが、これに必要なのがリベラルアーツを学ぶことによって得られる「常識」(コモンセンス)だというのです。

「なんだか当たり前の結論だ」

という言うのがほとんどの人々の感想かもしれませんが、私はこのギャディスの結論にしびれました。その理由は、以下の戦略家たちのアイディアを見てもらえばおわかりいただけるかと。

まず私が最初に「戦略家」としてその著作を翻訳したのは元米海軍士官であったJCワイリーの主著『戦略論の原点』ですが、この本の短い第3章の中で戦略の実行のされ方には「順次戦略」と「累積戦略」という大きくわけて二つのアプローチが存在し、この二つの相矛盾するアプローチのバランスをとることが勝利には欠かせない、と提案しているのです。

次に私が直接教えを受けたコリン・グレイですが、この戦略家はクラウゼヴィッツの『戦争論』で説かれている戦争・戦略において発生する「摩擦」を思考の大前提に置きつつ、そこに含まれる多元的な相反する要素によるジレンマで生じる「戦略の難しさ」というものを、主著の『現代の戦略』や『戦略の格言』などで全面的にアピールしております。

同年代のエドワード・ルトワックも、主著である『戦略論』の中で展開して世界的に有名になった「パラドキシカル・ロジック」という概念を使って、戦争で発生する彼我の敵対関係によるダイナミズムを説明し、これを克服するためには平時の思考を捨ててしまえ!と説くわけです。

そしてなんと言っても『真説 孫子』では、「孫子兵法」の中に出てくる「正・奇」「虚・実」「強・弱」のような相矛盾する概念に注目し、孫子(と老子)が戦争や戦略のダイナミズムを陰陽論として捉えていることを、タオイズムだけでなく、ジョン・ボイドやバジル・リデルハートの考えを手がかりに分析しているのです。

興味深いのは、秀逸な解説を書いている経営戦略の理論家として名高い野中郁次郎氏の言葉でして、ちょっと長くなりますが、ネットに上がっている解説の言葉をそのまま引用すると、


「本書で展開されている以上のような考え方は、実は私が近年考え続けている「二項動態論」と非常に近い。それは、次のような考え方である。対立して分断していると見える二項は実は一体であり、二項はその一体の両面(デュアリティ)であって、それらの間には幅のある中間部があり、二項を白と黒の両極とすれば、その中間部は濃淡のある灰色のグラデーションである。さらに、その二項は中間部で相互作用しており、その相互作用の強さも場所も環境の変化に合わせてダイナミック(動態的)に変化しバランスを取りながら動いている。つまり、社会に数多く存在している矛盾やパラドックスと呼ばれる「二項対立」は、実は分断して動きがない(取れない)現象ではなくて、絶えず変化し続けているのであって、実践的には大きく環境が変化するまで「動的均衡」をいかに維持していくか、新しい環境に合わせていかに二項をより高い次元で折り合わせて統合するか、という問題なのである」

ということを述べておりまして、まさにこれは孫子の「陰陽論」やルトワックの「パラドキシカル・ロジック」などと共通する認識です。

『大戦略論』を読むかぎり、ギャディスは孫子とクラウゼヴィッツを除いては、「戦略の理論書」そのものを読み込んできたようには思えませんが、古典的な文献や歴史書を長年読んで教えているうちに、どうやらギャディス自身はこのような「相矛盾する要素をダイナミックにとらえる見方」というのを「常識」として会得したように思えてなりません。

これは同じく(戦争の)歴史家であるローレンス・フリードマンが、日本での近刊である『戦略の世界史』において、どちらかといえばカタログ的に様々な戦略のアイディアを歴史的な例から掘り起こしていたのに終始していたのに比べると、より実践的な「考え方」をイメージし、それを教育しようとしていた点において、ギャディスに軍配が上がるのを認めないわけにはいきません。

もちろんギャディスはかなり周りくどい言い方やエピソードを使ってこのような戦略のエッセンスを教えようとしているので、戦略書や西洋のリベラル・アーツ文献に馴染みのない初学者にはとっつきにくい印象を与えるかもしれません。

