戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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「日本人は土人だ」論について

今日の甲州は朝から良く晴れましたが、相変わらず気温だけは低めです。見た目は春なんですが、本格的に暖かくなるのはもうちょっと先なんでしょうか。

いやー、それにしてもカダフィ大佐はすごいですね。いまこれを書いている現在も演説をやっているみたいですが、自国の国民に対して空爆に実弾ですからね(苦笑)

昔、古舘伊知郎がカダフィのことを「中東の暴れん坊将軍」とか言っていたと思いますが、ここまで国民とトップが乖離しているとなれば、いままであまり成功しなかった「斬首戦略」も簡単に成功しそうな気が。

しかし今回の例でも見られたように、追い込まれた指導者というのは、おしなべて「外国からの分断工作だ!」という発言を行うのが通例となってきたような。

さて、ここ連日続けている話の続きというか、その拡大版の話を一つ。

みなさんの中には、ある某有名評論家の「日本人は土人だ」論をご存知かと思われますが、私が最近考えていることとこの理論(?)には少し関係があると思ったので、一言ここで述べておきたいかと。

この人物なんですが、私の解釈だと「日本人は西洋の近代的な概念を全く正しく理解していない、いわば土人と一緒なのだ」という、一見するとかなり乱暴な議論を行っておりまして、この部分は彼だけでなく、その弟子たち周辺にも脈々と受け継がれているように思います。

さて、普通の人が「土人論」を聞いた時の反応として考えられるのは、

●日本人を愚弄した、失礼な分析だ!
●冷徹な分析だ。言い方は失礼だが、それでも白人の日本人に対する優越感情を描いている。

という二つの極端なものかと。

私はこれを初めて聞いた当時はカナダに留学中でして、当然のように周りは(私にとって)外国人だらけだったわけですが、私はこの「日本人土人論」には後者のような反応をしまして、この分析には半分賛成できるようなところがあるなぁと感じておりました。

実際に外から見ても、日本の人文系の学問ではたしかに西洋式のロジカルな考え方をどこまで正確に理解できているかどうか怪しいところもありますし、さらに私のような東洋人に対する(白人からの)差別感情のようなものを肌で感じたことも何度かあります。

ところがこの「土人論」、私の中ではあとの半分がどうしても納得できないところがありまして、それがなんだかわからずに、心の奥底でひっかかっていた、というのがつい数年前までの状況でした。

ところがやはり「戦略文化」について少し考えたことがキッカケで、なぜこの「土人論」について違和感を感じていたのかわかったのです。

昨日までのエントリーで私が言いたかったのは、「人は何かを分析する時に、自分のことをその分析対象の勘定にいれていない」ということであり、また「すべて人間は完全に客観的にはなれない」ということだったかと。

そして私がこの「土人論」が半分ひっかかっていたカギが、この「分析と分析する人物の視点」の部分でした。

遅くなりましたので、続きはまた明日。
Commented by エキゼエル at 2011-02-23 02:05 x
私もカダフィ大佐の演説を見てました(笑)
感想としては「KYな指導者だなぁ」と思ってます。
明日のエントリー楽しみにしてます。
Commented by at 2011-02-23 02:43 x
>みなさんの中には、ある某有名評論家の「日本人は土人だ」論
誰ですか?
Commented by at 2011-02-23 02:49 x
そういえばアメリカでこんな本が売れているそうで、アマゾンのレヴューなど見ても大絶賛で、日本人=土人論は最近盛り上がっているのかもしれません。
しかし何故今この種の本が出て、ベストセラーになるのか、売れる背景は何なのだろう。

反日感情をあおる本が米国で大人気 なぜいま、日本軍の捕虜虐待なのか
~内容~
次のように、捕虜はとてもひどい扱いを受けたという。

 Thousands of other POWs were beaten, burned, stabbed, or clubbed to death, shot, beheaded, killed during medical experiments, or eaten alive in ritual acts of cannibalism. And as a result of being fed grossly inadequate and befouled food and water, thousands more died of starvation and easily preventable diseases. (p315)

