戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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リベラリズムの源流

今日の横浜北部もなんとか朝から晴れております。しかし気温は低いですな。

さて、二日前の「リベラリズムの系譜」についてのエントリーに付け加えることが一つありましたので、その補足を。

前回のものは基本的に国際関係における安全保障的な面からのリベラリズムの代表的な三つのアプローチとして、三人の識者と彼らが提唱した解決法を簡単に紹介しつつ、リベラルには大きく二つの方向性があるとして、

①ミニマリスト
②介入主義者

という大きな分類ができることを紹介したわけですが、このついでにもう一つ大きな分類ができることを思い出したので付け加えておきます。

それは、リベラリズムの源流には大きくわけて二つある、ということです。

経済系:経済が繁栄・発展すれば、平和な世界が実現できるという考えが元にある。ほとんどの経済学者はここに入る。グローバル化推進、(T・フリードマンの)ゴールデンアーチ理論、ネオリベラル、相互依存、(T・バーネットの)コア・ギャップ論などのアイディアはすべてこちら。

倫理系:基本的に「痛み」の軽減すべきという倫理・道徳の追求から始まった流れ。人権系とも。J.S.ミルがその代表。政府による弱者救済、福祉国家建設、または大企業の批判などへつながる。現在の日本の共産党・社民党の議論はこの典型。極端に振れると共産革命。

リベラリズムを、上記のようなミニマリズム/介入主義と経済系/倫理系の二つの軸でわけて考えてみるのもなかなか面白いものかと。

ということでご参考まで。
Commented by sdi at 2013-01-19 13:15 x
縦軸をミニマリズム/介入主義、横軸を経済系/倫理系にして莉保延らリズムの論客や政治団体の主張をマッピング化したら思想的系譜とか解りやすいと思いますが、そこまで明確に分類できないかもしれませんね。
Commented by えんき at 2013-01-19 21:47 x
国連体制などのリベラルな考え方は、確かに或る程度の秩序は作り出しています。しかし、それは平和には見えない。この乖離は何なのかと考えてみた結果、そもそも途上国の民衆というのは同じ人間として数えられていないのではないか、と思いました。それならば、少なくとも第二次大戦後は大国間に於ける全面戦争は行われていませんし、平和が達成されたと言えます。

そうすると倫理系は簡単に説明できます。ミルが国内では功利主義で国外では収奪主義であったのも矛盾はありません。解り難いのは経済系で、この考え方は地球の資源が無限でないと達成不可能です。
Commented at 2013-01-20 10:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by masa_the_man | 2013-01-19 07:00 | 日記 | Comments(3)