ところがその「常識」として到達しているレベルはかなりのものであり、たとえばトルストイの『戦争と平和』のズームインとズームアウトを多用する描写や、小説家フィッツジェラルドの矛盾を良しとする言説を使って説明するなど、知的レベルの高いアプローチで戦略論のエッセンスを伝えようとしている点はさすがです。

学者が本業ではない講義録などで名著を生んだ例としては、いま思いつくのはEHカーの『歴史とは何か』ですが、その戦略理論版が今回ご紹介したギャディスの本と言っても差し支えないほど、とても参考になる良い本でした。
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(横浜駅西口の風景)

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by masa_the_man | 2019-02-04 21:50 | おススメの本 | Comments(0)

地経学の本

今朝の横浜北部は曇っていて寒いです。今週末は天気が崩れるらしいですが。

さて、久しぶりに本の紹介です。

おかげさまで好評のルトワックの新刊『日本4.0』ですが、この本の後半の第8章で「地経学」(geoeconomics)という概念が出てきたことは、お読みになった方は気づかれたかもしれません。

それを受けて、今回紹介する本は
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ロバート・ブラックウィル&ジェニファー・ハリス著

というものでして、この「地経学」という概念を最も進化・発展させたたものであります。タイトルは完全にクラウゼヴィッツを意識したものですね。

著者は『フォーリン・アフェアーズ』を発行していることで有名な老舗シンクタンクである外交評議会の2人の研究員でありまして、ブラックウィルはインド大使まで務めた米国のベテラン外交官、そしてもう一方のハリスも国務省で勤務経験の豊富な実務者で、ヒラリー長官時代に経済政策を担当していた人物です。

本書はいまから2年前の2016年に発表されたものでして、本文257ページで全10章もあるかなり分厚い本なのですが、その内容はかなり一貫しておりまして、アメリカは大国が伝統的に使ってきた「地経学」的な手法、つまり「対外政策の目標を経済的手段を通じて実現するアプローチ」を近年忘れていて、その合間に主に中国とロシアが積極的にアメリカやその同盟国たちに対して使ってきているぞ、と警告するものです。

そして最終的に主張されているのは、

アメリカよ、地経学の世界が復活したのだから、意識して経済的なツールを使え

というあからさまな政策提言です。

とりわけわれわれとして注目なのは、本書で中国が使っている「地経学」のアプローチの様子について、なんと2章分を使って分析しているところでありまして、日本を含む近隣諸国(とりわけASEAN諸国)に対して、北京がいかに経済手段を通じて相手国の行動を変えようと(そして変えられなかった)している様子が細かく分析されている点です。

最も印象的だったのは第9章ではまとめられている「4つの教訓」と「19の提案」というものでして、たとえば前者としては

1、国内経済を強くすることが大事
2,対外政策も経済的なツールに注目しないとマズい
3,他国が経済ツール使ってきた場合の米国の対抗策が弱い
4,官民の区別のない政策使ってくる他国に対して我々も官民連携しないとマズい

ということが書かれております。まず自国の経済が強くなければ対外政策においてもパワーを発揮できないわけですから、1は当然ですね。

このような分析や提言は「アメリカによって書かれたものである」ということを忘れなければ非常に参考になるものなんですが、それを踏まえた上でこれを読む際に、いくつかの注意点があります。

たとえば本書では「近年アメリカは地経学的なアプローチを忘れている」としていながら、なぜかキューバやイラン、さらには北朝鮮などに対して経済制裁を継続的に行っていることにあまり言及しておりません。

つまりやや拡大解釈すれば、「近年のアメリカは地経学アプローチを忘れていたイノセントな存在だった」という傲慢な前提が透けて見えてくる部分があるわけです。

さらに、当然といえば当然なのでしょうが、その注目点の違い(経済vs政治)から、「サイレント・インベージョン」で展開されたような政治面での浸透については言及が不十分なところがやや残念であると個人的には感じました。

