戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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コリン・グレイの新刊『戦略の未来』

お知らせです。

だいぶ出遅れましたが、グレイの新刊が出ておりましたのでご報告させていただきます。
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コリン・グレイ著『戦略の未来』(勁草書房)

私のほうからロクな告知をしなかったのですが(反省)、おかげさまで売れ続けているようで何よりです。その内容は、グレイがクラウゼヴィッツなどを援用して『現代の戦略』で展開した「戦略一般理論」的な考察を、さらにリファインして短くまとめたものです。

読みどころとしては、第3章で「23の格言」という形で示される「戦略の一般理論」と、第5章で展開される久々の(古典)地政学の話であると個人的には感じました。

また、西洋の戦略理論の基礎構造である「目的」「方法」「手段」の三位一体に、新たに「前提」という視点を入れているのは注目でしょうか。

以下は目次の詳細です。

===

●日本の読者のためのまえがき
●まえがき

▼イントロダクション
 一般理論
 政  治
 慎重さ
 正統性と正義
 歴史的な文脈
 動  機

▼第1章 政治というマスター
 最大の議論――永続的な物語としての「戦略の基本」
 戦略の源泉――人間の本性と政治
 政策と戦略における「政治」の意味
 戦略――最も偉大な「実現手段」

▼第2章 戦略――それは何であり、なぜ重要なのか
 一つの「橋」
 戦略はいかに効果を発揮するのか――そのミステリーの解明
 戦略が不在、もしくは混乱している場合
 戦略――その限界や代理品は?

▼第3章 理論と実践
 一般理論
 理論と実践
 国民的(そして文化的)文脈
 戦略理論の最大の価値

▼第4章 戦略史で変化するもの、しないもの
 一つの重要な概念として
 変化したものと変化しなかったもの
 二百年にわたる戦略史
 戦略史には「始まり」や「終わり」はあるのか?

▼第5章 戦略、諸戦略、そして地理
 一般と特定
 地理、歴史、政治
 大戦略と地政戦略
 マッキンダーとスパイクマン――極大戦略における冒険的事業
 戦略は統合的なもの

▼第6章 戦略と未来:
 核という例外?

▼まとめ 自信をもって「知っている」と答えられることは?
 戦略と「時の偉大な流れ」

●訳者による参考文献の紹介
●訳者あとがき

===

すでにお読みになった方がいらしゃればお気づきでしょうが、三年ほど前に出たグレイの『現代の戦略』と比べると、個別の軍事力の話というよりも、その理論構造そのものに特化した話を展開している部分が大きくなってます。

詳しい解説については「訳者あとがき」に書いたのでそちらを参照していただきたいのですが、いずれもすべての時代を超える「戦略の一般理論」を提案したいというグレイの意欲が伝わってきます。

ルトワックもグレイもそうですが、それにしてもこの世代の活躍している戦略家というのは基本的に多作家ですね。

ということで、ぜひよろしくお願いします。


===


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by masa_the_man | 2018-06-30 11:02 | おススメの本 | Comments(0)