 「何千人もの捕虜たちが、殴られたり焼かれたり、銃剣で刺されたり、こん棒で殴られたりして殺され、銃殺され、人体実験で殺され、人食いの風習で生きたまま食われた。ごくわずかしか食事が与えられず、不潔な食品や水のために、さらに何千人もの捕虜たちが餓死し、容易に予防できるはずの病気のために亡くなった」
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1232
Commented by 上山祐幸 at 2011-02-23 05:50 x
お疲れさまです。

今日の記事を読んでますます思ったのは「中庸の視座を持つ努力をしよう」と言うことです。

昨日の主観的・客観的の関係と同様に、例え中庸の域に達することは出来ないと判っていても、世界の動きを分析するためには、中庸というものを意識する必要があると思います。何故なら、奥山さんのおっしゃる通り、これは視点に関わってくる問題だからです。

政治地理学をやっていて思うことは、地球観を探求するということは人間が「神の視点」を持とうとする行為に他ならないと言うことです。例えその視点を持つことは極めて難しいと判っていても、持とうと努力していくことが、地球観の探求にも繋がっていくと考えています。

「日本人は土人」論については、そういった中庸の視点と言う意味において非常に興味深いですね。コンテクストに縛られている限りは「地球人はみんな土人」とも言えます。ただし、それ以上に興味があるのは、それを主唱する某評論家とその弟子たちのコンテクストと、学問に対する姿勢ですね。

私を含めて学問をする者は、まず謙虚であらねばならないと思います。そういった意味では、今回の記事は自分への戒めとしなければならないとも思います。
Commented by とおる at 2011-02-23 08:59 x
「土人論」では、まさか感情的な論調ってことは無いですよね。
土人では無いはずの欧米人は、定義・定量なんかも、しっかりとしてるのでしょうか。
古代文明発祥地の人から見れば、「欧米なんか、世界の果ての土人の住む世界」だとか思われてないでしょうか。
Commented at 2011-02-23 09:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 池沼・高橋和司 at 2011-02-23 09:40 x
個人対個人の関係で白人から見て日本人が土人扱いされる場面というのは皆無ではないでしょうね(現に奥山先生が体験しているように)。

しかし国際関係で黄禍論云々というのは百害あって一利なしだと愚考します。現に明治時代に日英同盟を組んだり、第二次大戦(こっちの方)のきっかけは米中関係と日米交渉が複雑に入り交じった結果だし、その時日本はドイツ・イタリア・ハンガリー・ルーマニア・フィンランドと防共協定を結んでいるし、ソ聯とも中立条約を締結しているのだから、国際関係で人種論をぶつのは無意味ではないでしょうか。だいたい陰謀論のS島先生のおっしゃることを真に受ける必要は毛頭ないでしょうね。
Commented at 2011-02-23 09:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ランバダ at 2011-02-23 11:41 x
日本という国は他国を征服するのにふさわしい資質を持ってるんですよ、
という理屈を戦前に哲学者が作ってた訳で、それって西洋近代のまんま
じゃんとか思っちゃうんですが。
宗教が違うのに似たようなことをやったのが西洋人は嫌なんですかね。
Commented by elmoiy at 2011-02-23 14:23 x
某評論家というのはこの方のことですか?

