戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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一期一会の戦略

今日の横浜北部は昼過ぎまで快晴でしたが、夕方近くになって曇って小雨が。気温は確実に上がってますね。

さて、昨日のエントリーと似たようなことを。

戦略系の本を読んでいますと、過去の戦史を勉強しろ!という記述のほかに、過去の戦史にはとらわれるな!という矛盾した記述に出くわすことがあります。

本日はその「過去にはとらわれるな!」という戦略の教えを紹介します。

当たり前ですが(そしてこれを自覚している人は少ないのですが)、いまわれわれが戦っている戦争や戦闘(そして状況)というのは、毎回ユニークなもので、過去にまったく同じケースは存在しません

ところが戦略本を読むと、人間のサガのせいか、「この戦いが参考になる」みたいな記述がわんさか出てきます。

もちろん示唆やヒントを得るという意味ではたしかにこの記述は正しいのですが、どうも本当に戦略を成功させた人(そしてビジネスなどで成功し続けている人)たちというのは、毎度毎度の戦いを、それぞれ別物のまったく新しい戦いであると認識している人が多いようなのです。

まさに「一期一会」なわけです。

これを別の言葉でいえば、彼らはまるで子供のような態度で、新しい戦略状況をまるで素人のような目で把握することにより、過去のケースのとらわれずに対処できるということです。

これはpreconceivedなアイディアから自由になって、まさに「勝ちパターンをパターン化しない」ということになります。うーむ、矛盾です。

よく歴史の教訓として引き合いに出されるのが第二次大戦初期の旧日本軍であり、あまりに緒戦で成功して拡大し続けてしまったために、いわゆる“Victory Disease”(勝利病)にかかってしまったというものですな。

まあこれもずいぶん大雑把な教訓かもしれませんが、大事なのは過去の成功(これには直近のものも含む) に酔うことなく、常に新しい気持ちでことに当たれということです。

まさに「勝って兜の緒を締めよ」「初心忘れるべからず」ということなんですが、このような柔軟性や「毎回子供の気持ちで現実を分析する」というのは、まさに「言うは易く行うは難し」ということに。

ということで、このような戦略のエッセンスについて、今後ともシリーズ化して本ブログで書いて行こうと思っております。
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(おそらく本文とは関係ありません)
by masa_the_man | 2013-05-10 21:04 | 日記 | Comments(0)