戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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口頭試験の内容:完結

今日の甲州は曇りがちでしたが、気温はかなり上がりました。

さて、口頭試験の最後のシーンを。

内部試験官が部屋の中から姿を現し、私に部屋に入ってくるように呼びかけ、いよいよ審判の瞬間がやってまいりました。

ここでもかなり緊張しながら再び部屋に入ると、そこで立って待っていたのは外部試験官。彼は突然私の手を握って、

「おめでとう、君はパスしました」

と笑顔で宣言してくれたのです。

普通はこの瞬間で「ヤッター!」となるはずなのですが、私はなぜかホッとしただけで、なんだかあまり実感はなく、とりあえず少しだけ重い荷物を下ろした感覚が残っただけでした。

その後に内部試験官と握手をして少し話をしていると、突然後ろからお世話になった女性教授が入ってきて、

「どう、パスした?パスしたでしょ?!やったわねー!」

と大騒ぎになり、私は教授とハグしながらようやくパスしたことを実感しました。

その後に5分ほどこの三人と色々と話をしたのですが、私の論文の結果は基本的に「①のパス」なので本来は修正は必要ないのですが、

1,最終章の最後の結論部分に、他章の結論を加えて1ページほど書き足すこと
2,「タイポ」と呼ばれる、いわゆる誤字脱字を修正すること
3,指摘された「余計な引用」を削除すること
4、指摘された用語の解説に修正を加えること

などの点を三ヶ月以内に修正してから提出すればOKということになりました。

そしてこれを修正した後に印刷し、以下のようなハードバインディングという本の形のものにして、
b0015356_19280.jpg

この二冊を7月末までに学校のオフィスに提出すれば、すべての作業が終了ということになります。

そして卒業式なのですが、これはイギリスの大学の場合は年に2回行われており、どうやら一般的には6月と12月が通例とのこと。

私は4月以内でなんとか修了できたので6月の卒業式(今回は特別に7月始めに行われる)に参加するつもりでして、すでに飛行機の予約は済ませてあります。

話は口頭試験の現場に戻しますと、その後の手順を聞いた私は、再びその3人の先生を談笑すると、記念に2人の試験官と写真を撮りまして、互いに連絡をとりあうことを明言しつつ、試験会場を後にしました。

その後は借りていた部屋に帰って、さっそく家族や友人にEメールなどで連絡したわけですが、それでもまだ本当に合格したのか実感がわきません。実は合格してから2週間ほどすぎた今でもまだ実感なし。

とりあえずこの原因は、自分のアイデンティティとタイトルがまだ馴染んでいないからなのかも知れません。

ということで、2004年の9月に始まった、私の長年にわたるイギリスでの留学奮闘記はこれで一区切りしましたので、すでにお気づきの方もいらっしゃる通り、ブログのタイトルを「地政学を英国で学ぶ」という現在形から、「地政学を英国で学んだ」と変更しました。

今後のこのブログの今後についてはまだ何も決めていないのですが、基本的にはこのままダラダラと続けて行こうとは考えております。

ということで私の留学記はこれにて一旦終わりますが、今後は私の意見を細々と発信する場として活用していくつもりですので、今後ともよろしくお願いします。
Commented by ウヨなM at 2011-05-10 13:15 x
博士帽に期待します!(笑)
Commented by えんき at 2011-05-10 19:18 x
合格おめでとうございます。日本初の地政学博士ともなれば、あらゆる方面から引っ張りだこですね。
Commented by waterloo at 2011-05-10 20:59 x
合格おめでとうございます。
口頭試験の内容も、大変興味深く読ませて頂きました。
とりあえず、「お疲れさまでした!」
今後のご活躍も期待しております。
Commented by sirimonkon at 2011-05-10 23:40 x
その程度の修正で済んだのはやっぱりすごいんじゃないんですかね。
Commented by sdi at 2011-05-11 04:33 x
論文は引用されてなんぼと言いますから、いずれおくやま殿の書かれた論文が世界各地の同業者に引用されるときが来ると信じております。
改めて、合格おめでとうございます。
Commented by arbsk at 2011-05-11 17:44 x
大願成就本当におめでとうございます。


海外で勉学を続けていく上で様々なご苦労があったことと推察します。


ブログの一読者としては奥山さんの今後のご活躍が楽しみでなりません。
Commented by ミュンヘン at 2011-05-11 20:56 x
博士号取得おめでとうございます。
twitterの著書に『「横綱論」とは何か』が消えたのですね。
Commented by 愚人 at 2011-05-12 00:45 x
だいぶ日がたってしまいましたが
博士号取得おめでとうございます。

昨今は東アジア周辺できな臭くなっている中、何ちゃってリアリストが増えているような気がいたしますので、
更なるご活躍を期待しております。
Commented by Naotaka_Uzawa at 2011-05-19 22:33
すごいなぁ!!おめでとうございます!
Commented at 2011-09-04 20:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by masa_the_man | 2011-05-10 01:30 | 日記 | Comments(10)