哲学というのは、日本では「文学部哲学科」だから「文学」のお友達で、これは、絶対に「文科系」だよ、となる。そうではない。哲学は、科学の一種とは違う。神学の一族なのだ。
Philosophy is not a science!
アメリカ人やイギリス人の大卒の人に尋ねてみるとよい。彼らは、必ずこう言う。例外はない。こんなことも知らないで日本人は、「自分達も欧米人に負けない高等学問をやっている国民なのだ」と思いこんでいる。日本の大学生が、学制(カリキュラム)として大学で受けている講義は学問などではない。あれは「土人のコトバ遊び」だ。

副島隆彦『決然たる政治学への道』
Commented by elmoiy at 2011-02-23 14:41 x
>日本の人文系の学問ではたしかに西洋式のロジカルな考え方をどこまで正確に理解できているかどうか怪しい

市川惇信『科学が進化する5つの条件』(岩波書店)で紹介されているエピソードなのですが、ユダヤ・キリスト教社会の科学者は「自然は整合的な存在である」と信じているのに対し、日本の科学者は明快ではなく、その応答はさまざまであるとか。ある日本の元物理学者は、「自然が無矛盾のはずはない」と反対したのに対し、無矛盾でないとすれば科学はその基盤を失うと丁寧に説明すると、科学が成立する基盤であることは了解したが、「科学は自然のうち無矛盾な部分だけについて知識を積み上げている」と主張したそうです。
人文系の学問だけでなく、自然科学系の学問でもこのような状態なのであれば、欧米人が考えるサイエンスと、日本人が考える科学との間にはズレがあるということになります。
Commented by えんき at 2011-02-23 19:17 x
>なぜいま、日本軍の捕虜虐待なのか

何も今に始まったことではなく、いつも米国の都合の良い責任転嫁の相手は日本でしょうに。人種差別然り、残虐な植民地支配然りです。大方その本はイラクでの捕虜虐待やグアンタナモでの拷問の責任転嫁なのでしょうが、著者はそれを正当化したい立場のはずです。しかし、日本を批難してそれを悪とした手前、自らの悪も改善しなくてはならなくなるので、逆効果にしかならない愚かな行為です。
Commented by bakock at 2011-02-24 00:08 x
この「日本人は土人」論の方は白人なのですか? 日本人が、西洋文明とは異なる精神的構造を保ったままその制度を利用して発達したとことを言っているとすると、日本人としては誇らしいというか、ちょっとニヤリとしてしまう心地がします。「土人」論は、脅威を感じるがための強がりと言ったら、いい気になりすぎでしょうか。
・・・と書いたところで気になってググったのですが、最近亡くなった日本人の大先生ですか? だとしたらどんな性格の表れなんでしょうか。続きが楽しみです。
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:01
エキゼエル さんへ

>感想としては「KYな指導者だなぁ」と思ってます。

まあだからこそ「独裁者」なわけですが(笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:02
派 さんへ

>誰ですか?

ちょっとあからさまには言えません。申し訳ない。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:04
派 さんへ

>日本人=土人論は最近盛り上がっているのかも

むしろ「野蛮人論」でしょうなぁ

>しかし何故今この種の本が出て、ベストセラーになるのか、売れる背景は何なのだろう。

中国側の対米融和・接近のためかと。

>なぜいま、日本軍の捕虜虐待なのか

イギリスなんかでも常に出てきますね。日本側も逆に英米側の捕虜の扱いのひどさを非難する本をもっと出せればいいんですが。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:07
上山さんへ

>中庸の視座を持つ努力をしよう

なるほど。

>地球観を探求するということは人間が「神の視点」を持とうとする行為に他ならない

まあそうですね。マッキンダーはハッキリと言ってました。

>それ以上に興味があるのは、それを主唱する某評論家とその弟子たちのコンテクストと、学問に対する姿勢

基本的に「日本の中で知識面で優位に立つため」ということかと。

>今回の記事は自分への戒め

そこまで硬く考えていただくてもいいんですが、とにかく分析すると常に二つの切り口が出てきてしまいますので。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:08
とおるさんへ

>「土人論」では、まさか感情的な論調ってことは無いですよね

おそらく本人たちは「理性的に分析している」というつもりかと。

>古代文明発祥地の人から見れば、「欧米なんか、世界の果ての土人の住む世界」

だと思います。まあこれも劣等感の裏返しなのかも知れませんが。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:10
キモオタ さんへ

