戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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橋下市長にもう勝ち目はない?!

久々にメルマガを更新しました。

===

みなさんもすでにご存知の通りかと思いますが、
大阪市の橋下市長の、いわゆる「従軍慰安婦」問題に関する諸々の発言が
世界的に大きな波紋を広げております。

アメリカ通信」をお読みのみなさんの中には、
様々な意見をお持ちの方がいらっしゃるとは思いますが、
私はこの件については、単純にひとつの分析だけを示しておけば、
ほぼ、こと足りるのではないかと考えております。

それは何かというと、「戦略の階層」です。

「またそれか!」とお感じの方がいらっしゃるのは重々承知なのですが、
この概念は本当に色々なことを教えてくれるので、この問題でも触れざるを得ません。

-:-:-:-:-:-:-:-:-

では「戦略の階層」から何がわかるのかというと、
それは「今回の橋下市長には勝ち目はない」ということです。

===

続きは私が執筆しているメルマガ、「アメリカ通信」にてご覧下さい。
Commented by jujuju at 2013-05-28 14:06 x
負けたからこそ勝てるという戦略もあります。
いい例が韓国反日ですね。

こっちは勝者に凄い被害を受けたんだと常に声高高に言っていると
最初はその発言を無視するでしょうがだんだんそれを取り上げるメディアがでて泥仕合の様相をていしてきてこの問題が消えて行きます。

アメリカが日本でこんな事をしたドイツで米国軍がこんな事をした
ベトナムで韓国軍がこんな事をしたとしつこく言っていく戦略が1番いいでしょ。

そうすることによって人権問題が泥仕合になると思います。
Commented by ふぉっけ at 2013-05-28 15:18 x
アメリカ通信読みました。戦術レベルの利益を重視して、より上位の概念にあたる利益をないがしろにしてはならないという主張は納得です。

しかし、国民の歴史観やアイデンティーといった「世界観」「歴史観」を重視した結果、現実に破滅的な結果をもたらした例もあるわけです。
例えば、第二次大戦時に日本はポツダム宣言を当初、「黙殺」しました。それは日本の「国体」を維持できるかが不明確であったからです。「国体」というものが何を意味するのかは置いといて、とにかく当時の日本政府は国家としての、あるいは民族としての「世界観」を重視してポツダム宣言を黙殺し、降伏を先延ばしにしました。

その結果、各地で空襲が続き、果てには原爆まで投下されました。原爆だけでいっても犠牲者は約20万人。
「世界観」「国家観」は20万人の現実に生きる人間の犠牲を正当化できるものなのでしょうか。本末転倒な気もしますが。
Commented by katz at 2013-05-28 18:55 x
メルマガ拝見いたします
Commented by 待兼右大臣 at 2013-05-28 22:20 x
「戦略家」としての奥山氏に求められているものは、
そんなものではないと思います。奥山氏に求められているのは

そのような、世界システムの中で、
1 どうすれば、今まで以上にわが国の国益を主張できるか
2 どうすれば、そのようなルールを少しずつでも変えられるか
というわが国の「戦略」を立てるにはどうすればよいかということが
求められているのだと思います。

1 日本は敗戦国なので、戦勝国のお情けに縋って生きていくしかない。
2 わが国は自国の「正義」を主張する権利はなく、濡れ衣や根拠のない
 批判であっても、反論せずに、甘んじて受け入れなければならない。

と言わんばかりの立論で、これらから導き出される結果として

3 戦勝国論理を出してきた中国に尖閣では勝てない
4 竹島、北方領土に執着するのはおろかである
5 将来、要求があれば沖縄や対馬も中国や韓国に差し出すべき
6 他国からの謝罪と賠償要求には、すべて応えなければならない

と言うような結論さえ予測させます。

Commented by 待兼右大臣 at 2013-05-28 22:21 x
戦勝国の世界観に唯々諾々と従い、「奴隷の平和」を享受するのが
「リアリスト」と言うわけでもないでしょう。このようなことは、岡◎久彦氏にでも言わせて置けばよい話です。

1 日本のここがだめだ(日本人を捨て西洋人にならなければならない)
2 日本の良さは外国では認められない(日本的なものを捨てるべき)
というのは、「欧米通」の方々から、よく聞きますが、そういう
「自尊感情(self esteem)」をないがしろにするような世界観を
日本人に植えつけることが、日本の「戦略家」として、
最良の方策と考えておられるのでしょうか。
Commented by xyz at 2013-05-28 22:34 x
ちょっと違いますが、ブレードランナー症候群という言葉を思い出しました。
Commented by 待兼右大臣 at 2013-05-28 22:39 x
面白い現象といえば、このメルマガのような論理で橋下に批判的なコメ
ントが比較的集まりやすい「はてなブックマーク」というものがあります。

橋下氏の記者会見までは、橋下氏の発言を取り上げた記事などが少な
くとも1つはランクインしており、そこに、まさにそのメルマガの論理のよう
なコメントがついていたのですが、橋下氏の特派員協会での記者会見以
降、氏の発言を取り上げた記事などがランキング入りすることはありま
せん。(訪米中止や慰安婦の報酬に関する記事がランキング入りしてい
ますが、氏の発言そのものを取り上げた記事などはありません。

個人的には、このような、国内でのネット空間で、橋下氏への批判が奇
妙なほどなされない(ように見える)現象のほうが興味を引きます。
ttp://www.newsweekjapan.jp/reizei/2013/01/post-514.php
この記事と橋下氏の記者会見とを比較すれば、何かが見えてくると思い
ます。
Commented by 待兼右大臣 at 2013-05-28 22:45 x

