戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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コントロールという思想:メモその1


今日のイギリス南部は朝から曇りでして、寒さはけっこうやわらぎましたが、時おり雨がしとしと降ってくるイギリスらしい典型的な日でした。

さて、久しぶりにニュースではなくて私が最近考えていることを少し。

『進化する地政学』の最後の解説(「コントロールについて」)を書かなくてはならないので、ここ数日は論文を書く合間に色々と考えを練っていたのですが、ここでちょっとメモ代わりに簡単に考えをまとめておきたいと思います。

●地政学だけでなく、あらゆる戦略の理論には「狙い」がある。これは拙訳『戦略論の原点』の中でワイリーも言っている。

●また、たとえばクラウゼヴィッツは『戦争論』の最初のページで「戦争とは、敵をこちらの意志に屈服せしめるために行われる軍事的行為のことだ」と書いている。これも「狙い」だ。

●マッキンダーも同じで、たとえば『デモクラシーの理想と現実』では第一次世界大戦の戦後処理を明確に意識しつつ、どうすれば(イギリス優位の)平和が保てるようになるのかを、ランドパワーの脅威を指摘しつつ論じている。ここにも「狙い」がある。

●実は国際関係論でも同じことが言える。たとえばウォルツのネオリアリズムでは「冷戦の二極世界の構造をうまく説明したい」という「狙い」があったし、ミアシャイマーも「過去二百年の大国の動きをうまく説明したい」という「狙い」を持っていた。

●また、ウェントのようなコンストラクティヴィズムでも同様で、ネオリアリストたちの物理面からの説明が不完全であったことから、文化や議論などの非物質面に注目して国際関係を説明するという「狙い」を持っていた。

●また、ミアシャイマーは「社会科学の理論には二種類ある」と言っており、これは「記述的」なものと「処方的」なものにわかれるという。これを簡単にいえば、「記述的」とは「これはこうである」と説明するものであるのに対し、「処方的」というのは「こうすればいい」と教えてくれるものだ。ミアシャイマーは、自分の理論はその両方を兼ね備えているという。

●しかし批判理論のロバート・コックスに言わせれば、国際関係論のような社会科学の理論にはもっと大きく見て二種類あるという。それは「問題解決理論」と「批判理論」だ。そしてもちろんミアシャイマーなどは、完全に「問題解決理論」であることになる。

●「問題解決理論」というものは、コックスによれば、ある特定の問題を、ある時期の、ある特定の人(々)が抱えている「問題」を解決するという目的を持ったものであり、あくまでもその「問題」というのは主観的なものである。

●それとは対照的に、コックスのほうは「批判理論」はそのような関係性を暴くものであるから、あくまでも自分のほうが「客観的」であると匂わせている。

●ところが私の観点から見れば、このコックスの議論も矛盾している。なぜなら彼の「批判理論」にも「問題解決論の狙いを暴きたい!批判したい!」という「狙い」があるため、完全に「客観的」ではないからだ。

●こうやって考えていくと、実は物理や自然科学の理論でさえも、一見すると客観的に見えるが、その底には「狙い」があることに気付く。なぜならそのどれもが共通して「この世界の仕組みを解明したい」、「解明できたら、それをうまく利用したい」という「狙い」が動機になっているからだ。

●どんな科学的な理論でも、その理論を「発見」するのは人間なのだから、それを解明しようとした時点で人間の「狙い」が込められてしまうのだ。したがって、完全に「客観的」な理論というのは存在しようがない。

●このように、社会科学や自然科学に限らず、あらゆる「理論」と呼ばれるものには特定の「狙い」があることがわかるのだが、この「狙い」というものを根本的に掘り下げて考えていくと、最終的には、人間の「自分(たち)の思い通りにしたい」という意志や欲望というものに行き着くことになる。

●そしてその欲望のようなものを全く否定しないで、むしろ前面に押し出してあからさまに理論化したものが、地政学や戦略の理論だ。だから一般の人には「どぎつい」と感じられ、避けられることになりやすい。
Commented by 山田洋行 at 2010-02-03 14:02 x
>だから一般の人には「どぎつい」と感じられ、避けられることになりやすい。