日本での出版は厳しいと思いますが、とにかく今後の「米中冷戦」という枠組みから考えると、本書はその転換期(2016年)にアメリカで影響力の大きいCFRから発表されたという意味で、かなりの重要性を持って振り返られる本となるはずです。

英文を読むのが苦手ではないという方はぜひ。
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(海軍兵学校の校長からのメッセージ)



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by masa_the_man | 2018-11-17 10:00 | おススメの本 | Comments(1)
お知らせです。

だいぶ出遅れましたが、グレイの新刊が出ておりましたのでご報告させていただきます。
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コリン・グレイ著『戦略の未来』(勁草書房)

私のほうからロクな告知をしなかったのですが(反省)、おかげさまで売れ続けているようで何よりです。その内容は、グレイがクラウゼヴィッツなどを援用して『現代の戦略』で展開した「戦略一般理論」的な考察を、さらにリファインして短くまとめたものです。

読みどころとしては、第3章で「23の格言」という形で示される「戦略の一般理論」と、第5章で展開される久々の(古典)地政学の話であると個人的には感じました。

また、西洋の戦略理論の基礎構造である「目的」「方法」「手段」の三位一体に、新たに「前提」という視点を入れているのは注目でしょうか。

以下は目次の詳細です。

===

●日本の読者のためのまえがき
●まえがき

▼イントロダクション
 一般理論
 政  治
 慎重さ
 正統性と正義
 歴史的な文脈
 動  機

▼第1章 政治というマスター
 最大の議論――永続的な物語としての「戦略の基本」
 戦略の源泉――人間の本性と政治
 政策と戦略における「政治」の意味
 戦略――最も偉大な「実現手段」

▼第2章 戦略――それは何であり、なぜ重要なのか
 一つの「橋」
 戦略はいかに効果を発揮するのか――そのミステリーの解明
 戦略が不在、もしくは混乱している場合
 戦略――その限界や代理品は?

▼第3章 理論と実践
 一般理論
 理論と実践
 国民的(そして文化的)文脈
 戦略理論の最大の価値

▼第4章 戦略史で変化するもの、しないもの
 一つの重要な概念として
 変化したものと変化しなかったもの
 二百年にわたる戦略史
 戦略史には「始まり」や「終わり」はあるのか?

▼第5章 戦略、諸戦略、そして地理
 一般と特定
 地理、歴史、政治
 大戦略と地政戦略
 マッキンダーとスパイクマン――極大戦略における冒険的事業
 戦略は統合的なもの

▼第6章 戦略と未来:
 核という例外?

▼まとめ 自信をもって「知っている」と答えられることは?
 戦略と「時の偉大な流れ」

●訳者による参考文献の紹介
●訳者あとがき

===

すでにお読みになった方がいらしゃればお気づきでしょうが、三年ほど前に出たグレイの『現代の戦略』と比べると、個別の軍事力の話というよりも、その理論構造そのものに特化した話を展開している部分が大きくなってます。

詳しい解説については「訳者あとがき」に書いたのでそちらを参照していただきたいのですが、いずれもすべての時代を超える「戦略の一般理論」を提案したいというグレイの意欲が伝わってきます。

ルトワックもグレイもそうですが、それにしてもこの世代の活躍している戦略家というのは基本的に多作家ですね。

ということで、ぜひよろしくお願いします。


===


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by masa_the_man | 2018-06-30 11:02 | おススメの本 | Comments(0)
今日の横浜北部はよく晴れました。花粉がすごいようで完全に春の陽気です。

さて、すでにご存知でしょうが、いよいよ『ルトワックのクーデター入門』が発売になりました。

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エドワード・ルトワック著『ルトワックのクーデター入門』(芙蓉書房出版)

まだ書店には並びきっていないようですが、おかげさまでリアルの書店で出ているところではかなり好評のようで、一部ではこの週末だけで完売したところもあるとか。東京駅前の某大型書店の本店では100冊も追加注文が入ったと聞きました。

