戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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共産主義と自由民主主義は似ている?

今日の横浜北部は朝から曇っております。それほど寒くはないですね。

三日坊主になるかもしれませんが今年2回目のブログ更新として、年末年始に読んだ本の紹介を。

すでにツィートしましたが、去年私が読んだ本の中でのベストは、英語ではShooting Up、そして日本語では超予測力だったわけですが、さっそく面白い本に巡り会えたと実感しております。

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The Demon in Democracy: Totalitarian Temptations in Free Societies
Ryszard Legutko

原題を直訳すると『民主制に潜む悪魔』という感じでしょうか。原著者はポーランド人の学者で、この本は英訳したもののようです。

その内容を簡単にいえば、「私は共産主義の世界と自由民主主義の世界の両方で人生を過ごしてきたけど、両方とも実はけっこう似てない?」というもの。

著者によれば、共産主義も自由民主主義も、そのルーツや歴史観などは思ったほど似ており、共産主義ほど暴力的ではないが、それでも本当の「自由」を否定する方向にあるということでは独裁的な傾向があるのでは?と疑問を投げかけ、その似ている面をあぶり出していきます。

「自由」を至上のものとしている点でアメリカの保守派には受けそうだと思ったら、やはり推薦の言葉を書いているのがナショナル・レビューの編集者のオサリバンだったわけですが、「リベラルは寛容を標榜しているはずなのに、実は自分たちのイデオロギー以外に対しては非寛容」という点を指摘している点ではとても興味深いものです。

本文が180頁ほどしかないにもかかわらず、人間の本性(human nature)についての議論など、けっこう深いところまで掘り下げた議論をしていると感じます。政治思想に興味ある方はぜひ。


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by masa_the_man | 2017-01-02 08:42 | 日記 | Comments(0)