2013年 10月 16日
国家戦略とビジネス戦略を同時に学ぶ(戦略の階層2) |
おしらせです。
「戦略の階層を徹底解説する」というCDの発売から早くも一年近くが経過しましたが、予想以上のご好評をいただいておりまして、おかげさまで大ヒットしております。
このCDのテーマとなっている「戦略の階層」という概念ですが、そのシンプルさと驚くべきポテンシャルの割には今まで見過ごされていたものでありまして、私はこれを理解できれば、日本という「国家」だけでなく、「会社組織」や「個人」までもが戦略的になれるはずだと確信するに至っております。
ところがこの概念、非常に重要であるにもかかわらず、その応用がけっこう難しいと感じる方が多いようです。
たとえば「戦略の階層」のCDでは個人への応用の仕方を中心に説明したわけですが、「ではビジネス方面にはどのように応用すればいい?」とか、「事例がたくさんあるほうがよりケーススタディになるので続編を!」という声も多く聞くようになりました。
しかしあいにく私はビジネスや経営を専門に学んできた人間ではなく、本業は「地政学」のような「国家戦略」や「大戦略」の分野です。
もちろん私は以前から「戦略の本質はあらゆる分野で共通のものだ」となんとなく考えておりましたが、個人の戦略は良いとしても、なにぶん経営戦略は自分の専門外のことなので、これに言及することは少し控えておりました。
ただし戦略論の核となる「戦略の階層」の、経営・ビジネス分野への応用の必要性は痛切に感じており、いつかはこれに対応しなければと思っておりました。
そんな矢先に、ある一つの事実が判明しました。
これまで私のCDをお聴きになった方にはお馴染みだと思いますが、一緒にCDの企画を行なっている和田さんがドラッカーの思想に相当詳しく、「ドラッカーも戦略の階層を意識させる発言が多いよ」とよく言ってくれたことを思い出したのです。
だったらこの「経営コンサルタントの祖」の構築した手法を「戦略の階層」の新たな視点でとらえるために、コラボをしてみよう・・・私はそう思い立ったわけです。
具体的にいえば、私の指導教官で戦略思想家であるコリン・グレイの『戦略の格言』という本の中の格言の内容と、ビジネス系では有名なあのピーター・ドラッカーのビジネス・経営系の名言をそれぞれ持ち寄って、それらを互いにぶつけてみるというものです。

これはいわば「軍事戦略」と「経営戦略」を、主に「戦略の階層」という概念を中心に据えて、互いに比較検討するという、ハッキリ言ってかなり無謀な(?)企画です。
いや、正直なところ、私自身も「軍事と経営の戦略論を比較しても違いすぎるから意味ないんじゃないか」と感じていた部分は若干あったのですが、いざやってみると、面白いほどアイディアが符号するのです。当初の私の不安は完全に吹き飛びました。
つまり両者のアプローチはたしかに違うんですが、その目指しているところは究極的には不気味なほど似ているんですね。これには制作した側の私自身も驚きましたし、しかもかなり勉強になりました。
ということで、コリン・グレイとピーター・ドラッガーの格言による「戦略の階層」の解説CDが完成しました。CD3枚組で約200分収録した大ボリュームの本格的なものです。
戦略を身につけるために、ぜひみなさんに積極的にご活用いただければ幸いです。

「戦略の階層を徹底解説する」というCDの発売から早くも一年近くが経過しましたが、予想以上のご好評をいただいておりまして、おかげさまで大ヒットしております。
このCDのテーマとなっている「戦略の階層」という概念ですが、そのシンプルさと驚くべきポテンシャルの割には今まで見過ごされていたものでありまして、私はこれを理解できれば、日本という「国家」だけでなく、「会社組織」や「個人」までもが戦略的になれるはずだと確信するに至っております。
ところがこの概念、非常に重要であるにもかかわらず、その応用がけっこう難しいと感じる方が多いようです。
たとえば「戦略の階層」のCDでは個人への応用の仕方を中心に説明したわけですが、「ではビジネス方面にはどのように応用すればいい?」とか、「事例がたくさんあるほうがよりケーススタディになるので続編を!」という声も多く聞くようになりました。
しかしあいにく私はビジネスや経営を専門に学んできた人間ではなく、本業は「地政学」のような「国家戦略」や「大戦略」の分野です。
もちろん私は以前から「戦略の本質はあらゆる分野で共通のものだ」となんとなく考えておりましたが、個人の戦略は良いとしても、なにぶん経営戦略は自分の専門外のことなので、これに言及することは少し控えておりました。
ただし戦略論の核となる「戦略の階層」の、経営・ビジネス分野への応用の必要性は痛切に感じており、いつかはこれに対応しなければと思っておりました。
そんな矢先に、ある一つの事実が判明しました。
これまで私のCDをお聴きになった方にはお馴染みだと思いますが、一緒にCDの企画を行なっている和田さんがドラッカーの思想に相当詳しく、「ドラッカーも戦略の階層を意識させる発言が多いよ」とよく言ってくれたことを思い出したのです。
だったらこの「経営コンサルタントの祖」の構築した手法を「戦略の階層」の新たな視点でとらえるために、コラボをしてみよう・・・私はそう思い立ったわけです。
具体的にいえば、私の指導教官で戦略思想家であるコリン・グレイの『戦略の格言』という本の中の格言の内容と、ビジネス系では有名なあのピーター・ドラッカーのビジネス・経営系の名言をそれぞれ持ち寄って、それらを互いにぶつけてみるというものです。

これはいわば「軍事戦略」と「経営戦略」を、主に「戦略の階層」という概念を中心に据えて、互いに比較検討するという、ハッキリ言ってかなり無謀な(?)企画です。
いや、正直なところ、私自身も「軍事と経営の戦略論を比較しても違いすぎるから意味ないんじゃないか」と感じていた部分は若干あったのですが、いざやってみると、面白いほどアイディアが符号するのです。当初の私の不安は完全に吹き飛びました。
つまり両者のアプローチはたしかに違うんですが、その目指しているところは究極的には不気味なほど似ているんですね。これには制作した側の私自身も驚きましたし、しかもかなり勉強になりました。
ということで、コリン・グレイとピーター・ドラッガーの格言による「戦略の階層」の解説CDが完成しました。CD3枚組で約200分収録した大ボリュームの本格的なものです。
戦略を身につけるために、ぜひみなさんに積極的にご活用いただければ幸いです。


by masa_the_man
| 2013-10-16 22:56
| 戦略解説CDシリーズ