>でている ではないかと

微妙ですね。その中間かと。

>受け入れない現実が大嫌いだ間違っている

あります。

>以下と推測

当たってます。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:14
高橋さんへ

>国際関係で黄禍論云々というのは百害あって一利なしだと愚考

まあそうなんですが、現実として底辺に存在しているのは事実ですから。

>だいたい陰謀論のS島先生のおっしゃることを真に受ける必要は毛頭ないでしょうね。

まあないのでしょうが、問題は彼の言論に影響されている人がけっこういることと、ついでにその分析の結果が私にとって分析者の主観問題を考える上でとても興味深いという点です。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:29
ランバダ さんへ

>宗教が違うのに似たようなことをやったのが西洋人は嫌なんですかね。

まあそれもあるでしょうなぁ。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:33
elmoiyさんへ

>某評論家というのはこの方のことですか?

ノーコメントでお願いします(笑

>哲学は、科学の一種とは違う。神学の一族なのだ。

ここもちょっと微妙だと思いますがねぇ。

>日本の大学生が、学制(カリキュラム)として大学で受けている講義は学問などではない。あれは「土人のコトバ遊び」だ。

性格が出ますな。

>日本の科学者は明快ではなく、その応答はさまざま

世界観の違いですね。

>欧米人が考えるサイエンスと、日本人が考える科学との間にはズレがあるということになります。

あるでしょうな。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:35
えんき さんへ

>いつも米国の都合の良い責任転嫁の相手は日本

一理ありますね。あんまりうるさくないですから。

>しかし、日本を批難してそれを悪とした手前、自らの悪も改善しなくてはならなくなるので、逆効果にしかならない愚かな行為

しかしそれが「逆効果だ!」と言わない日本があるから増長するのかと。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-24 03:37
bakockさんへ

>この「日本人は土人」論の方は白人なのですか?

頭の中だけはそうかと。

>最近亡くなった日本人の大先生ですか?

いや、現役の人です。

> だとしたらどんな性格の表れなんでしょうか。続きが楽しみです。

時間がないので書けません。木曜日の夜にはアップしますのでお待ちください。コメントありがとうございました
Commented at 2011-02-24 12:18 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 中山太郎 at 2011-02-24 16:42 x
「人は何かを分析する時に、自分のことをその分析対象の勘定にいれていない」ということであり、また「すべて人間は完全に客観的にはなれない」。
この言葉は、目から鱗です。漠然として感じていたもやもやが、晴れ渡りました。
Commented by nanashi at 2011-02-24 17:13 x
日本人は土人ではないよ
英語に苦しめられてきたから言語を相対化できる
土人・未開人といったら米国人の方がよほど酷い
さらに、正真正銘の土人と言ったら、韓国人だろう
それが理由となって、私が最も嫌っている民族
東アジアで二番目に先進国入りする国だと わくわくして観察していたのに、唖然とした
韓国ははやく漢字ハングル交じり文を取り入れないといけない
Commented by ラッコさん部隊 at 2011-02-24 17:35 x
あ、またnanashiさんが来てる。
Commented by 柴崎力栄 at 2011-02-24 19:16 x
どうもこの方々は、西洋を基準に日本の近代化の遅れを指摘しようとする過去に多くの同類が居た知識人の傾向・典型をいまでも示している人物とそのフォロアーのようです。
佐藤誠三郎「近代日本をどうみるか」(中村隆英・伊藤隆編『近代日本研究入門』東大出版会、1977年、冒頭「序説」)が示す枠組できれいに理解できます。

