戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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ブキャナンの「民主制度拡大反対論」

今日の甲州はよく晴れまして、気温もぐんぐん上昇しました。完全に春を通り越して、午後にはまるで初夏のような雰囲気に。明日で「春分」ですから、時の流れるのは本当に速い。

さて、久々にアメリカの言論人の意見を。

パット・ブキャナンといえば、知る人ぞ知るアメリカの保守派の言論人ですが、この人がアメリカの「民主制度を世界に拡大する」という政策の矛盾をついた興味深いコラムを書いております。これって、ネオコンに対する強烈な当てつけともいえますな(笑)

彼の論点は、あくまでも「国益を守ること」にあることを念頭に置きながら読むと、色々な気づきがあります。


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The God That's Falling

by Pat Buchanan


●先日のことだが、FT紙のコラムニストであるギデオン・ラックマンが「アメリカは自由世界を失いつつある」というショッキングなタイトルのコラムを書いていた。

●その中身は、「南米、アフリカ、中東、アジアのそれぞれの地域にある最大の民主制国家、つまりブラジル、南アフリカ、トルコ、インドが、アメリカから離れつつある」というものだった。

●たとえばブラジル大統領のルーラは中国と石油取引を取り交わし、ウゴ・チャベスと談笑し、アハマディネジャドの選挙での当選を「勝利」であると発言し、国賓としてイランを訪れた。

●国連安保理では南アフリカがロシアと中国の側について人権決議を否定してジンバブエとイランに味方した。

●トルコはヘズボラ、ハマス、イランに味方してイスラエルと対決姿勢を見せ始めており、トルコ国内の世論では反米主義が盛り上がっている。

●インドはイランやビルマの件で反米勢力に加わり、中国側についている。

●ここで問題なのは、これらの四大国の現在の政権が「民主的」な手続きを経て選ばれたということであり、彼らが「白人の豊かな西洋」に反発しはじめたことだ。

●ジェフリー・ウィートクロフトは「世界政治」誌の論文で、アーロン・ディヴィッド・ミラーの言葉を引用しつつ、アメリカは中東で「好かれず、尊敬されず、恐れられていない」と言っている。

●「恐ろしいのは、アメリカの政治家やコメンテーターたちがこの現実に気づいていないということだ」とウィートクロフトは言う。

●ところがこのような傾向はブッシュ政権の遥か前から存在していた。なぜなら「アメリカは世界に民主制度を広めなければならない」という不思議なアイディアが支持されていたからだ。

●しかしこれが本当にアメリカの国益になるのかどうかは疑わしい。

●ウィートクロフトは、「もしアメリカが好かれていないのなら、そもそもなぜ民主制を広げようとするの?」と尋ねている。たしかにこれは重要な疑問だ。

●ネオコンたちは、ブッシュ政権の人々だけでなく、結果的にレバノン、西岸地域、ガザ地区、エジプトまで民主化を説得することに成功した。

●しかしそれで勝利をおさめたのは、ヘズボラやハマス、ムスリム同胞同盟の人々だったのだ。

●ウィートクロフトはアラブの民族史を研究しているユージン・ローガンの言葉を引用しつつ、「アラブ世界で選挙が行われると、イスラム主義者が勝利を収める」と指摘しており、これは「自由選挙が行われると反米勢力が勝つ」という不都合な真実を明らかにしてしまっているのだ。

●サウジ、ヨルダン、エジプトで選挙が行われると、アメリカを中東から追い出し、イスラエルを地中海に追い落とそうという勢力が表れる確率が高まるのだ。

●アメリカの「全米民主主義基金」(NED)がそんな結果を及ぼす自由選挙を推進する論理的根拠はそもそもどこにあるのだろう?

●エイミー・チュアは「火だるまの世界」(world on fire)という著作の中で、「第三世界には常にマーケットを支配しているマイノリティーがいた」と指摘している。

●これは東アフリカのインド人であり、南アフリカの白人であり、世界中にいる華僑であるが、彼らは自由市場主義者で収入が高く、富を多く持っている。

●ところが民主制度がやってくると、多数派がこれらのマイノリティーを追い出すことになる。

●植民地主義が終了した時、アフリカ東部ではインド人が虐殺され、1965年にスカルノが政権を追い出された時にはインドネシアの華僑が虐殺され、そしてスハルトが政権を離れた時にも同じことが起こった。

●ムガベが選挙で選ばれた時も、ローデシアに住む25万人の白人たちの実に三分の二は国を離れたのであり、南アフリカではズマ政権になった時にボーア人とイギリス人の半分がいなくなったのだ。

●ボリビアではモラレスが大統領についてからヨーロッパ人を追い出し、チャベスもベネズエラで同じことをしている。

●ここで質問がある:アメリカはなぜわれわれを追い出すような仕組みを輸出しているのだろうか?

