集団的自衛権と集団安全保障のワークショップ講演録 |
私がお世話になっている国際地政学研究所(IGIJ)がつい先月に開催した集団的自衛権と集団安全保障に関するワークショップの講演録が、このたび小冊子として限定発売されることになりました。
内容は、安倍政権でも一つの焦点となる安全保障懸案であります集団的自衛権についてでして、これについての自衛隊・防衛省内局や安全保障専門家の方々のかなり率直な意見を聞いたもの。
さらに重要なのは、その時に使われた図や資料などを豊富に掲載しておりまして、雑誌などに載っている記事などよりもはるかに専門的かつ丁寧に書かれているという点でしょうか。
以下は本文からの引用:
ー明日にでも起こりうる1番の類型ですが、金正恩がどうにかなって内乱が起こり、北朝鮮が38度線を越えて南進して来たケースを考えます。アメリカはまず、NEO(Non-Combatant Evacuation Operation:非戦闘員退避活動)を推進します。
ーフロンティア分科会は、「日本が国家としてどのようにあるべきか」といったことについて、長期的視野から提言を出してほしいというのが野田さんのリクエストだったわけです。
ー、我が国の憲法はパリ不戦条約 の系譜につながっており、基本的に憲法9条というのは決して特異なものではないという一つのとらえ方があります。従って、憲法9条の解釈を国際法や国際社会常識に則って解釈するべきだという考え方であります。その考え方を用いますと、当然のことながら国連憲章において禁止されていない武力の行使、すなわち個別的・集団的自衛権の行使、あるいは集団安全保障における武力の行使は当然容認した形で憲法9条を解釈すべきだという考え方がございます。
ーある防衛省幹部の話として「日本がアフガン戦争のような海外での戦争に加わる覚悟と戦略がなければ、この集団的自衛権の議論は成り立たないのではないか」と言っているとありました。まさに此処の部分がこの議論の本質であると思います。
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下は小冊子の中の1ページ分のイメージです。かなり本格的でわかりやすい図が使われていることがおわかりいただけるかと。

お値段は送料・税込みで全56頁の資料付き講演録が、なんとたったの900円です。
ご希望の方は、このメールアドレス(yqi02244@nifty.ne.jp:富岡)までお申込み下さい。
その際にご記入いただきたいのは、
・メールタイトル:【集団的自衛権講演録の小冊子希望】
・【氏名】
・【住所】
・【電話番号】
です。追って担当者のほうから振込先(ゆうちょ銀行の口座)のご連絡が参りますので、そちらに900円振り込んで下さい。振込確認後の数日以内に到着します。
数に限りがある限定版です。前回、そして前々回の講演録は募集から数日以内に完売(しかも絶版)してしまいました。
ぜひお早めのお申し込みをお願いします!