戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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地政学の「変化」

今日の横浜北部はまたまたよく晴れました。寒さもそれほど厳しくはなかったような。

体調のほうですが、本日初めて家の外に出て買い物などをしてきたわけですが、まだまだ軽くふらつき感が残っておりまして、本格復帰は明日から、と感じた一日でした。

さて、最近のシェールガス革命についての文献をいくつか読んで思ったことについてひと言。

シェール(頁岩)ガス革命というのは、まさに「革命」という名前がつくだけあって、なかなか革命的な要素が入り混じっております。

ところがいくつかの文献(というかほとんどなんですが)で見落とされているのは、それが及ぼす地政学面での変化について説明するにあたって、「パワーバランス」が変化することまでは指摘できていても、では具体的に「何が変化したのか」が示されていないこと。

これに答えを出しているのが古典地政学なのですが、実は古典地政学の学者自身でも具体的には何かをわかっていないことが多いわけですから、一般の人にとってどの変化が重要なのかはわかるはずもありません。

ではその答えは何なのかというと、これはいま書きつつある本のネタバレにもなってしまいますが(編集者のMさん、遅れてすいません)、原因は「テクノロジー」の変化で、その結果が「通り道」

これにさらに加えると、「資源の場所」ということになります。

「資源の場所」の変化については、シェール革命について書かれているほとんどの文献が指摘しているところなのですが、なぜか決定的に欠けているのが「通り道」(LOCs)が変化することについての重要性への言及です。

さらには、その交通路が陸上なのか海なのか、はたまた空なのか宇宙なのか、それともサイバー空間なのか(?)について指摘されているものは皆無。

これについてはもう少し掘り下げて書く必要がありますので、今後も機会があるごとに少しづつ書いて行きたいと思います。

いずれにせよ、これをお読みの皆さんに覚えておいていただきたいことは一つ。

地政学は変化する

ということです。
Commented by 待兼右大臣 at 2013-01-08 23:25 x
>>交通路が陸上なのか海なのか、はたまた空なのか

ごく一部では

鉄オタが艦船オタを兼ねると「両生類」と言われ
さらに航空オタを兼ねると「怪物」と言われます。
(歴史オタなら、「三事兼帯」、「三職兼帯」とでも言うところでしょうが)

サイバーなら、バーチャル世界への「解脱」というところでしょうか。

シェールガスなら有体物輸送輸送なので、サイバーと言うことはないでしょうが・・・
Commented by masa_the_man at 2013-01-09 19:55
待兼さんへ

>鉄オタが艦船オタを兼ねると「両生類」と言われ

なるほど(笑

>さらに航空オタを兼ねると「怪物」と言われます。

三つの世界を制覇したから、と。

>サイバーなら、バーチャル世界への「解脱」というところでしょうか

ああ、そうかもしれませんなぁ。

>シェールガスなら有体物輸送輸送なので、サイバーと言うことはないでしょうが・・・

ここが「有体物」の強みでもあり弱みですね。コメントありがとうございました
Commented by sdi at 2013-01-09 22:53 x

>決定的に欠けているのが「通り道」(LOCs)が変化することについての重要性への言及
確かに、ご指摘の通り私が読んだ中東からの米国の撤退を懸念する分析記事でも「通り道」については言及してなかったような。


待兼殿
>「三事兼帯」、「三職兼帯」
また、なんて濃いネタを・・・・・(^_^;)
by masa_the_man | 2013-01-08 22:07 | 日記 | Comments(3)