●もちろんアメリカの先輩たちはこのようなことをはじめから狙っていたわけではない。

●レーガン大統領に影響を与えたジョン・ウィンスロップは「民主制度は統治の制度としては最悪」と言っている。

●ジェファーソンも「民主制は烏合の衆による支配であり、51%が49%の権利をうばう仕組みだ」と言っているし、マディソンも「民主制はもっとも悪辣な統治方法だ」と言っている。

●もし民族主義や宗教的な衝動のほうが西洋の民主制よりも力を持ってくるのであれば、いまさらアメリカが第三世界で広める根拠は一体何なのだろうか?市場主義を追い出すことになるのなら、なぜアメリカは民主制を広めるのだろうか?

●敵を強めるシステムを輸出して、友人を危機にさらす意味がそもそも不可解だ。

●デモクラシーというのはわれわれを救ってくれるものなのだろうか?それとも西洋を自殺に追い込むものなのだろうか?

=============

ある意味でレイシスト(人種差別主義者)ともとられかねない危険な発言とも言えますが、こういうスレスレのところをハッキリというところが彼の良さでもありますね(笑
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Commented by Oink at 2010-03-20 22:07 x
>●ここで問題なのは、これらの四大国の現在の政権が
「民主的」な手続きを経て選ばれたということであり、
彼らが「白人の豊かな西洋」に反発しはじめたことだ。

日本は、日本はガン無視ですか?
鳩山首相は、「私はアメリカ大好き人間なのに、
反米・嫌米だととらえられている節がある。 まったく違う」と釈明。「米国の方々にも正しい方向だと必ず認識していただけると確信している」と強調した

>●エイミー・チュアは「火だるまの世界」(world on fire)という著作の中で、「第三世界には常にマーケットを支配しているマイノリティーがいた」と指摘している。
>民主制度がやってくると
民主制度によって、煽動的な革命家が権力者になったから?

>●ここで質問がある:アメリカはなぜわれわれを
追い出すような仕組みを輸出しているのだろうか?
アメリカの建国神話と歴史の現実の間に、乖離があるからでは?

英語を話し、すりよってくる人たちの話ばかりを聞いて
英語で情報を発信しない大多数を軽視しているから。
Commented by ヒマンジ at 2010-03-20 22:20 x
米国外交は独裁国との親和性が高そうですが、民主主義の押し付けは、対象国の内政統一を阻害して、国全体としての利害判断を混乱させ、干渉し易くすることが目的だと思います。
つい先日の保守論者の記事を思い出しました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100316/stt1003160344001-n1.htm
Commented by 大阪人K at 2010-03-20 22:46 x
かなり乱暴な解釈をすれば
「非白人世界においては、独裁者による政治の方がコントロールしやすくていいや。何だかんだ言っても、独裁者は気が小さいからアメリカの言うこと聞いてくれるから。」
そう思うとブキャナン氏は、正しく愛国者ですね。

更に私なりに意地悪な考えを追加すると
「非民主主義国の方が国の発展を抑制させることが出来るから、相対的なパワーバランスにおいてアメリカの優位が保てる。」
大概の独裁国は、ずれたことして発展を遅らせて傾向があるように思えます。北朝鮮がその極端な例ではないでしょうか。
例外として中国は、今のところ独裁下で上手く行っているように見えますが、つい此間には毛沢東の独裁下で大躍進や文革で自滅した過去があります。独裁の方が長期的に見た場合、自ら墓穴を掘ってくれるので弱体化には向いているでしょう。

私の考えは
「民主主義は碌でもないかもしれないが、君主制、貴族制、官僚制の方がもっと碌でもないので民主主義方がマシに思える。」
という考えを持っております。政治エリートがずれたことをしても民主主義であれば平和的な方法で止める機会が、まだありますから
Commented by nanashi at 2010-03-20 23:43 x
日本みたいにリベラルなミンス党が勝つ場合もあるのだから捨てたもんじゃないんじゃないの?
民族派土着派には、いい迷惑だが。
新聞もテレビも見ないようにしている。
ネットも時事には近づかない。
こんな馬鹿みたいな時代。
Commented by 焔剣 at 2010-03-21 02:44 x
「マニフェスト ディスティニー」など単なる侵略の為の大義名分でしょうに・・・。
Commented by at 2010-03-21 09:44 x
ブキャナンは日本大嫌いですからね。
日本は年率GDPマイナス5%で、市場としても価値を失っていますし、
戦略的な価値もインド洋重視で豪州、インドネシアなどの東南アジアに取って代わられるでしょう。
アジアで政治的に重視されるのは印中であり日本ではありませんし。
それに加えて鯨、マグロ、イルカ、トヨタ、
ハーグ問題も悪化し、政治問題化しています。
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1512353/
日本に対する感情的な悪化もより深刻化しるでしょう。
Commented by 山田洋行 at 2010-03-21 13:05 x
オープンドア政策の目的は市場開放なのに、それを民主主義の普及と同一視したのが原因でしょうか?

