高級腕時計は「資産」である |
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2021年 12月 25日
今日の横浜駅も晴れておりますが、実に冷えきっております。 さて、今年もクリスマス&年末の季節がやってきましたが、いつもと違って「資産防衛」に関する記事を一つ。 === 高級時計は、常に供給よりも購入希望者の方が多い。しかし近年その関心は爆発的に高まっている。 by アンドレア・フェルステッド 21-12/3 Bloomberg 今年のクリスマスに不足するのは、おもちゃ、ハイテク、七面鳥だけではない。ロレックスの時計も手に入りにくくなっている。だが幸運なことに、高級時計ブームに乗る方法は他にもある。 ロックダウン時の貯蓄、(少なくとも最近までの)市場の高騰、リベンジ支出、代替資産への幅広い関心などが相まって、最もホットな時計への需要は供給をはるかに上回っている。待ちリストは長くなり、中古市場での価格は高騰している。 ロレックスのデイトナ、パテック・フィリップのノーチラス、オーデマ・ピゲのロイヤルオークなど、アイコニックなモデルへの関心は長く続いている。また、リシャール・ミルが製造するスケルトンウォッチ、ロレックスのサブマリーナーやGMTマスターIIなどにも人気が集中している。中でも最近最も騒がれているのが、一部で「ウィード」と呼ばれる緑のパームモチーフのデイトジャスト 36である。 もちろん、いつの時代も購入可能な時計よりも購入者の数は多かった。ロレックスの年間生産数は約110万個、パテックフィリップは約6万5千個、そしてオーデマピゲは約4万5千個である。これは高級品を買おうとする人々を満足させるには到底及ばない量である。 しかし、この2年ほどで時計への関心は爆発的に高まった。ロックダウンの影響で、人々は旅行や高級レストランに使うはずだったお金を、代わりに高級品に振り向けたからだ。とくに男性にとって最初の選択肢は高級腕時計であり、多くの購買者たちは自分のよく知るブランドに手を伸ばした。記録的な株式市場の上昇や暗号通貨の高騰は、富をもたらしただけでなく、非代替性トークン(NFT)や時計など、代替資産などへの投資への関心を広めるきっかけにもなった。 だが、あまりの需給のミスマッチのおかげで、9月にはロレックス社が「戦略的に供給を絞っているわけではない」という異例の声明を発表した。品質を落とさずに需要を満たすことができないというのだ。同社はこれ以上のコメントを避けている。 英国や米国のブティックで常にロレックスを確保していた小売業のWatches of Switzerland Group社でさえ、次第に高まる需要によって7月頃には在庫がなくなってしまったという。そこで同社はロレックス社と共同で、展示用の時計を揃えるという新しいコンセプトを打ち出している。サブマリーナやデイトナなど、店頭にほとんど並ばなくなってしまったモデルを、まず来店して試着してもらってから予約してもらうというものだ。これは車のショールームのようなやり方だ。 ウォッチズ・オブ・スイス(Watches of Switzerland)社では、2年以上のウエイティング・リストは作らない。それでも人気の高いモデルは2年以上も待たされることになる。たとえばデイトナは10年待ちになっているという報告もある。 また、品不足のため、ドイツのChrono24社やWatchfinder(リシュモン傘下)社、 ロンドンのA Collected Manなどが運営する流通市場でも価格が高騰している。ロレックスのデイトナ、APのロイヤルオーク、パテックのノーチラスは、元の小売価格の3倍から4倍で取引されることがある。他にもロレックスの人気モデルは、少なくとも2倍の値段で取引されることもある。 これらのモデルを手に入れることができないこと以上に悔しいのは、3つのメーカーが非上場であるため、株式投資家がこのブームに参加する方法が少ないことだ。ただし参加する方法の一つは、ロレックス、AP、パテックで売上の50~60%を占めているWatches of Switzerland社の株式である。この会社の株価は過去1年間で約3倍になっている。 一方、時計への関心は、最も供給が逼迫しているブランドから、上場企業が所有するブランドへと広がっている。スウォッチ・グループとリシュモン・グループだ。 スウォッチ傘下のオメガには強い支持があり、特にアジアではスピードマスターの人気が高く、最新の映画に合わせて製作された最新のジェームズ・ボンドのシーマスターも人気がある。 リシュモン傘下のカルティエは、過去5年間にいくつかのクラシックモデルのリニューアルやアップグレードを行ってきた。カルティエは需要に少し遅れて供給を続けるという戦略をとっているが、これは5年ほど前に中国の反腐敗運動のおかげで時計が品薄になったことを受けて過剰な在庫を買い戻してから採用したものだ。また、スイスの独立系ブランドに特化したオンライン時計販売サイト「A Collected Man」では、他の2つのリシュモンのブランドへの関心が高まっているという。それはランゲ&ゾーネとヴァシュロン・コンスタンタンだ。 最大の問題は、現在のこの高級腕時計への熱狂と価値の上昇が今後も継続するかどうかだ。最近の市場の混乱や、多くの必需品の価格上昇は、このような高騰が終わりつつあることを意味しているのかもしれない。また、暗号通貨への圧力も課題となる。その合間に、中国では目立った消費を抑制する取り組みが行われており、これは東アジアにおける最高級レベルの腕時計の需要が減少することになるかもしれない。 しかし現在の主な問題は供給の制約であり、中国経済が減速すれば、米国など他の好況な高級品市場でより多くの製品が流通する可能性がある。 今年のクリスマスにロレックスを手に入れることができれば、それは自慢できるものとなるだけでなく、 庶民的な繁栄に対するヘッジにもなる。 === 新型コロナに対する政府による経済救済措置のおかげで世界中で「カネ余り」の現象がみられおりますので、高級腕時計を購入しておくのも資産防衛の一つの手段になるかもしれない、ということですね。 実際のところ、私が知っているだけでも上記のデイトナなどは数年前は正規の値段の30%増しくらいで売ってましたが、最近はその4倍近く上がるという異常な高騰ぶりを見せており、本当に欲しい人が買えないという現象も出ていて困ったものです。 (空港) ==== ▼〜奴隷人生からの脱却のために〜最新作! 「戦略の階層」を解説するCD。戦略の「基本の“き”」はここから! ▼〜あなたは米中戦争の時代をどう生き残るのか?〜 ▼〜あなたは本当の北京の工作の手口を知らなかった〜 ▼〜あなたは本当の「孫子」を知らなかった〜 ▼〜あなたは本物の「戦略思考」を持っているか〜 「奧山真司『一発逆転の非常識な成功法則〜クーデター入門に学ぶCD』」 ▼〜あなたは本当の「国際政治の姿」を知らなかった〜 「奧山真司『THE REALISTS リアリスト入門』CD」 ▼〜"危機の時代"を生き抜く戦略がここにある〜
by masa_the_man
| 2021-12-25 00:00
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