タイトルだけみると冗談のように思えますが、実は本気の内容の本です。

目次は以下のとおりです。

===

2016年版へのまえがき
初版まえがき(1968年)
ウォルター・ラカーによる序文(1978年)
第1章 クーデターとは何か?
第2章 クーデターはいつ可能か
第3章 クーデターの戦略
第4章 クーデターの計画
第5章 クーデターの実行
補遺A 弾圧と経済
補遺B クーデターの戦術的側面
補遺C 統計データ
訳者あとがき

===

ここで一つ注意していただきたいのは、本書は日本でも長年絶版状態になっていた初版の日本語版であるエドワルド・ルトワック著、遠藤 浩訳『クーデター入門:その攻防の技術』の復刊ではなく、2016年に出た改訂版である原著の日本語版、という位置づけであることです。

ようするに初版の『クーデター入門』とは別の本である、ということです。

もちろん内容そのものはオリジナルの『クーデター入門』と今回のものは、訳した私の感覚からすると90%は同じなのですが、たとえば日本語版の方はかなり古い表現の仕方が含まれていたり、いくつかの箇所では誤訳があったため、今回の本ではかなり手を入れております。

すでにお読みになった方はおわかりでしょうが、この本は、その一義的なテーマ(権力の奪取)とは違って、本質的には本格的な政治分析の本です。

詳しくは「訳者あとがき」の方にも書かせていただいたのですが、さすがにルトワックのデビュー作だけあって、後に発展させていく戦略論の論理についての基本となる考え方がすでにつまっていて興味深いものです。

翻訳作業を終えて、現段階で訳者として印象に残っているのは、やはり最後の第五章の、クーデターを成功させた直後の実行部隊の不安定さと、その対策についての議論の部分でしょうか。

そして意外に読み応えがあるのは、経済成長と国民の治安維持(弾圧)について書いた「補遺A」でしょうか。目のつけどころが鋭いと関心しました。

「訳者あとがき」で書き忘れたのですが、この本は当然ながら、日本のような近代式の組織的に複雑化した国家には(残念ながら?)使えません。もし日本で使用する価値があるとすれば、それは「ゲームや小説などの創作ものの参考書」ということになるでしょうか。

そして究極的にはこの本が描こうとしているのは、もしかしたら「人間とは何か」というなのかもしれない・・・・ここまで感じていただけたら、その訳出作業に関われた者としては本望かと。

ということで、ぜひよろしくお願いします。


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(左が旧版、右が新版)


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奥山真司の『真説 孫子解読2.0』CD
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奥山真司のアメリカ通信LIVE

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by masa_the_man | 2018-03-26 23:39 | おススメの本 | Comments(0)
今日の横浜北部は朝から寒くて快晴です。

さて、すでにご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、とうとう孫子本が発売になりましたので、そのお知らせを。
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デレク・ユアン著『真説 孫子』(中央公論新社)

出版社の方針なのかどうかわからないのですが、ネット上にはあまり詳しい紹介的な解説がないので、訳者本人からあえてここで少し書いておきたいと思います。

まずは出版社のHPなどに載っていたものはこうなります。

↓↓↓

中国圏と英語圏の解釈の相違と継承の経緯を分析し、東洋思想の系譜から陰陽論との相互関連を検証、中国戦略思想の成立と発展を読み解く。気鋭の戦略思想家が世界的名著の本質に迫る。

目次
第一章 中国の戦略思想の仕組み
第二章 『孫子兵法』の始まり
第三章 孫子から老子へ:中国戦略思想の完成
第四章 孫子を読み解く
第五章 西洋における孫子の後継者たち
第六章 中国の戦略文化

===

これだとかなりカタいですし、何か物足りないかと思われますので(苦笑)、やはりもう少し付け加えたいと思います。

訳者本人がいうのは気が引ける部分はあるのですが、この本はスゴいです。

何がスゴいのかというと、まず第一点は「革命的」であることです。どのように革命的かといいますと、孫子の戦略論の「世界観」を論理的に論じているところです。

この世界観をひもとくキーワードが、「タオイズム」です。

もちろん孫子は日本でも思想的に迫ったものがいくつかあったはずですが、「タオイズム」というものに焦点をあてて、ここから明快に論じているものはほとんどありません。

ではその「タオイズム」とは何かというと、古代中国の春秋時代に、主に自然観察から生まれた世界観。すべてのものは循環し、あらゆる要素が両極端に振れつつも安定し、大きな自然現象として世界を形成している、という考えです。