市場開放は資本主義にとっては都合がいいですけど、民主主義は多様性を認めるのでアメリカの一極支配には都合が悪い。
独裁者(アメリカ)に対して、各地(世界各国の民主主義国家)で反発が起こるのも当然でしょう。日本やイギリスの様に協力的な地域もありますが、それは独裁者の利権に十分な恩恵を受けたのが大きいと思います。

多極であれ一極であれアメリカが他国を経済や軍事といったハードパワーで従わせようとするなら、非民主主義政権のほうが都合がいい。
逆にソフトパワーで従わせるなら民主主義政権のほうがいいのかな?

民主主義政権の国が世界に増えれば増えるほど、ソフトパワーの重要性が増すわけですね。

ブキャナンは素晴しい。友達になれそうです(笑)
Commented by nanashi at 2010-03-21 17:12 x
とにかく鳩山を辞任させないとね
日本は当分首相を選んでは引き摺り下ろすことを繰り返すべきだね
グダグダが一番良い
Commented by waterloo at 2010-03-21 18:54 x
>トルコ国内の世論では反米主義が盛り上がっている

トルコとイスラエルの関係は、トルコの方が煽ったぽいですが、トルコ対アメリカはアメリカが煽ったんですよね…。

米下院外交委「アルメニア虐殺、トルコが計画」を議決
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/100305/amr1003051743010-n1.htm
Commented by elmoiy at 2010-03-21 20:01 x
>アメリカの建国神話と歴史の現実の間に、乖離があるからでは?

でも人間は神話がないと生きていけませんから。国家をまとめるためには神話が必要である、しかしある時点でそれは限界にぶち当たるというジレンマですね。

>非民主主義国の方が国の発展を抑制させることが出来るから、相対的なパワーバランスにおいてアメリカの優位が保てる。

地球上の富が有限だというゼロ・サム・ゲーム的な考え方だと、途上国が発展しないほうが先進国にとっては好都合ですね。自由貿易論者は、協力すれば全員がが豊かになる、つまりプラス・サム・ゲームになるとこれまで主張してきたわけですけれど、実際には先進国の中産階級は貧困層へと転落しつつあるわけでして。
Commented by ろんろん at 2010-03-21 23:21 x
ブキャナン氏の考えはなるほどと思いましたが、それって冷戦期で中南米、中東に対して行っていた手口(反共を合い言葉に独裁者や軍部と手を結ぶ)ですよね? 確かに当時はうまくいきましたが、それをもう一度行っても、ここまで個々人の情報発信力が飛躍的に大きくなった現代では無理なのではないかなと。イラン・コントラ事件以上の大スキャンダルになりますよ(笑)。
だからといって新しいアイデアを提示する知恵もない私です(泣)。
Commented by unimaro at 2010-03-22 00:05 x
お疲れ様です。
いつも勉強になるエントリをありがとうございます。

アメリカは独裁政権とかも作っていませんでしたっけ?
民主主義、人権、等錦の御旗が役に立たなくなってきたのですね。
でもいまだそれしか「正義の理由」は無いですし、、、困ったもんですね。
Commented by 愚人 at 2010-03-23 01:04 x
まー米国は中東では比較的民主的な国(イラク、イラン、パレスチナ)とは仲が悪く、一方で王政の国(サウディアラビア、ヨルダン、クェート、パーレビ王朝イラン)とは仲がいいというのは明白なので、何とも白々しい感じはしますが。

確かに独裁政権のほうが、独裁者一人抑えればその国をコントロールできるので、覇権国にとっては都合が良いのは分かりますが。
民主制と独裁制は、その国にとっては一長一短があり、どちらが良いとはいえない気がします。

民主主義=資本主義と本気で思っているほど不勉強であるとは思えないので、やはり米国も英国の二枚舌外交を継承しているのですかね?
それとも天然?いまいち判断がつきません。
Commented by nanashi at 2010-03-23 08:07 x
米国の戦略から見ると、お手本は韓国でしょう。
隣国と揉め事で分裂をさせ、英語化と経済的自由化を推し進める
日本も同じ道を歩いていますね。
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:22
Oinkさんへ

>日本は、日本はガン無視ですか?

