2014年 12月 12日
日米共同方面隊指揮所演習(YS)の見学に行ってきました |
今日の横浜北部は曇っておりましたが、それほど寒くはありませんでした。
さて、日米共同方面隊指揮所演習、いわゆる「ヤマサクラ」(YS67)の見学に行ってきましたのでその報告を。
この指揮所演習は、82年から毎年日本の陸自の5個方面隊が持ち回りでアメリカの陸軍と開催している(机上)合同演習なのですが、私はここに有識者の一人として招待していただきまして、本日の午前中にその様子を見学させていただいた後に、午後に講演やパネルディスカッションなどを聞いてきました。
場所は和光市という駅のそばの朝霞駐屯地だったのですが、演習そのものはこの駐屯地の敷地の中の2ヶ月かけて設営されたテントの中で行なわれておりました。
どのようなシナリオで行っていたのかは守秘義務的なところからいえないのですが、基本的には架空の敵に日本が通常兵力によって侵攻され、それをまず自衛隊が押しとどめ、米軍の支援を受けて反撃に入って、最終的には撃退するというものでした。
アメリカの参加者は2000人、日本側は4500人というかなり大規模なもので、私たちが訪れた本日から演習ではちょうど反撃が始まったというところで、なんというか、テントの中はなんとなく熱気に包まれていたような感覚が。
一番印象に残ったのは演習における後方部隊の充実ぶりで、会計部門や法務(大量の弁護士)部門の存在が光っておりました。
とくに今回の目玉としては、陸自も米軍と同じ戦場の部隊配備をリアルタイムで表示するためのシステム(セントリクス)や、国民保護訓練などを新たに導入していた点でしょうか。
また、米軍兵士とまさに机を横にならべて訓練していたのも印象的でした。
ただしその後に会場を移しての識者同士の講演やパネルディスカッションの場では、いざ事態が発生した時に今回の演習のように米軍と机を並べて一緒に作戦行動をできるのかという疑問や、アメリカ側が演習に求めている「戦略の階層」が高すぎて(政治レベル)、自衛隊のほうが扱いきれていないという鋭い指摘も出てきました。
識者として呼ばれたのは主に安全保障分野が専門の財団の研究者や大学の先生、大手メディアの記者、他省の官僚、ジャーナリスト、それに自衛隊のOBの方々などでしたが、休み時間になるととたんに立ち話でワシントンの内容の濃い噂話などが飛び交っておりました。
残念ながら来日したばかりのミアシャイマーとの夕食会がありましたのでその後の懇親会には出られませんでしたが、大変充実した部隊研修となりました。
この部隊研修での裏話やミアシャイマーとの話については後ほどまた。


http://ch.nicovideo.jp/strategy

https://www.youtube.com/user/TheStandardJournal
さて、日米共同方面隊指揮所演習、いわゆる「ヤマサクラ」(YS67)の見学に行ってきましたのでその報告を。
この指揮所演習は、82年から毎年日本の陸自の5個方面隊が持ち回りでアメリカの陸軍と開催している(机上)合同演習なのですが、私はここに有識者の一人として招待していただきまして、本日の午前中にその様子を見学させていただいた後に、午後に講演やパネルディスカッションなどを聞いてきました。
場所は和光市という駅のそばの朝霞駐屯地だったのですが、演習そのものはこの駐屯地の敷地の中の2ヶ月かけて設営されたテントの中で行なわれておりました。
どのようなシナリオで行っていたのかは守秘義務的なところからいえないのですが、基本的には架空の敵に日本が通常兵力によって侵攻され、それをまず自衛隊が押しとどめ、米軍の支援を受けて反撃に入って、最終的には撃退するというものでした。
アメリカの参加者は2000人、日本側は4500人というかなり大規模なもので、私たちが訪れた本日から演習ではちょうど反撃が始まったというところで、なんというか、テントの中はなんとなく熱気に包まれていたような感覚が。
一番印象に残ったのは演習における後方部隊の充実ぶりで、会計部門や法務(大量の弁護士)部門の存在が光っておりました。
とくに今回の目玉としては、陸自も米軍と同じ戦場の部隊配備をリアルタイムで表示するためのシステム(セントリクス)や、国民保護訓練などを新たに導入していた点でしょうか。
また、米軍兵士とまさに机を横にならべて訓練していたのも印象的でした。
ただしその後に会場を移しての識者同士の講演やパネルディスカッションの場では、いざ事態が発生した時に今回の演習のように米軍と机を並べて一緒に作戦行動をできるのかという疑問や、アメリカ側が演習に求めている「戦略の階層」が高すぎて(政治レベル)、自衛隊のほうが扱いきれていないという鋭い指摘も出てきました。
識者として呼ばれたのは主に安全保障分野が専門の財団の研究者や大学の先生、大手メディアの記者、他省の官僚、ジャーナリスト、それに自衛隊のOBの方々などでしたが、休み時間になるととたんに立ち話でワシントンの内容の濃い噂話などが飛び交っておりました。
残念ながら来日したばかりのミアシャイマーとの夕食会がありましたのでその後の懇親会には出られませんでしたが、大変充実した部隊研修となりました。
この部隊研修での裏話やミアシャイマーとの話については後ほどまた。


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