戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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メイロマ女史(@May_Roma)による「累積戦略」解説

今日のイギリス南部は基本的に曇りでして、午後遅くになってから小雨模様。まだ春にはほど遠い感じです。

さて、メイロマ(@May_Roma)女史といえば、イギリスから情報発信をしているTwitter上で非常に有名な方ですが、ごく最近の彼女のつぶやきの中に「累積戦略」の重要性を解説していると思われる箇所がありましたので簡単にご紹介を。

注目の箇所は以下のtogetterの、

May_Romaさん連続Tweet:よく考えてみようよ。料理できない人が包丁持っても無駄だよ。」

の中の、以下の二つのTweets。

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あのね、ネットでブログ書いたり、メルマガ書いて金を稼げてる人って、それ以前に、商用媒体で書いてたり、仕事で書いてたりして、稼いでた人が多いの。継続的に稼げる人はね。道具が変わっただけだよ。料理できない人間がどんな良い包丁持っても無駄だよ。

ワシだって商用媒体さんから原稿執筆や調査依頼頂いたり、本を書く機会を頂いてるわけですけど(同人じゃないぞ、商用ね)これって会社で事業企画やったり、コンサル時代に調査報告書を大量に書いたりしたのが下地になってるんですよ。あの修業時代があったから書くことができる

====

彼女は「安易な気持ちで独立してノマド(=個人事業主?)になるな」ということを以前から主張しているわけですが、すでに独立できている人たちが共通してもっているのは「料理の腕前/修行時代の蓄積だ」ということを述べております。

これを私なりに無理やり言いかえますと、「修業時代の蓄積」が累積戦略で、「独立してノマドになる」ことは順次戦略となります。

つまり、先に土台となる累積戦略があって、それから独立するという意識的な順次戦略が初めて発揮されるということですね。

これはまさにワイリーが『戦略論の原点』の第三章で述べていたロジックそのもの。

ただしこのような「まず修行が必要」というのは、現在のような「独立してノマドになることが先決だ」という順次戦略優先の危険な認識が流行している日本では、なかなか受け入れらない部分もあるでしょう。

ある意味でメイロマ氏の意見に賛否両論が多い原因は、実はこの辺りにあるのかと。

この累積戦略の大切さについては、私も「若きクリエイターたちへ捧ぐ!Cumulative & Sequential Strategy^累積戦略と順次戦略~『Quiet(クワイエット)』を読み解く:引きこもりが勝利する時代~」というCDの中で徹底的に論じておりますので、ご興味のあるかたはぜひ。

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(ポークのカーヴリー:紅茶をつけて1200円なり)
Commented by ナリ at 2013-03-20 06:52 x
この手の話を聞いていていつも思うのは、「日本でモテナイ男が、どうやって海外でモテルんだ?」と言った、町工場の岡野さん(痛くない針とか造った人)ですね。後、この内容で1200円はチョット高いですね。
Commented at 2013-03-20 12:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-03-20 17:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-03-20 17:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 待兼右大臣 at 2013-03-20 21:48 x
こんなプレートはイギリスらしくない!!!
とボケはおいておいて、

日本では、修行という名や農耕社会なので「累積戦略」の重要性は
身に染み付いていると思います。

歴史と風土で「世界観」というものは左右されますから・・・
ユダヤ教やキリスト教やイスラム教は
中東の乾燥地帯という風土だから成立したのだろうし、

仏教やヒンドゥー経は、インドの熱帯モンスーン気候だから
成立したのだろうし

神道は、日本という風土だから成立したのでしょう。
by masa_the_man | 2013-03-20 03:52 | 日記 | Comments(5)