「このようにながい間西洋先進国にたいする日本の劣位が明白であった以上、西洋モデルと日本の現実とのズレが、「興味深い研究対象」としてではなく、「克服されるべき欠陥」として、意識されやすかったのは、当然であろう。日本近代化の推進者たちが、とりわけ西洋モデルにたいする憧憬の念の深い知識層が、近代日本の「成功を積極的に評価し、その原因について知識好奇心を抱くよりは、批判的評価を下しがちであった理由は、ここにある。」(同書4ページ)
Commented by 柴崎力栄 at 2011-02-24 19:30 x
(「明治世代の場合」に対比して)「これにたいして、近代化の「成功」が自明の前提となってから以後の世代は、西洋モデルとの比較における近代日本の「後進性」や「歪み」の批判に、関心をより集中させた。その際、批判のイデオロギー的基礎としてもっとも広く用いられたのが、個人主義ないし自由主義とマルクス主義とであった。」(同5ページ)

「個人主義や自由主義とマルクス主義とは、イデオロギー的に鋭く対立する契機を含んでいる。しかし日本の知識人の間では、近代日本の「前近代性」に着目し、それを批判するという点で、両者はしばしば接近し、融合した。また近代日本が西洋先進モデルからいかに乖離しているかに関心が集中すると、近代化を通じて変化した側面よりは、近代化にもかかわらず持続する「特殊日本的構造」に、分析の重点が移行しやすい。」(6ページ)
Commented by 柴崎力栄 at 2011-02-24 19:30 x
おまけ。同書「Ⅰ 明治維新の再検討」冒頭、伊藤隆。

「東北アジアの島国日本は、ごく最近まで外部世界から相対的に隔離されてきた。しかしその日本も、外部世界との激しい接触を歴史上何回か経験した。そのなかでも日本社会に構造的変化をもたらすほどの激烈な接触経験としてとりわけ重要なのが、大化の改新に始まる律令化と明治維新を出発点とする近代化である。序説で述べたように、日本の近代化については、さまざまな考え方があり、それに対応して明治維新の評価もさまざまに分かれている。また近代化の定義のしかたによっては、近代化の準備過程を古代にまでさかのぼって分析することも可能である。しかし近代日本をどうみるにせよ、また近代化の前提条件の形成過程をどのような時間幅(タイムスパン) で考えるにせよ。日本の近代化が西洋からの衝撃を契機として本格的に開始されたことは、つまりペリー来航に始まる維新の動乱が日本近代化の画期的出発点となったことは、否定し難いであろう。」(同書19ページ)

>>安田さん。「律令化」と「近代化」だそうです。
Commented by YO_pudding at 2011-02-24 21:25 x
井の中の蛙大海を知らずを二文字に纏めると土人かと。
自分は学問とは、分類学と思うので、西洋分類学と東洋分類学の差異が土人かと。
西洋から見れば、東洋は土人。東洋から見れば、西洋は土人。と言いたいが、国際社会、つまり、近代が西洋思想で回っている以上、東洋的な分類学、易経、陰陽が土人になってしまうかと。
共通言語の獲得と、人とは何かというフィロソフィー。結局は、力の有る無しが決めるルールの作成者とは誰かに行き着くのではないかと思う。
国内法と国際法というジレンマの中で二枚舌の曖昧なルールで世界が回っているとか飛躍してみる。
行き着くと国は暴力と徴税を生業とし、大衆は国にあるべき姿を望み、国は国際社会でどうするのか。土人は国際社会というもう1つ上の暴力のルールを知らないなんつってい。釈迦の手の平。
Commented by YO_pudding at 2011-02-24 22:09 x
結局、言いたいことは、気づくことから始まる学問。
認知して初めて、分析が始まる。それを強烈に表現した煽り文句が副島氏の土人論かと思う。
私自身が副島氏によって小室直樹氏を知り、山本七平氏を知るきっかけになった煽り人である副島氏。コンプレックスよりも意図して煽ってると認知しています。俺は土人じゃないと思わせ、西洋は何を考えているかと思考させる土人論。西洋思想はクリスチャンでないとそう出会う機会がない。敵を知り己を知れば百戦してあやうべからず。
また、副島氏が出現した時代がバブルでボケきった直後に意味があるのかと思う。コンプレックスより手段と目的が何かを考えると別の意味で土人論がみえてくるのではないかと。
Commented by YO_pudding at 2011-02-24 22:27 x
関係が全くないですけど、朝生でみた辻元清美氏と細野豪志氏の顔が兄弟と思うぐらいソックリに見え(特に口元とイヤラシイ眼つき)、横綱論としてはどうなるか知りたいです。
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 00:20
ミュンヘンさんへ

