2014年 01月 12日
なぜ中国の「日本研究者」たちは影響力ないのか |
今日の横浜北部は朝から快晴でしたが、やはり朝晩はこたえます。
それにしてイギリスではこれくらいの寒さは秋口から普通でしたから、自分の身体がなまったといえるのかどうか。
さて、翻訳や学校の仕事が立てこんでおりまして、なかなかブログのほうを更新できていないのですが、今日は久々に面白い話を仕入れてきましたのでその話を簡単に。
ある有名な歴史系の先生の話です。
その先生が現在勤めているところには、中国人の日本研究者たちがけっこう多いそうで、現在の日中関係の状況に憂慮した先生が、自分のところに来ている中国人たちに、
「ここで仕事を終えて国へ帰ったお前らの先輩(の日本研究者)たちは、こんなときになぜ北京政府にアドバイスしないんだ?」
と聞いたそうです。そしたら彼らのこたえは、
「先輩たちはみんな中国で日本語教師やってます」
とのこと。
なぜこうなるのかというと、そもそも日本に留学してこようとする日本研究者の卵たちというのは、はじめは「日本語」という語学専攻でやってきたというパターンが多いわけで、語学以外の専門分野を学ぼうとしてやってきたわけではなかったという事情があるとか。
そのような彼らは、語学だけは得意ですから、日本語で論文を書けるようになるまで上達するらしいのですが、いざ中国に帰ると、中国語で論文を書く訓練を受けていないので、日本を専門にした研究者にはなれないことになってしまいます。
ようするに彼らは「日本研究者」ではなく、とりあえず生き残るために稼ぐ「日本語教師」になってしまうパターンが多いとのこと。
しかも語学の専門家というのは、たとえば(日本の)政治の専門家たちよりも格や社会的ステータスが低く、学者として尊敬されないために、どうしても中国における日本研究者、ひいては日本側の事情を北京中央部に正確に伝えることのできる人が少ないということになってしまいます。
これは構造的な問題なのかもしれませんが、こういうところで国益を損ねているのは、いわゆる「大国の自閉症」を持つ中国側ということになるんでしょうね。
まあ中国にかぎらず、大国から非大国に学びに来て帰った人々の事情というのは、どこでも似たようなものなのかもしれませんが・・・
それにしてイギリスではこれくらいの寒さは秋口から普通でしたから、自分の身体がなまったといえるのかどうか。
さて、翻訳や学校の仕事が立てこんでおりまして、なかなかブログのほうを更新できていないのですが、今日は久々に面白い話を仕入れてきましたのでその話を簡単に。
ある有名な歴史系の先生の話です。
その先生が現在勤めているところには、中国人の日本研究者たちがけっこう多いそうで、現在の日中関係の状況に憂慮した先生が、自分のところに来ている中国人たちに、
「ここで仕事を終えて国へ帰ったお前らの先輩(の日本研究者)たちは、こんなときになぜ北京政府にアドバイスしないんだ?」
と聞いたそうです。そしたら彼らのこたえは、
「先輩たちはみんな中国で日本語教師やってます」
とのこと。
なぜこうなるのかというと、そもそも日本に留学してこようとする日本研究者の卵たちというのは、はじめは「日本語」という語学専攻でやってきたというパターンが多いわけで、語学以外の専門分野を学ぼうとしてやってきたわけではなかったという事情があるとか。
そのような彼らは、語学だけは得意ですから、日本語で論文を書けるようになるまで上達するらしいのですが、いざ中国に帰ると、中国語で論文を書く訓練を受けていないので、日本を専門にした研究者にはなれないことになってしまいます。
ようするに彼らは「日本研究者」ではなく、とりあえず生き残るために稼ぐ「日本語教師」になってしまうパターンが多いとのこと。
しかも語学の専門家というのは、たとえば(日本の)政治の専門家たちよりも格や社会的ステータスが低く、学者として尊敬されないために、どうしても中国における日本研究者、ひいては日本側の事情を北京中央部に正確に伝えることのできる人が少ないということになってしまいます。
これは構造的な問題なのかもしれませんが、こういうところで国益を損ねているのは、いわゆる「大国の自閉症」を持つ中国側ということになるんでしょうね。
まあ中国にかぎらず、大国から非大国に学びに来て帰った人々の事情というのは、どこでも似たようなものなのかもしれませんが・・・
by masa_the_man
| 2014-01-12 22:44
| 日記