現実に真摯に向き合った「本当の事」だから、きついんでしょうね。場合によってはその人の幻想を打ち砕く。

例えば
・誰しも素敵な恋人ができるとうのは嘘である
・努力すれば幸福な人生が必ずおくれるというのは嘘である

みたいな(笑)

もっともこの「本当の事」すら、事実ではなく本当だと信じていることに過ぎないわけですよね。

だからこそ矛盾する「本当の事」が成立する。
・努力すれば幸福な人生が必ずおくれる
・努力すれば幸福な人生が必ず贈れるというのは嘘である

という具合で。ある意味どちらも正しく、どちらも間違っている。リアリズムとリベラリズムみたいに。

で、リアリズムや戦略や地政学は「どぎつい」本当の事である。

それはさておき、右の著作に追加されているのは?!
Commented by elmoiy at 2010-02-03 14:53 x
>こうやって考えていくと、実は物理や自然科学の理論でさえも、一見すると客観的に見えるが、その底には「狙い」があることに気付く。なぜならそのどれもが共通して「この世界の仕組みを解明したい」、「解明できたら、それをうまく利用したい」という「狙い」が動機になっているからだ。

環境問題をめぐる議論にはこの「狙い」が透けて見えますね。

ところで、宗教と科学は一見、まったく別物のようにみえますが、実はどちらもこの世界を説明しようとする人間の欲求の現れであるわけでして、だとすれば環境問題が宗教的な色彩を帯びるのも無理からぬことなのかも?

「自ら神に服従しようとする者は、常に他人をもこの神に服従させようとする」(ハンス・ケルゼン)だそうですから。
Commented by shahil at 2010-02-03 22:09 x
 shahilです。

>あらゆる「理論」と呼ばれるものには特定の「狙い」がある
(中略)
>最終的には、人間の「自分(たち)の思い通りにしたい」と
>いう意志や欲望というものに行き着くことになる。

 ニーチェが言うところの「力への意志」(Wille zur Macht)ですね(笑)

 そういう意味では、翻訳しているルボウの理論が依拠しているプラトンやアリストテレスの「魂の三区分」である

reason(理性)
spirit(精神)
appetite(物欲)

も、

根源的な「力への意志」が、異なる「領域」(domain)で働いているだけ

という解釈もありでしょう。
 
 仏教教理も学んだ私が、欧米系の議論の「暗黙的前提」となっている

「理性」を頂点とする「欲望の階層構造」

に違和感を感じるのも、そこら辺に理由があるのかもしれません。

 そういう意味では、これから挑戦する第二章・第三章で、ルボウの理論構成がどうなっているかに注目したいところです。
Commented by ガチンコファイトクラブ at 2010-02-03 22:17 x
奥山さんの新著「“悪の論理”で世界は動く!~地政学—日本属国化を狙う中国、捨てる米国」を早速注文しました!

本の表紙にある「地政学者奥山真司」の文字と、オビにある「田母神俊雄氏推薦!」の文字が超激アツで火傷しそ~(笑)!!

アマゾンの内容紹介を読む限りでは、デビュー作「地政学―アメリカの世界戦略地図」の最新バージョンという印象ですが、前著では「日本の独立は現実的には難しい」と結論せざるを得なかった奥山さんが、現在、この問題についてどのようにお考えか、じっくりと読んで考えさせて頂きたいと思います。

奥山ファン必携のバイブルとなることは間違いありませんっ!!

それにしても・・・、新著のタイトルは「ドギツイ」ですねぇ(笑)。上品ぶった本屋では国際関係論ではなく、B級陰謀論の書棚に陳列されていそうでコワイっす。
Commented by ヒマンジ at 2010-02-03 22:32 x
興味深い着眼点ですね。
限りある寿命と個体の制約の中で、意志や欲望の根拠も含めて、先ずは自身と自身が身を置く世界を「只知りたい」という動機もあるでしょうね。その意味では人間性の「どぎつさ」も充分学問対象になるのでしょう。また、自己保存本能が、能動的な環境改変に向かうか、自己の環境適応に向かうかでも、発想が変化しますね。
とりとめのない感想でお邪魔致しました。
Commented by sirimonkon at 2010-02-04 00:02 x
新著を予約注文させていただきました。
倉前氏が書かれたものの新装版かと思ってしまいました。
Commented by masa_the_man at 2010-02-04 09:43
山田さんへ