これをわかりやすく述べたものが「陰陽論」でして、『孫子兵法』にはこの考えが染み付いている、とするのが本書の特徴であります。

たとえば『孫子兵法』をお読みになった方はお気づきになると思いますが、本文の中にはやたらと「奇・正」「強・弱」「長・短」「遠・近」「勝・負」「有・無」「虚・実」のように、二つの概念を対比する言葉遣いが出てきます。

これらの言葉は日本の言葉の中にも定着しているために、かえってわれわれは気づきづらいわけですが、これらはまさに孫子の世界観を形成しているタオイズムから由来するものだというのです。

孫子は(戦争を含む)世界というものを理解する上で、まずあらゆる現象の極端な姿をそれぞれ意識しろ、としております。そうすることによって、世界の本質というものが理解できる、ということです。

そしてこの世界のシステムの本質を理解できたなら、いかに表面的な現象が複雑で矛盾しているように見えても、本質を知っているがゆえに相手には勝つことができる、ということなのです。

本書のベースは博士号論文をベースにしたものなので、一般の人にはやや読みづらいと感じる部分も多いでしょう。そういう意味では、有名な言葉をわかりやすく解説している第四章や、西洋の戦略家の考えと比較している第五章から読み始めるのがおススメかもしれません。

まだまだ色々と解説したいのですが、時間がないのでこの辺で。

さらに詳しく知りたいという方には私が簡単に解説したCDもあります。西洋のリアリズムとの関連についてもまた書いてみたいと思います。

===


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奥山真司の『真説 孫子解読2.0』CD
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奥山真司の『未来予測と戦略』CD
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奥山真司のアメリカ通信LIVE

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by masa_the_man | 2018-02-09 10:29 | おススメの本 | Comments(3)

今日の横浜北部はよく晴れまして、相変わらず真冬の気温でした。


さて、久しぶりに読んだ本の感想とメモを。


すでにツィッターや一部の講演などで紹介しておりますが、私が今年読んだ本の中でベストの一冊について書きたいと思います。


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Future of War: A History

by Lawrence Freedman



原題を直訳すれば『戦争の将来:その歴史』という、ちょっとわかりづらいものになるのですが、その内容を簡単にいえば「次の戦争はこうなる!」というコンセプトで書かれた、いわば「将来戦」や「未来戦記」についての文献を、歴史的に振り返ったものです。


有名なところでは、SFライターのH・G・ウェルズの一連の作品だといえばおわかりいただけるかもしれませんが、さらにイメージしやすいところでは、80年代から90年代にかけて活躍したトム・クランシーの著作、それにややマイナーですが『第三次世界大戦』などがあるイギリス人のジョン・ハケットなどが有名どころ。


日本に関連したものだと、たとえばジョージ・フリードマン(STRATOFORの創設者)の『カミングウォー・ウイズ・ジャパン』などが具体例としてイメージしやすいでしょうか。


著者のローレンス・フリードマンといえば、日本にも数年前に来日したことのある英国の戦略研究の大御所でありまして、長年にわたるロンドン大学キングス・カレッジ教授のほか、英国政府の公式なフォークランドの戦史を編纂したり、イラク戦争におけるイギリスの介入を調査するチルコット委員会のメンバーもつとめたことのある、いわば「戦争研究の学長」的な存在であります。


主著として有名なのは、なんといっても核戦略の歴史を最も詳細に書いた『核戦略の発展』(Evolution of Nuclear Strategy)なのですが、数年前に『戦略:その歴史』(Strategy: a History)という「戦略」という概念についての歴史を振り返った分厚い本を出版して話題になりましたが、彼はこの本を書くのに20年以上かかったと来日時に申しておりました。