そういうことですね(苦笑)まあ肯定的にとれば「元植民地ではない」ということになるかも知れませんが(苦笑

>民主制度によって、煽動的な革命家が権力者になったから?

だと思います(笑

>アメリカの建国神話と歴史の現実の間に、乖離があるからでは?

まったくそのとおりですね。まあその神話もかなり理想化されているものですが。

>英語で情報を発信しない大多数を軽視している

これは多いにありますね。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:25
ヒマンジさんへ

>干渉し易くすることが目的だと思います。

これ「も」ありますね。すべてではないでしょうが。

>、平成列島人のように国家のことを歯牙(しが)にもかけない単なる人民の民意に主権を見いだすのは、民衆政治の堕落にすぎない

衆愚政治ということですね。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:28
大阪人Kさんへ

>独裁者による政治の方がコントロールしやすくていいや

暗示的にいってますよね(笑

>ブキャナン氏は、正しく愛国者ですね。

そうなんです。リベラルには異様に嫌われるかもしれませんが。

>相対的なパワーバランスにおいてアメリカの優位が保てる

これもリアリストなら言いますね。いま私が訳している本でも同じことが。

>独裁の方が長期的に見た場合、自ら墓穴を掘ってくれるので弱体化には向いているでしょう。

まあこれは制度にも原因がありますが、民度にもありますし・・・

>民主主義方がマシに思える

「思える」というところがミソですよね(笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:30
nanashi さんへ

>ネットも時事には近づかない。こんな馬鹿みたいな時代。

「うらみ」パワーが強いですなぁ。といって私のブログをごらんになっているところが興味深い。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:31
焔剣さんへ

>「マニフェスト ディスティニー」など単なる侵略の為の大義名分でしょうに・・・。

そうなんですよね。これってドイツ地政学の思想的源泉になったわけですから歴史は面白い(笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:33
派さんへ

>ブキャナンは日本大嫌いですからね。

というか、アメリカの国益を守りたいだけで、日本にはそれほど興味がないというのが正しいかと(笑

>アジアで政治的に重視されるのは印中であり日本ではありませんし。

これはたしかにそうですが、日本の基地がないと彼らにとっても厳しいわけで。

>鯨、マグロ、イルカ、トヨタ、ハーグ問題も悪化し、政治問題化しています。

これは「倫理戦」ですね。とりあえず押さえ込んでおけばいいだけですからある程度でストップすると思うんですが。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:36
山田さんへ

>民主主義の普及と同一視したのが原因でしょうか?

一理ありますね。ねじれがあるわけですから。

>日本やイギリスの様に協力的な地域もありますが、それは独裁者の利権に十分な恩恵を受けたのが大きいと思います。

ですな。

>逆にソフトパワーで従わせるなら民主主義政権のほうがいいのかな?

まあ自国の事情からソフトパワーも使わなければならないという部分もありますしねぇ。

>民主主義政権の国が世界に増えれば増えるほど、ソフトパワーの重要性が増すわけですね。

そういうことかと。

>ブキャナンは素晴しい。友達になれそうです(笑)

とりあえず偽善者ではないですからね。この辺は尊敬できるところです。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:37
nanashiさんへ

>日本は当分首相を選んでは引き摺り下ろすことを繰り返すべきだね
グダグダが一番良い

これって小国の戦略ですよね。正しいやりかただと思います。この辺については拙訳のウォルト本をみていただければ。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:38
waterlooさんへ

>トルコ対アメリカはアメリカが煽ったんですよね…。

というか、アルメニア・ロビーの存在もありますね。アルメニア・ロビーについては拙訳のウォルト本を(笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-23 11:40
elmoiyさんへ

>人間は神話がないと生きていけませんから。

そのとおりだと思います。これは個人でも組織でも国家でも一緒ですね。

>しかしある時点でそれは限界にぶち当たるというジレンマですね。

これを端的に述べているのがマッキンダーですね。彼の場合は「地理観」でしたが。

>ゼロ・サム・ゲーム的な考え方だと、途上国が発展しないほうが先進国にとっては好都合

口には出していいませんが、ブキャナンなんかはその辺を暗に暗示してますよね(笑)コメントありがとうございました
Commented by waterloo at 2010-03-23 11:53 x
>拙訳のウォルト本を

はい(笑)。しかし、こういう記事を見るとロビー活動の影響力の大きさを実感します。
日本でも、もっと大きく報道して欲しい。
Commented by Oink at 2010-03-24 00:00 x
パット・ブキャナン氏の代表作は「病むアメリカ、滅びゆく西洋」でいいんでしょうか?