>もっともこの「本当の事」すら、事実ではなく本当だと信じていることに過ぎないわけですよね。

そういうことです。ある意味でコンストラクティヴィズム、もしくは唯識論なわけで(笑

>ある意味どちらも正しく、どちらも間違っている。リアリズムとリベラリズムみたいに。

そういうことです。

>で、リアリズムや戦略や地政学は「どぎつい」本当の事

なかなか日本では認めてもらえませんが(苦笑)

>右の著作

新刊です。二月半ばすぎに発売みたいです。山田さんには内容的にちょっと物足りないかも知れませんが・・・コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-04 09:48
elmoiyさんへ

>環境問題をめぐる議論にはこの「狙い」が透けて見えますね。

その通りですなぁ。

>宗教と科学は一見、まったく別物のようにみえますが、実はどちらもこの世界を説明しようとする人間の欲求の現れ

いえますねぇ。まあ宗教のほうのフォーカスは東洋だととくに人間中心ですが。

>環境問題が宗教的な色彩を帯びるのも無理からぬことなのかも?

「真理」という概念が出てきますからね。真理を持った側は強いわけですし、傲慢にもなります。

>「自ら神に服従しようとする者は、常に他人をもこの神に服従させようとする」

いい言葉ですなぁ(笑)ただし横綱レベルでも上のほうまでいくとこういうのは無くなるみたいです。大関くらいまではけっこうこれみたいですけどね。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-04 09:54
shahil さんへ

なんだかいつも裏のほうでお世話になっているので、表でコメントされると不思議な感覚が(笑

>「力への意志」(Wille zur Macht)

ああ、そうでした。一言でいえばそうなりますな。モーゲンソーでいえば「アニムス・ドミナンディ」ですよね。

>「力への意志」が、異なる「領域」(domain)で働いているだけ

ああ、そういうことですよね。「理性」だって「理性的にしたい!」という欲望の現れですから(苦笑

>「理性」を頂点とする「欲望の階層構造」に違和感を感じる

わかりますなぁ。彼らはどこかで「理性」を絶対的に信じてますよね。面白いのが「理性が害悪を及ぼしてきた!」ということも「理性的」に考えているわけで(笑)

>これから挑戦する第二章・第三章で、ルボウの理論構成がどうなっているかに注目したい

とくにこの二章ではお世話になると思いますのでよろしくお願いします。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-04 09:57
ガチンコさんへ

>早速注文しました!

わざわざありがとうございます

>「田母神俊雄氏推薦!」の文字が超激アツ

すごいですよね、本人が一番ビックリしてます(笑

>最新バージョンという印象ですが

うーん、ちょっと違うかも知れません。前著よりもさらに「入門」という点を押し出しております。読みやすさは保証付きです。

>前著では「日本の独立は現実的には難しい」と結論せざるを得なかった

ネタバレになりますが、基本的にこの路線は変わってないですね。

>タイトルは「ドギツイ」ですねぇ

私が決めたわけではないのでなんとも(苦笑)

>国際関係論ではなく、B級陰謀論の書棚に陳列されていそうでコワイっす。

まあ確実にそっちに行きますな。出版社の方もそれを狙っているみたいですから。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-04 10:00
ヒマンジ さんへ

>興味深い着眼点ですね。

ああ、そういっていただけるとありがたいですねぇ。私は「情報屋」というよりも「アイディア屋」と言われるほうが嬉しい者なので。

>「只知りたい」という動機もあるでしょうね。

ありますね。それを解明できると、それを論理的に説明するために理論ができるわけで。

>自己保存本能が、能動的な環境改変に向かうか、自己の環境適応に向かうかでも、発想が変化しますね。

おおっ、これはまさにその通りだと思います。極端な例かも知れませんが、自殺にいくか他殺に行くかの違いですな(苦笑

>とりとめのない感想でお邪魔致しました。

いやいや、なかなか鋭い感想をありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-04 10:01
sirimonkonさんへ

>新著を予約注文させていただきました。

shirimonkonさんにはちょっと内容的に物足りないかも知れませんが、とにかくありがとうございます。

>倉前氏が書かれたものの新装版かと思ってしまいました。

私もあらためてタイトルを見てビックリです。これで地政学の裾野が広がればいいんですけどね。コメントありがとうございました
Commented by 柴崎力栄 at 2010-02-04 15:19 x
奥山さん:

