国際地政学研究所ワークショップに石津朋之先生登場 |
私がお世話になっている国際地政学研究所が、防研の石津朋之先生をお迎えして「地政学ルネサンス」というテーマでワークショップを開催します。
今回から開催時間が大幅に変更になっております
もちろん私も参加予定です。ぜひふるってお集まりください。
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2014-04-IGIJ-Workshop:「地政学ルネサンス」
2014年4月18日(金)1330-1630―アルカデイア市ヶ谷(私学会館)

クリミヤがロシアに帰属しました。ロシアの黒海艦隊の母基地を「自国内」に置いたプーチン大統領の結論がどれほど重要な意味を持ってくるのか関心が強まっています。
ジオポリティークの優位をめぐる争いは歴史的に絶え間なく繰り返されてきました。クリミアをめぐる歴史的ジオポリティークは、地理と政治との関係を説き、覇権と支配へ導く古典的・伝統的「地政学」からは当然の理屈と言えるかもしれません。
しかし私たちは、このようなジオポリティークとパワーポリティックスが再びまかり通る時代がやってきたという警鐘としてロシアの行動を考えなくてはなりません。また「北方四島」の問題を考えるに当たっても、日本に都合よく解決できるという期待よりも、慎重で頭脳的な態度と思考でアプローチしなければならないと考えます。
そこで4月のワークショップは、 防衛研究所戦史研究センター 石津 朋之 国際紛争史研究室長のご登場を得て「地政学ルネサンス」と題してお話を頂き、今、悩ましい問題となりつつある「地政学」を再考する機会を得ることとなりました。
日本だけではなく国際社会においてジオポリティーク思考が盛んになっております。古典的・伝統的な「地政学」が東西冷戦までの国家戦略に影響を与え「戦争の世紀」を演出して参りました。現在の思潮が今なお同様の時代精神を継承しているとすれば、その悩ましい危惧をどのように払拭していけば宜しいのでしょうか。
そこで私たちは、これまでの戦争に直結して来た「地政学」を抜け出す意志をこめ、敢えて「ジオポリティーク」と呼び替え「地理学と政治学・国際関係論・経済学・文明論などとの関わり」を皆様とご一緒に再考させて頂こうという考えに至りました。ご聴講の皆様との理解と価値観、インプリケーションの共有ができれば幸いです。
なお、今回からIGIJのワークショップはお昼の時間帯1330-1630とさせて頂くことになりました。お仕事、学業時間とのバッティングがお有りになるかと存じますが、より多くの皆様のご聴講を頂けるようご高配をお願い申し上げます。
時程:
1300 開場
1330 開始
1330-1335 趣旨説明 柳澤協二 IGIJ理事長
1335-1420 キーノートスピーチ 石津朋之 先生
1420-1440 コメント 柳澤協二 IGIJ理事長
1440-1500 コメント 石津朋之 先生
1500-1510 休憩
1510-1620 フロア参加討議
1620-1630 総括・閉会 柳澤協二 IGIJ理事長
*司会進行:IGIJ 理事 林 吉永