おしらせです。
伝統ある言論誌である中央公論の最新号(2019年9月号)に、『不穏なフロンティアの大戦略』の著者の一人であるヤクブ・グリギエルへのインタビューが掲載されました。
すでに内容の一部は本ブログでも紹介しましたが、
「戦争をしないための新・軍事学」
という特集号の中の目玉記事の一つとして、私が6月20日にインタビューした記事が掲載されております。
話の中心は、グリギエルたちが『不穏なフロンティアの大戦略』の中で展開している
「プロービング」(探り)
という概念を中心としながら、トランプ(個人ではなっく)政権の対外政策は、その方向性とは間違っていないということを主張しております。
記事に注記するのを忘れてしまいましたが、グリギエル自身は今年のはじめまでトランプ政権で一年半ほど国務省の高官として政府に仕えた人物です。
その人物が、国際政治の大きな状況についてどのように考えているのか、インサイダーの意見として極めて貴重なものとも言えます。
この記事の中で、インタビューを行った自分自身でも印象的だと思った言葉を挙げるとすれば、
「トランプ政権は同盟国たちを活性化させようと努力しています。大統領自身の表現の仕方に問題があることは認めますが、方向性そのものは正しいのです」
という部分です。
「なんで?納得できないぞ!」
という方は、ぜひ本文の方をお読みいただければと思います。グリギエルによる実に鮮やかな議論が展開されております。
ということで中央公論9月号、ぜひお手にとってご覧ください。
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▼〜あなたは本当の北京の工作の手口を知らなかった〜