「狙い」という表現を穏やかに響く日本語の語彙で言い換えると「問題意識」になります。内容的に同じことを言っても、妙な反応を引き出さないためにも、この種の言い換えを知っていたほうがいいです。昔々、高田瑞穂『新釈現代文』という受験参考書があり、そこで知った表現です。
Commented by iraora at 2010-02-04 20:44 x
>どんな科学的な理論でも、その理論を「発見」するのは人間なのだから、それを解明しようとした時点で人間の「狙い」が込められてしまうのだ。したがって、完全に「客観的」な理論というのは存在しようがない。

びっくりです!一本取られた気分になりました。
Commented by waterloo at 2010-02-04 20:50 x
私も近所の本屋で予約させていただきました。
Commented by elmoiy at 2010-02-04 21:40 x
>彼らはどこかで「理性」を絶対的に信じてますよね。

これは中世の「唯一絶対神に対する信仰」が、近代になって「理性に対する信仰」に置き換わっただけなのかも。

>前著では「日本の独立は現実的には難しい」と結論せざるを得なかった

イギリスも、やはりアメリカから離れるのは難しいでしょうか?イラク戦争の合法性をめぐってブレアが非難されてますが、はたしてイギリスにあれ以外の選択があったのか…
アメリカから離れて、ヨーロッパ大陸の側につくのも現実的ではなさそうですし。
Commented by Oink at 2010-02-04 21:54 x
このエピソードを思い出しました。

世界に知られた竜巻博士 藤田哲也
ttp://jp.fujitsu.com/about/journal/offtime/japanesespirits/20080602-02/02.shtml

「普通の人には見えていないものがフジタの目にははっきり捉えられるようだ」と、驚きをもって称賛されたのも当然だ。
それに対し藤田は、「私は竜巻の二重構造を発見したのではなく、認識しただけです」と言ったという。

ところで、藤田博士がその研究人生においてたえず心がけ、
後進の科学者に折に触れて伝えた言葉が、『大学』の一節にある。それを最後に記して脱稿としたい。

心ここにあらざれば、見れども見えず。(The eye is blind if the mind is absent.)
Commented by Oink at 2010-02-04 22:20 x
新刊、おめでとうございます。
ただ、アマゾンでの内容紹介を見ていると、あまり楽しくなれるような内容で無さそうなのがキツイです。

戦後日本の繁栄は、第一に安全保障だと考える日本人は
それほど多くないと思われるので、日本周辺の環境が変化しない限り、危機感は持てないかもしれません。

・日米同盟の維持 ・中国による属国化 ・日本の独立
やっぱりこれしかありませんか?G2による平和。
東アジア共同体。中印日の三国関係。あるいは、NATO+日本。
EU+ロ+日本(松岡洋介っぽいw)とかありえませんかorz
個人的に最悪だと思っているのは、日本+韓国+北朝鮮非核化構想ですけど。

亜細亜の心が、ひとつになれば悪…というAAが面白かったなぁ。
Commented by sdi at 2010-02-04 23:31 x
新刊おめでとうこざいます。
タイトルのどぎつさと、地政学本来のどぎつさで2乗でしょうか?

>最終的には、人間の「自分(たち)の思い通りにしたい」という意志や欲望というものに行き着く
当事者が自分達の「狙い」を「古典地政学を批判したい」とか「日本の戦略を批判したい」だと考えていても、第三者から見るとその下にある無自覚(かもしれない)な「狙い」が透けて見えることもありますね。
地政学、戦略学の「どぎつさ」が敬遠されるのは、「欲望」を否定せずに前面に押し出すという面だけでなく、建前や大義名分の影にかくれていて当事者たちも無自覚な行動原理のようなものを暴かれることへの忌避、といった要素もあるのではないか、と記事の内容を読みながら考えてしました。
Commented by masa_the_man at 2010-02-05 03:59
柴崎さんへ

