戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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戦争論(まんがで読破)

今日の釧路は昼過ぎまで快晴だったのですが、午後から曇って小雨まじりになりました。

さて、戦争論について日本語の本を色々と読んでいるところなのですが、名著をまんがで解説するシリーズのようなものがあったので、それについて書評を。

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「戦争論 」(まんがで読破)
作・クラウゼヴィッツ

というものなんですが、基本的にこれは作者がなく、企画ものとして「バラエティー・アートワークス」というグループが作ったということになっているみたいです。

で、内容なんですが、思ったよりよくまとまってます。見事に先入観を裏切られました。クオリティ自体はなかなか高いものだといえるでしょう。

しかし、しかしです。

やはりというか、「クラウゼヴィッツが二人いる」ということや、あまり重要ではない戦術面のほうの記述(とくに防御の優位性など)がかなり多く、どう論じられてきたか、どこが現代でも重要なのか、というところがやや見えにくいのかと。

また、当然かもしれませんが「三位一体」の記述にやや甘く、また戦争の天候(雰囲気)についての記述もすくなく、最も重要な「摩擦」についても解説はほんの数ページ。

それでも概略を知るという意味では今までにないくらいアクセスしやすい本であることは間違いありません。

ということで深い知識よりも広く浅くという方には意外とおススメです。
by masa_the_man | 2013-05-23 20:58 | 日記 | Comments(0)