タイトル応募当選者の発表! |
さて、『進化する地政学』の続編となる本のタイトル候補を募集しておりましたが、いよいよその当選者の発表です。
これを決めるにあたって出版社の方々と相談した時に、まず選考基準として三つの条件が出されました。その三つの条件とは、
1、「進化する地政学」と似たタイトルにする。具体的には「〜する地政学」で行く。
2、なるべくポジティブ、前向きな感じのものにする。
3、本の内容が一発でわかるようにする。
ということでした。この三つの条件を交えていろいろと考えた結果、この訳本のタイトルは、
『胎動する地政学:英・米・独からロシアへ』
に決定しました!
そしてタイトル候補の当選者ですが、投稿者に関係なくタイトルだけで判断した厳選な審査の結果、以下のようになりました。
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★最優秀賞1本
98、胎動する地政学(waterlooさん)
★優秀賞2本
64、逆襲する地政学:激動の21世紀を動かす原則とは(秋の空さん)
181、永続する地政学(shirimonkonさん)
★ユニーク賞2本
38、地政学の方程式:コリンに聞いてみて(完熟太郎さん)
58、地理の課外授業、秘密の地政学(xyzさん)
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以上です。おめでとうございます!
この審査のプロセスなんですが、まずは「〜する地政学」という路線が考えられました。そこでまずは「回帰する地政学」などの候補が有力に。
ただしそうなるとやや前向きさに欠けるということと、「進化する」という言葉につながるものがいいとして、「展開する地政学」はどうかという意見も出版社サイドから出されて検討されました。
しかし編集者の方が「胎動する」のほうが斬新でインパクトもあり、しかもその後ろに空間的な広がりを予測させるようなサブタイトルをつけやすい、ということで突然トップ候補に。
「逆襲する」や「永続する」もよかったのですが、これだとどうも時事問題を書いた単行本のような感じになってしまうという指摘があり、これだったら「胎動」のほうがよいということで、この後ろに「英・米・独そしてロシアへ」という内容をハッキリさせるようなタイトルをつけて決定、ということになりました。
実は私はまだ最後の「コントロール」についての章となる「訳者による解説・あとがき」を完成させていないのですが(苦笑)、これを来週末くらいまでに完成させて、五月中か六月初めに刊行という形になりそうです。
当選者の方は、私のメールアドレスまで住所/氏名/電話番号をご連絡下さい。賞品を刊行時に出版社から直接プレゼントさせてせていただきます。
ということで、本当にたくさんの方々からご応募いただきました。本当にありがとうございました。