戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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戦略についてのある論文:その4

ここでの統一的なテーマとしては、政治面と軍事面での複雑さによる、予測とコントロールを妨害するもの;目的と手段の間にある正しい関係を逆転させる、政府と軍隊の行動の中でかなり頻繁に行われる、目標の置き換え;抵抗力の破壊によって目標を押し付ける「コントロールの戦略」と比較した場合の、相手の政策の変化を狙う「強制戦略」のむずかしさ、などが扱われることになる。

本論文では「戦略」を、軍事的な手段によって政治的な目標を達成するための計画、もしくはクラウゼヴィッツが言ったような「戦争の目的のための戦闘の使用」と定義している。

もし「効果的な軍事戦略」というものが幻想ではなく本当に実在するものならば、それを作る人は「戦闘」や「戦闘の脅し」を通じて目標を達成するための合理的な枠組みを考案できなければならないし、その枠組みを軍事力によって実行し、敵の(計画の想定内の)反応に直面してもその計画を維持しつつ、あらかじめ決めた目標に近いことを達成しなければならないのだ。

合理的な戦略的行動というのは、経済学的なコストと利益の計算にしたがって適切な手段を選びつつ、その効果を最大限にするものでなければならない。
Commented at 2010-06-11 09:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2010-06-11 22:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by masa_the_man at 2010-06-12 04:30
キモオタさんへ

>存在したとしたら相手の方もそれを有する可能性が大

それもありますね。

>或いは必勝法を無効化する事を考える

たしかに。

>あり方と変える要因になるのではないか

鋭い視点だと思います。これはまさに「パラドックス」ですね。これについてはエドワード・ルトワックが同じような視点で論じております。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-06-12 04:43
Risako さんへ

>算出すると考えたことがありませんでした。

考えにくいことですが、学問的にやるとどうしてもこうなるんですよね。

>本や関連記事を探して読んでみます。

まあとりあえずこれは「べき論」なので、そのことも少し考慮しておいたほうがいいかも知れません。コメントありがとうございました
Commented by Risako at 2010-06-13 20:45 x
この場合の「コストと利益」は、ベンサムから始まる功利主義をベース
とした「費用便益分析」のことですか。
by masa_the_man | 2010-06-11 03:52 | 日記 | Comments(5)