日本はこういう悲観論がわりあい受け入れられそうですが、
こういった国は珍しいんでしょうか?

発展途上国間の水の問題が、ニュースになりつつありますね。
Commented by もするさ at 2010-03-24 15:06 x
>「病むアメリカ、滅びゆく西洋」
"Death of the West"ですね?日本ではようやく単独での著を紹介されたのがあれでして、代表作ではないと思います。
でもあの本なら私も呼んだことがあります。移民問題を契機として「保守主義の絶望的な後退戦の始まる事」を予言していた様に思います。
あの当時(執筆されていたゼロ年代初頭)から「英語が通じない地域」がアメリカで増え始めていて問題になっていたのですが、逆に最近それを聞かないとなるとちょっと不気味なような気もしてなりません。彼はこれまでのアメリカ社会を作ってきた物がかすかに崩れ始める声が聞こえていたのかも知れません。
「忠誠心の低い移民の出現」に戸惑いを隠せない感じの記述が為されていたのを憶えています。

しかしながら、ブキャナンは「個人の自由」「法の支配」を重んじ、「民主主義」を軽んじる昔ながらの保守主義者ですね。
昔のアメリカは「民主主義」という言葉を安易に使うことを、合衆国憲法で一度もその語句がなかったように暗に且つ厳しく戒めていた様な気がするのですが・・・
Commented by masa_the_man at 2010-03-25 18:19
waterlooさんへ

>こういう記事を見るとロビー活動の影響力の大きさを実感

そうですよね。今回のアメリカの保険改革法案でも暗躍していたようですし・・・

>日本でも、もっと大きく報道して欲しい。

まあそれはできない部分があるんでしょうなぁ。コメントありがとうございました
Commented at 2010-03-25 19:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by masa_the_man at 2010-03-25 20:17
Oink さんへ

>パット・ブキャナン氏の代表作は「病むアメリカ、滅びゆく西洋」でいいんでしょうか?

どうなんでしょうかねぇ。私は"A Republic, Not an Empire: Reclaiming America's Destiny "のほうだと勝手に思ってますが。

>こういった国は

たしかに「状況が厳しい」という悲観論は海外でも多いですが、日本ほど全体的に悲観的なのはたしかに珍しいかも。

>発展途上国間の水の問題

これには中国も含まれますな。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-25 20:20
もするささんへ

>移民問題を契機として「保守主義の絶望的な後退戦の始まる事」を予言していた

けっこう実現している部分はありますな。

>逆に最近それを聞かないとなるとちょっと不気味なような

メキシコの麻薬戦争がその代わりに注目されてますが。

>「民主主義」を軽んじる昔ながらの保守主義者ですね。

まさしく。彼はコメンテーターとしても一流ですな。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-25 20:26
waterlooさんへ

>銭がなけりゃ

なるほど(笑)この人は向こうのメロディーに日本の土着の歌詞を載せているんですなぁ。コメントありがとうございました
Commented at 2010-03-26 08:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by x at 2010-03-26 23:25 x
民主制・民主主義=ナショナリズム・国民国家なので、
資源ナショナリズムなどで搾取が難しくなるだけだし、
私腹を肥やすことに専念する独裁者と人民の、国民意識がない国の方が楽だってことですね。

最近のアフリカにおける新植民地主義の主役の中国みたいにやれということですか?
Commented by masa_the_man at 2010-03-27 15:55
waterlooさんへ

>坊は

すごい高いですよ。この人は横綱入ってます

>仕事運

B+です。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-03-27 15:57
x さんへ

>資源ナショナリズムなどで搾取が難しくなるだけ

そういうことですな。

>私腹を肥やすことに専念する独裁者と人民の、国民意識がない国の方が楽だってことですね。

コントロールしやすいですから。イギリスがインドでやったのなんかはこういうパターンですな。

>最近のアフリカにおける新植民地主義の主役の中国みたいにやれということですか?

というか、「そもそも海外に展開するな」というのが彼の主張なのかも知れませんが。コメントありがとうございました
Commented at 2010-03-27 16:00 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by masa_the_man at 2010-03-29 00:04
waterlooさんへ

>上でも下でも無いかなと思った

こういうのがけっこう横綱だったりします。つまり見た感じは「すごい!」というわけじゃないんです。むしろ目立たないみたいな。コメントありがとうございました
by masa_the_man | 2010-03-20 21:07 | 日記 | Comments(38)