>「著者は英語ができるから、日本人がまだ知らない情報をたくさん得て本に書いているのね」と言っていた

それはあるでしょうなぁ。ただしどこまで本当に読めているのかは謎ですが。

>この年代の人にありがちな上から目線!

あるかも知れません(苦笑

>『横綱論』に出会わなければ、まだ読み続けていたかもしれない

そ、そ、そ、そうなんですか?何はともあれ私の書いたものでも何かしら人生のお役に立てていただければありがたいところです。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 00:21
中山さんへ

>漠然として感じていたもやもやが、晴れ渡りました。

ああ、そう言っていただけるとありがたいですねぇ。私は戦略文化の議論の応酬を見ていてこれを感じたのです。まあ自分を勘定に入れないというパターンは多いですよね。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 00:23
nanashi さんへ

>英語に苦しめられてきたから言語を相対化できる

ここら辺をもっと詳しく。

>土人・未開人といったら米国人の方がよほど酷い

どういう基準で、ですか?

>それが理由となって、私が最も嫌っている民族

何が理由なんですか?

>韓国ははやく漢字ハングル交じり文を取り入れないといけない

これの意味がよくわかりません。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 00:24
ラッコさん部隊 さんへ

>あ、またnanashiさんが来てる。

来てますねぇ。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 00:28
柴崎さんへ

>西洋を基準に日本の近代化の遅れを指摘しようとする過去に多くの同類が居た知識人の傾向・典型をいまでも示している人物

なるほど。

>「克服されるべき欠陥」として、意識されやすかった

わかりやすいですなぁ

>以後の世代は、西洋モデルとの比較における近代日本の「後進性」や「歪み」の批判に、関心をより集中させた

させてますな。

>批判のイデオロギー的基礎としてもっとも広く用いられたのが、個人主義ないし自由主義とマルクス主義

うーむ(笑

>「特殊日本的構造」に、分析の重点が移行しやすい

鋭い指摘かと。その逆が「アメリカ例外主義」のような。

>大化の改新に始まる律令化と明治維新を出発点とする近代化

国体の変化ですね。

>ペリー来航に始まる維新の動乱が日本近代化の画期的出発点となったことは、否定し難い

あるでしょうなぁ。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 00:36
YO_pudding さんへ