つまり、理性的な対応であれば、世界は橋下氏の発言を「黙殺」する。
(戦場と性の問題について、全世界的に取り組むと言うメッセージを
 発し続ける)
そして、この件は、政治の舞台に上らなくなる。
(韓国の戯言に付き合って入られなくなる)

したがって、橋下氏の「撤退戦」は、これまでと異なり何らかの成果を得
るというのが私の見立てです。
(というか、そのようにするためには、何が効果的かということを提案する
 のがまさに「戦略論」のケーススタディーになると思うのですが。

恐らく、橋下氏の論立ては、「従来型」の従軍慰安婦否定論者にはウケ
が悪いと思います。その意味で、「撤退戦」と言えば撤退戦なのですが
(この点からも、中山氏や石原氏のような「旧太陽系」の面々と、この件
 について、意見を交わしたことはないということが推測されます。
 恐らくウケ狙いあるいは「釣り」で発言したら、引っ込みがつかなくなっ
 たので、ここまで来たというもので、橋下氏は、この件について、確固
 たる思想的基盤があるわけではないというのが私見)
Commented by 待兼右大臣 at 2013-05-28 22:58 x
Not even justice, I want to get truth
という分かる人なら分かる「名言」があります。
(個人的には
 Not even justice, I want to get the fact
 と言いたい気分ですが) 
Commented by 待兼右大臣 at 2013-05-28 23:40 x
聖書の「罪無き者、まず石を投げよ」なら、
戦勝国にも理解できるでしょうか。
Commented by 無花果 at 2013-05-29 07:58 x
この件について語るのなら、まず「勝利条件」をどう策定するか、が重要ではないでしょうか。
日本の慰安婦についての誤解を解く、という「勝利条件」であるなら、現時点では確かに世界レベルでは敗北決定間違いないと思いますが、国会答弁を経て、日本国内では売春婦の料金二重取りに過ぎない、という認識が広まりつつあります。旧軍=伝説の悪役のポストも今更で(ナチスには負けますがw)、あせる必要も急ぐ必要もあまりありません。例えば、橋下さんを捨て駒にして「一般論」に延焼させて、蒸し返しづらくすることを勝利目的にするならば、まだまだ勝ち目はあるのではないかと。
Commented by 無花果 at 2013-05-29 07:58 x
それに、どうもたかが地方の一市長の失言にしては世界で大々的に火がついたのも偶然とも言い切れないのでは、と思う内容の書籍も出るようですし、案外面白い手も打てるのでは、と考えています。
「解放者」米兵、ノルマンディー住民にとっては「女性に飢えた荒くれ者」
ttp://www.afpbb.com/article/war-unrest/2946474/10810152
>米軍では当時「フランス人に対して優位に立つ」手段として性欲、買春、レイプが取り入れられていたという。

中国が改めて欧州と接近している今、WW2の「正義」「成果の功労者」「悔い改めた悪鬼」の看板の奪い合いの一端としての、アメリカ陣営への計画的な攻撃のように受け止めています。勝者としてのアメリカの価値を毀損させ、また敗者としての日本を改めて「ドイツ以下」に置く目的ではないかと。
穿ちすぎかもしれませんが。
もしも、そうだとしたら欧州と米国の間で揺れる英国はどちらに乗るのでしょうか。
Commented by 待兼右大臣 at 2013-05-29 22:40 x
「橋下記者会見、海外ではほぼスルー」
ttp://blogos.com/article/63145/forum/
という記事があります。

これがもし事実であれば、橋下氏のラインで主張を繰り返す限り、
相手は、「黙殺」という名の「反論拒否」に陥る。
そうなれば、少なくとも、表の世界では「痛み分け」に持ち込める。
(韓国等からの「性奴隷攻撃」は沈静化する
 =政治カードとしては無力化できる。)

相手の内心が、どうかは知る由もないが、それは、不問に付すしかない
Commented by sdi at 2013-05-30 01:03 x
橋下市長は、いつもの炎上マーケティング手法を「慰安婦問題」に対して使おうとして、逆で彼の視界の外から遠慮なしの反撃を喰らい火達磨になってしまいました。まさしく、彼は戦術レベルでの視野と思考しかしていないと私も思います。
とはいっても、この問題このまま退くのが正しい選択とも思えません。(というか、火達磨になった本人が転げまわっているうちあっちこっちに飛び火した感がありますが)皮肉なことですが、以前に奥山殿が言っておられた「戦線を拡大する」チャンスが訪れたのではないでしょうか?戦線の拡大の方向とそのやり口は問題ありすぎかもしれません。橋下市長の主張をそのまま拡大し続けると、全世界で潜在的な敵に増やしかねない危険性をはらんでいます。泥仕合になるリスクも高いですね。
Commented by 待兼右大臣 at 2013-05-30 03:24 x
慰安婦問題などの歴史認識問題で、いわゆる保守派は、政治的には
「Don't ask Don't tell」
が最大公約数的な妥協点と考えていると思います。

しかし、実際は、「Don't tell」のままでいたいのに、韓国を始め「ask」
の連発で、その中には「accuse」も入っているという状況なので、
「tell」を強いられているという状況です。

つまり、この「泥仕合化」によって「ask(and accuse)」が「Don't ask」
になるだけでも、わが国にとっては「成果」ということになります。

「Don't ask Don't tell」でも、内心は
同性愛者なんかと一緒に居たくないvs同性愛者で何が悪い
という両者の対立が解消されないのと同じです。
でも「Don't ask Don't tell」なら何とか同居はできるという知恵です。
by masa_the_man | 2013-05-27 12:03 | 日記 | Comments(15)