今回紹介する本は、もしかするとその続編的な位置づけになるのかもしれませんが、個人的にはこの「未来戦記の歴史本」のほうが、はるかに完成度の高いものだと確信しております。


本の構成は大きく三部構成になっておりまして、第一部は主に19世紀後半から冷戦終結までの「未来戦」に関する文献をまとめて振り返ったもの。


第二部は、冷戦後のテロとの戦いまでを振り返り、それまでの将来戦の予測が(冷戦の終わりによって)大きくはずれ、代わりに実際に起こった戦いが内戦につながる民族紛争や虐殺などであったという事実に、戦争の研究者たちがどのようにキャッチアップしてきたのかを中心に見ております。


最後の第三部は、「ハイブリッド戦」や「ドローン」のように、いま現在予想されている将来戦に関する主な概念を紹介しつつ、戦争の将来像をなんとなく探る、という内容になっております。


実は私はこの本が草稿段階にあるときに、その内容を何人かの人々に聞いていたので「こりゃ面白い本になるぞ・・・」と思っていたのですが、いざ完成したのをみたら期待以上の面白さでした。


では何が面白かったのか。私はいくつかこの本からほのめかされているポイントをいくつか挙げてみたいと思います。


実際の戦争は、予測されていたシナリオよりも長期化する傾向がある


フリードマンは冒頭で1870年の普仏戦争にまず注目するわけですが、ここでプロイセン側がセダンの戦いであまりにも劇的な勝利(といっても翌年のパリ入城の際にはゲリラ戦に手こずった部分はあるわけですが)を収めてしまったために、この「戦場の決戦で戦争が決まる」というイメージが世界に広まってしまったという事実を重要視しております。


ところがその次に欧州で起こった大戦争(第一次世界大戦)では、プロイセン軍のように各国の軍が動員を迅速に進めて決戦を狙いながら塹壕戦で戦いが長期化。この事実からもわかるように、戦争は「将来戦」のシナリオで想定されていたよりもダラダラ続いたものが多い、ということを指摘しております。


とくに彼が注目したのが、英米圏で「奇襲攻撃」(サプライズ・アタック)が広く信じられてきたということであり、実際に第二次世界大戦における真珠湾攻撃などの例もあったため、それが色濃く残り、現在のサイバーの分野でも真珠湾的な大規模先制攻撃が相手に行われるのでは、というシナリオづくりに影響を与えていると述べております。


テクノロジーによる軍事面での革命は、それほど革命的ではない


これはとくに第二部で強調されているのですが、核兵器の登場の後のいわゆる「核時代」に入って戦争の様相が劇的に変わったといわれながらも、実際に起こった戦争は相変わらずライフルや迫撃砲など、どちらかといえば前世紀から続いているような生臭い戦い。


たとえば今回のシリアでの内戦でもわかるように、AIやロボット、それにドローンなどはまだ主役たりえず、相変わらずスナイパーや手榴弾が活躍する白兵戦的な戦いが続いております。


軍事テクノロジーも、それを使う側の政治や文化に左右される


アメリカはすでに70年代から精密誘導爆撃を目指して軍事テクノロジーを進化させてきたわけですが、それはアメリカが目指していた、重要人物だけを狙い、副次的損害(コラテラル・ダメージ)を最小限に抑える、「なるべく血を流さない戦争」、もしくは「人道的な(?)戦闘」。


ところがこれはまさにリベラルの価値観を持ったアメリカによって目指されていたものであり、おなじ精密誘導技術は、ロシアがシリアで病院を爆撃したことからもわかるように、逆に大量虐殺にも使えてしまうわけです。


つまりテクノロジーというのは、それがどう使われるのかは、やはりそれを使う側の国の戦略文化、そしてさらにはその政府が選択する政策や特定の状況下の決断によっても左右される、ということです。フリードマンはその辺の話を、豊富な例をつかって語っております。


将来の戦いの予測は外れる


未来を予測するのはむずかしいわけですが、とりわけ戦争に関しては、その戦い方がどのように変化するのかについては、ほとんどの人々が外していることをフリードマンは論証します。


