戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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オフ会での発表の要点

昨日の横浜北部は相変わらずの晴れた冬空でしたが、日差しは暖かかったですね。

さて、一昨日の発表の内容を載せてくれというリクエストをいただいておりましたので、要点だけここに簡単に。

まず私は戦略についての三つの質問を皆さんに問いかけるという形で、いわばゼミ形式(?)で発表しました。その三つの質問は、本ブログでもおなじみの、

1、戦略とは何か?

2、戦略はなぜむずかしいのか?

3、戦略とテクノロジーの関係は?

という究極のもの。

参加されたみなさんにはいろいろと刺激的なアイディアをいただきまして、とくに2のなぜ難しいのかという問いかけに関しては日本の政治制度の話や世界観に至るまで話が広がり、あらためて戦略議論の奥深さを認識したところがありました。

個人的に一番気合いを入れていたのが3のテクノロジーの話でして、これは私の中でも最近の最大の関心ごと。

私の考えでは、日本人というのは技術を「魂が入ったもの」と考えているわりには、システムとしてテクノロジーの「ソフトの面」にかなり鈍感だという気がしてならないのですが、とくにそれが世界観という価値観と強烈に結びつけて考える必要があると思っております。

もちろんこれらの質問についての答えはないのですが、その質問について考えること自体が重要なのかという気がしてなりません。

そのあとで下のエントリーにもある戦略論の小冊子(これは私が翻訳して出版する予定)の中の15箇条を元にして、最近の戦略論では複雑系などのからみから「戦略とは環境を(自分の都合の良いものに)変えること」という議論が出て来たことなどを説明してみました。

結局のところ、どの戦略論でも洋の東西を問わず、言っていることはほとんど同じなのですが、大事なのは、そもそも戦略を使って行くことが難しいとわきまえるような、いわゆる「心構え」を与えるという意味での重要性を認識しましょう、というのが最近の論調かと。

ということで、この辺はそのうちに色々と書いていければと思っております。
Commented by 中川信博 at 2012-01-10 09:32 x
>戦略はなぜ難しいのか。

昔、デヴィッド・ボウイがジョン・レノンに「僕らのやってるグラム・ロックってどう思う?」と聞いたところ「うん、いいんじゃない!でもロックンロールに口紅塗っただけだろ!」といったという。

居合も初の座、中の座、奥の座とあると初の座は基本、中の座は応用で奥の座は基本に戻る。つまり「単純に考えないから難しくなる」が解ではと考えています。
Commented by masa_the_man at 2012-01-11 23:15
中川さんへ

>初の座は基本、中の座は応用で奥の座は基本に戻る。

なるほど!

>つまり「単純に考えないから難しくなる」が解ではと考えています

ところが、です。最近気づいたのは、この「単純に考えられるかどうか」というのが、その人の意識の高さにあるということです。これはちょっと横綱論的な話になるので別ブログのほうでそのうちに語ってみようかと。コメントありがとうございました
by masa_the_man | 2012-01-10 00:40 | 日記 | Comments(2)