戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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バチカン銀行の“改革”をめぐる権力争い:その2

昨日のつづきです!

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●昨年の五月のことだが、バチカン銀行は頭取でコネを多くもつイタリアの銀行家、エトーレ・ゴッティ・トデスキー氏を解任しており、しかもこれは珍しい取締役会における反乱で実現したものだ。この際に彼は、公開文書で無能であったと非難されている。

●ゴッティ・トデスキー氏は2010年にも厳しい捜査を受けており、行政官がバチカン銀行によって使用されていた外部の口座から3000万ドルを没収し、その銀行の執行役であったパオロ・キプリアニ氏とともに資金洗浄の疑いをかけられている。両者ともこの疑いを否定している。

●その資金は後にバチカン銀行に返却されたが、これはバチカンが2010年12月にベネディクト法皇の指令によって「財政情報機関」を創設した後に行われている。この機関はヨーロッパの反資金洗浄の基準に従っている。

●ローマはその後も捜査を続けており、これは1980年代初期以来のものだ。この時はバチカンが投資していたイタリアのアンブロシアノ銀行が、ラテンアメリカの会社へのローンが焦げ付いて130億ドルを紛失して倒産したために捜査されている。

●その銀行の頭取は1982年に死んで見つかっており、ロンドンのブラックフライアーズ橋で首をくくられた状態で発見されている。バチカン銀行は何もやましいことはないと容疑を否定しているが、アンブロシアノ銀行の債権者たちに合計2万5000ドルを支払っている。

●最近になってバチカンはいくらかの進展を見せているが、それでも国際的な銀行の基準からは遅れており、昨年の7月にはヨーロッパ審議会の監査機関であるマニーヴァルが発行した報告書によると、「財政情報機関」ができてから二年の間に、この機関はたった二件の怪しい取引にしか警告を発していないという。

●昨年10月にバチカンはその機関の新代表として40歳のスイスの弁護士であるレネ・ブルエルハート氏を迎え入れたが、彼は秘密で名高いリヒテンシュタインを銀行の基準にしたがわせて、ブラックリストから取り除く働きをしている。

●ブルエルハート氏を迎え入れたということは、フライベルグ氏の時と同様に、伝統的にイタリア人によって支配されているバチカン銀行へさらなる透明性を求める人々にとっては希望となっているのだ。

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うーむ、死者が出てますね・・・

まだありますので、つづきはまた明日!
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(高いガソリンの値段)
Commented at 2013-04-05 21:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by masa_the_man | 2013-04-04 18:11 | 日記 | Comments(1)