もちろん第一次世界大戦が塹壕戦になると予測した人物はおりましたし、本の中でも紹介されているわけですが、全体的にみれば正確に予測していた人は皆無。


そこでフリードマンのアドバイスはどうなるのかというと、将来の戦いについてはとにかく懐疑的で批判的な態度をとるべきだ、ということに。ただしこれはそれに備えることが無意味であるということではなくて、もちろん計画は大事。


そうなると、むしろ私はこれを踏まえて「いかに柔軟に対応できるか」という面を強化するのが最も重要なのでは、と本を読んだ後に感じました。


いずれにせよ、エピソード豊富な名著です。私は訳すヒマがないので、ぜひどなたかに訳していただければありがたいです。



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(晴岩の浜辺)



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by masa_the_man | 2017-12-28 00:08 | おススメの本 | Comments(0)

絶版本の最終販売

お知らせです。

すでにご存知の方も多いと思いますが、私が本を出していた五月書房が倒産しました。

五月書房といえば、私がデビュー作である『地政学』(これも絶版)を出していただいたほか、二冊目のミアシャイマーの『大国政治の悲劇』をはじめ、数々の戦略本を翻訳して出させていただいた小さな出版社でした。
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惜しくも昨年の夏に破産申立てをして倒産が確定したわけですが、困ったのはこれからも販売していくはずだった訳書たち。というのも、在庫として倉庫に預けられていた分が破産管財人の管理下に入ってしまったからです。

それが今回、ようやく何冊か入手できまして、販売できる状態にまでこぎつけることができました。

もちろん絶版本なので、在庫が無くなってしまえばそれで販売終了です。今回で本当に「絶版」が確定してしまうわけです。

いずれも専門書ですし、決して安い本ばかりというわけではないですが、私が選んで心血を注いで翻訳した本ですので、おそらく各本のクオリティの高さにはご満足いただけると思います。

アマゾンなどでは価格が高騰しておりますが、今回は税込み&送料無料で、元の定価で販売させていただけることになりました。

本当に「最後」のチャンスですので、ご興味のある方はぜひ下のホームページからお申し込みください

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by masa_the_man | 2017-01-01 00:00 | おススメの本
今日の横浜北部は朝方晴れておりましたが夜に入って冷たい雨が。

さて、すでにお知らせしたように、新刊の書店用の広告をいただきましたのでそれをここに披露しておきます。

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現在ゲラ直しの真っ最中なのですが、あらためて読み直しますと、まあよく調べて書かれているなぁという印象です。

今週末には「訳者あとがき」を書くつもりなのですが、これをどうまとめるかを思案中です。

それと、タイトル当選者の方々全員にご連絡いただきました。おめでとうございます。

ということで発売は来年正月すぎということになりそうですが、ぜひご期待ください。


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by masa_the_man | 2016-11-30 22:24 | おススメの本 | Comments(2)
今日の横浜北部はまたしても朝からよく晴れてますが、寒さがキツイです。

さて、お知らせです。

本日発売の週刊ダイヤモンドの「地政学超入門」の特集記事の中で、私のインタビューによって構成された記事が掲載されておりますのでそのご紹介を。
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もちろんトップは作家の佐藤優さんのインタビュー記事による地政学解説なのですが、私が記者さんから取材を受けてできた記事はそのすぐあとの二番目の記事です。

残念ながら私の名前は一度しか出てこないのですが(苦笑)、なぜか「戦略の階層」も取り上げられております。

駅の売店などで大々的に売られておりますのでぜひ。
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by masa_the_man | 2016-02-08 12:06 | おススメの本 | Comments(2)
お知らせです。

ご好評いただいていた拙訳『南シナ海』が、このたび講談社の「プラスアルファ文庫」となって文庫化されて発売されることになりました。

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文庫化されたことで非常にお求めやすい価格になっております。もちろん内容はそのまま、そして新たに解説を少し書き加えました。

単行本では手の届かなかった方はぜひ!
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(日経に掲載された広告)

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by masa_the_man | 2016-01-18 00:00 | おススメの本 | Comments(0)