>井の中の蛙大海を知らずを二文字に纏めると土人

そういえばあの方の土人の定義を知りませんでした。

>西洋分類学と東洋分類学の差異が土人

差異=土人ではないですよね。

>近代が西洋思想で回っている以上、東洋的な分類学、易経、陰陽が土人になってしまう

ただそれが逆に「良さ」として注目されている部分もあるのでなんとも。

>土人は国際社会というもう1つ上の暴力のルールを知らない

「視野が狭い」=土人ということなんでしょうか。

>コンプレックスよりも意図して煽ってると認知

まあ両方でしょうな。

>西洋は何を考えているかと思考させる土人論。

これは一理あるかと。しかし日本人も彼らのことを土人だと思っている部分もあるわけですから、そこは一緒かと。

>コンプレックスより手段と目的が何かを考えると別の意味で土人論がみえてくる

それはありますね。ただしその分析と煽り方にその人の性格が出ますが。

> 横綱論としてはどうなるか知りたい

そういえば最近出題してませんなぁ。そろそろリクエストにお答えしないと。コメントありがとうございました
Commented by nanashi at 2011-02-25 01:07 x
土人というのは、世界観が違う相手に自分の世界観を押し付けて疑わない種族ですよ。
韓国人にとっては、彼らの赤が世界の赤なんですよ。疑問も生じない。
日本人は、明治維新で、身の回りの世界の文物を全て交換した。
それをどのように作るかは良く学んだ。
しかし、どういう評価基準で良し悪しを判断するかが分からなかった。
西洋の基準は、時を超える再現の安定性ですよ。美しさはどんな時代も美しいと認識される。善もまた同じ。真理はいわずもがな。
ところが、日本の美は、再現の安定性が無い。時を超える必要も無い。自然に沿えば良い。焼き物の出来栄えは運であり不確実です。日本の美というのは、その時その場所に馴染むこと。逆に言えば、焼き物の作品に、その時その場所を封じ込めてしまうこと。人工物に特別な自然を圧縮してしまうことを目指している。
評価基準が全く違う
明治以降の日本人というのは、土人とは対極に居る存在ですよ。
世界の例外。
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 01:17
nanashi さんへ

>土人というのは、世界観が違う相手に自分の世界観を押し付けて疑わない種族

これがnanashiさんの「土人」の定義なんですか?

>しかし、どういう評価基準で良し悪しを判断するかが分からなかった。

世界観がなかった、ということ?

>人工物に特別な自然を圧縮してしまうことを目指している。評価基準が全く違う

評価基準が違うことはわかるんですが、「世界観を押し付ける」ほうが土人???

>明治以降の日本人というのは、土人とは対極に居る存在ですよ。世界の例外。

押し付けないから「土人」ではないと。では一体何になるんでしょうか。コメントありがとうございました
Commented by 西 at 2011-02-25 03:15 x
これは自虐でもおかしな優越感でもなく事実でしょうね。
実際に西洋文明は世界を席巻しましたし、ルールを作るのも格付けするのも実権は欧米諸国にあるじゃないですか。
ほとんどの日本人はそんなこと気にしてませんね。それなりに満足して、有り難がって生きてます。
だからこそ副島氏の指摘は耳が痛いんでしょう。
しかし民間国家戦略家を名乗る副島氏としては、そこに目覚めてくれないと、
何も始まらないのであえて指摘しているんだと思います。
Commented by 虚弱 at 2011-02-25 04:13 x
日本人は土人だ。
という言葉を読んで、最初に思ったことはどの?でした。
日本人と一言で言われても、範囲が存外広く、発言者の日本人の想定像が探れず言葉が頭の中でピンボケしてしまいました。

一方、土人という言葉には
慣習や習慣を継承している当事者が他へ説明できる言葉を持たず
文化や伝統といった大義名分を手に入れずにいる状態の人という印象があります。

どうしてこういう事をするの?と聞かれても
そういうもんだから、としか答えられない。なぜならば~からはじまる由来や歴史、行為が何を象徴、意味するのか、を理解できる言葉で説明できない状態。だからといってそれ自体を不自由にも感じていない。
そういう状態。

国よりも属す宗教とかの方がリアル世界では想像しやすいのでしょうか。私にとっては、本邦の新興宗教の集会の様子や福音派のアグレッシブな集会の様子を見た時の違和感というか理解出来ないあの感じ、コミュニケーションが取れそうにない相手に対してチャンネルを閉じてしまう時に頭をよぎる言葉かもしれません。
Commented by ラッコさん部隊 at 2011-02-25 12:05 x
nanashiさんは、『土人というのは世界観が違う相手に自分の
世界観を押し付けて疑わない種族』って書いてるけど、nanashiさん
のコメントを読んでると、nanashiさんが『土人』みたいに思えてくる。
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 23:13
西さんへ

