某有名作家の墓を訪問 |
さて、某有名作家の墓参りに行ってきましたのでその報告を。今回は写真がいっぱいです。
墓は私の大学があった町から電車でたった15分くらいの「ディトコット・パークウェイ」という駅が最寄り駅で、そこからちょっと離れた教会の敷地の中にあるとのこと。
さっそく駅まで往復チケットを買うと5ポンドちょっと。オックスフォード方面に向かう電車に乗ったと思ったら、次の駅でいきなり到着。意外に近かったのでかなり拍子抜けしました。ほぼ隣町だったんですね。
駅の様子は以下のような感じで、とりあえずプラットフォームは五番線くらいまでありましたが、やっぱり田舎です。
ここから#32というバスで行けるらしいのですが、平日の昼間でも一時間に一本しか出ていないので、時間のことを考えてタクシーで行くことに決めました。
下の写真は、列車から降りて墓のある北西方向を見た景色なのですが、ご覧の通り古くて巨大な煙突というか、クーリングタワー(冷却塔)が三本ありまして、「すわ原発か」と思ってタクシーの運転手に聞いてみると、これは石炭、ガス、そして柳の枝を圧縮した木材ペレットによる発電所なんだとか。
この巨大な発電所の脇を抜けて駅からオックスフォード方面に北上し、ものの10分くらい行った古い町の中で下ろされました。料金は初乗り4.6ポンドで、片道は合計11ポンドちょっと。
そしてその墓のある教会の様子は以下の通り。
名前は「オールセインツ教会」というらしいのですが、ややこしいことに駅の近くにも同じ名前の教会があります。というか、この教会の名前は「諏訪神社」と同じくらいどこにでもあるもののようです。
墓のありかは人から聞いてなんとなくわかっていたつもりだったので「すぐ見つかるだろう」などと気楽に考えていたら大間違い。全然見つかりません。
困ったので教会の事務所の人に話を聞こうと中に入っても誰もいません(しかも扉にカギがかかってない)。
結局のところ、この教会の敷地内にあるほぼすべての墓石を隅々まで自分で探すことになってしまいました。
しかもこっちの墓というのは、日本と違って(というか、日本も昔はそうだったんですが)基本は土葬。
私が行った当日も新しい墓穴が開けられてまして、どうやらこれから葬式が行われるところだったみたいです。
注意して歩かないと人が埋まっているところを踏んづけて歩いていることもしばしば。気持ち悪いったらありゃしない。
具体的には下の写真のようになっておりますので、その様子はなんとなくおわかりいただけるかと。
20分くらいくまなく探しましたが、あきらめかけた時に思いがけない場所でようやく墓を発見。さっそく記念写真をパチパチ。
場所は正面入り口から入って、ほぼ正反対の壁のちょっと手前。かなり奥のほうでした。
以下はその墓をやや離れた位置から撮影したもの。
その後は教会の隣にあるパブで昼食。パブの外観はこんな感じ。
タクシーの運転手から「そこの魚のフライは絶品だ」と聞いておりましたので、迷うことなくフィッシュアンドチップスを注文。コーラとあわせて12ポンドちょっと。
たしかにタクシーの運転手の言っていたように、この白身の魚のフライ(フィッシュ)は絶品。サクサクで中身もクセがなく大変美味。
しかしどうもこの国はどこにいってもポテト(チップス)の調理の仕方がなっとらんわけでして、いつも後半は塩とモルトビネガーを大量にかけることになってしまいます。
帰りは駅までバスで安く帰ろうと思ったのですが、乗る時間を間違えて覚えていたために、のんきにパブで昼飯を食っている間に乗り過ごしてしまいまして、もう一時間待たなくてはならなくなりました。
時間がもったいないということで、また諦めて先ほど乗ってきたタクシーでもらった名刺の番号に電話をして一台配車してもらうことに。
15分ほどパブの外で待っているとようやくタクシーが来まして、そこからまた10分ほど同じ道をたどって駅まで戻りました。
帰りの電車に乗る時に、実に興味深い風景に遭遇。なんとイギリスの「撮り鉄」です。
みんないいカメラを持っているのですが、なぜか全員がデカくて太め。右側はチームらしいのですが、左側はソロでした。
私がそばで見ていた時に彼らが撮影していたのは以下の二つ。
彼らも、まさか自分たちが背後から撮られていたとは思わなかったでしょうな(笑
ということで最後になりましたが、その作家の墓の近影です。誰の墓だかおわかりでしょうか?当たっても賞品は出ませんが(苦笑