>事実でしょうね。

私は「半分事実」というか、「部分的な事実」だと捉えておりますが。「全部事実」ではないかと。

>ルールを作るのも格付けするのも実権は欧米諸国にある

その実権少しづつも崩れつつあるかと。

>ほとんどの日本人はそんなこと気にしてませんね。それなりに満足して、有り難がって生きてます。

たしかに。

>だからこそ副島氏の指摘は耳が痛いんでしょう。

というか、違和感ありますね。

>そこに目覚めてくれないと、何も始まらないのであえて指摘

目覚める必要があるかどうかは微妙なところですが・・・それよりも「西洋と東洋では前提が違う」ということを分かっている人間を増やすほうが有益かと。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 23:16
虚弱 さんへ

>最初に思ったことはどの?でした。

なるほど、たしかに。

>発言者の日本人の想定像が探れず言葉が頭の中でピンボケ

そうなんですよね。

>慣習や習慣を継承している当事者が、他へ説明できる言葉を持たず文化や伝統といった大義名分を手に入れずにいる状態の人

これはこれでしっかりした定義ですねぇ。

>属す宗教とかの方がリアル世界では想像しやすい

なるほどなぁ

>コミュニケーションが取れそうにない相手に対してチャンネルを閉じてしまう時に頭をよぎる言葉

なるほど、納得です。土人の定義から必要ですよね。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2011-02-25 23:17
ラッコさん部隊さんへ

>nanashiさんのコメントを読んでると、nanashiさんが『土人』みたいに思えてくる。

すごい指摘ですなぁ(笑)コメントありがとうございました
Commented at 2011-02-26 00:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by masa_the_man at 2011-03-01 19:06
YO_puddingさんへ

>これからは、読み専門になろうと思います。

そうですか。もっと気楽になってもよろしいかと。コメントありがとうございました
Commented by Old_frontier at 2011-03-10 16:01 x
もしかして、浅○彰のことですか
(谷沢永一氏のリンクも貼られてたんで)

取り敢えずその人かどうかは別にして、
確かにゼロか一かの科学的な理数系と違って、人文系って人によって解釈が異なったりするんで、その概念を正しく把握できてない(本人は理解したつもりになってる?)日本人の学者もいるとは思います。
ただ、それと部落酋長の死を悲しむ土人みたいだ、とを一緒くたにするのは違うような気がしますがどうでしょう。
Commented by at 2014-06-16 01:50 x
どちらにも言える事ですが、私からすれば西洋人は東洋人の内面に向かう考え方が理解できていない、できない事に骨を折ます。
Commented by 夜郎自大 at 2018-05-12 12:38 x
最近、またS島氏が”日本人=土人論”を展開してたので
コメントします。

ポイントはS島氏の土人論が
・隠喩であるか否か(土人という単語を)
・”接続法”(日本語文法分類にはないが、事実か事実に反するかは別として、頭の中でイメージして述べる時に使う)であるか否か
を解析し、反論、賛成する事になるかと考えます。

解析(S島氏の以下ソースを読んだ上で)
1.土人 → 定義なし。故に推測レベルで隠喩と判断
2.接続法でしょww。直説法、事実を述べていないと考えられるModeと推測されます。


土人論に賛成か否か(夜郎自大:コメ主の考え)
結論:時と場合による
理由:例えとして、上司と酒を飲んでいる時、上司が「ウチの会社はウンKOだ」と
   隠喩を使い、接続法で怒鳴られる時、反論するのは、力状況と、後々の面倒くささを考えると憚れるのと似ているから

以下ソース
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http://www.snsi.jp/tops/kouhou
「2043」 映画『マルクス・エンゲルス』を見た感想を書きます(第1回・全3回) 2018年5月9日

日本の普通の庶民というのは、やはり土人は土人なんです。
副島隆彦はずば抜けて日本国内では頭のいい人間ですが、いかんせん土台のところが日本土人社会の中にどっぷりつかって生きていますから、
これは感情的なる必要もないぐらいにまず明確に言っておかなければいけない。
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by masa_the_man | 2011-02-23 02:02 | 日記 | Comments(53)