>言い換えると「問題意識」

たしかに「ソフト」になりますなぁ(笑

>この種の言い換えを知っていたほうがいいです。

そうかも知れません。とくに学会みたいなところで発表する場合には気をつけたほうがいいかも知れませんね。

>受験参考書があり、そこで知った表現です。

受験参考書って、意外と人生の役に立ったりするんですよ。私の知り合いでも活用している奴がおりました。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-05 04:01
iraora さんへ

>一本

ありがとうございます。私はどうしてもこの「論じている人の立場」というものが気になってしまいがちなので、これを突き詰めていったらこういう結論になってしまったということです。まあ単純に「記述的」なんですが(苦笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-05 04:02
waterlooさんへ

>私も近所の本屋で予約させていただきました。

なんか本当にわざわざありがとうございます。そういえば私は最近本屋で注文してないですね・・・まあ実家の近くに本屋がないという理由もあるんですが。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-05 04:05
elmoiyさんへ

>中世の「唯一絶対神に対する信仰」が、近代になって「理性に対する信仰」に置き換わっただけ

そういえば今の「科学者」は昔の僧侶なんかと似たような役割を果たしてますよね。ホーキンズなんかがその良い例です。

>イギリスも、やはりアメリカから離れるのは難しいでしょうか?

無理でしょうなぁ。

>はたしてイギリスにあれ以外の選択があったのか…

まあ厳しかったでしょうね。

>アメリカから離れて、ヨーロッパ大陸の側につくのも現実的ではなさそうですし。

ランド(リムランド)パワーに組み込まれてしまうのはちょっと、ということですからね。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-05 04:12
Oink さんへ

>私は竜巻の二重構造を発見したのではなく、認識しただけ

これってクラウゼヴィッツも同じですね。「摩擦」は人類誕生からあったのですが、彼はそれを認識してラベルを貼ったから偉いわけで(笑

>心ここにあらざれば、見れども見えず。

当たり前なんですけど深いですよね。これは「どんな質問をするか」ということにもつながりますな。

>楽しくなれるような内容で無さそうなのがキツイ

そうなんです(苦笑)私も最後のところは正直に書かなくてはならず、けっこう困りましたね。

>危機感は持てないかもしれません。

私はそれまでまだ時間が少しかかると思います。

>G2による平和。

これ、ロバート・ロスというCFRの東アジア研究者の持論なんですよね。

>最悪だと思っているのは、日本+韓国+北朝鮮非核化構想ですけど。

こりゃたしかにヒドいですな(笑

>亜細亜の心が、ひとつになれば悪

おお、うまい。日本人はこういうジョークというか駄洒落?を作るのがうまいですよね。黒船が来たときも、「じょうきせん(茶の銘柄の名前)、たった二杯で夜も眠れず」とかありましたし(笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-05 04:15
sdi さんへ

>タイトルのどぎつさと、地政学本来のどぎつさで2乗でしょうか?

かも知れません(苦笑

>、第三者から見るとその下にある無自覚(かもしれない)な「狙い」が透けて見えることもありますね。

ありますね〜。これは本当に私が何度もこっちで議論している人たちを見て感じたことです。

>当事者たちも無自覚な行動原理のようなものを暴かれることへの忌避、といった要素もあるのではないか

ああ、ありますね。批判された人は「オレはそんな意識はない!・・・けどもしかしたらそういう風に見られてもしょうがないかなぁ」という恐れですよね(笑)コメントありがとうございました
Commented by もするさ at 2010-02-05 07:57 x
amazonで新著の紹介見てきました。
「超金欠の時期に出しやがって・・・」ということで発売日に新刊をゲットできないであろう忸怩たる想いと
「もう少し和らげられないかな?」というほのかな疑問が私の頭をよぎりました。
(因みに自分が「地政学」という物を知り興味を持ったきっかけは、恥ずかしながら「紺碧の艦隊」です。マハン、マッキンダー、ハウスホーファーといった単語に、新刊が出る度に同シリーズを読みふけった少年時代が甦ってきます。)

日本人は理論よりも「歴史的因果律」をこういう場合好むので、皿に入りやすくするために「地政学から日本史を読み解く」みたいな本を書いてみたら如何でしょうか?
それを知れば、「シーパワー派の巨人」である聖徳太子がなぜ無かったことにされそうなのかとか、より解りやすくなるように思います。
ただ、「入りやすさ」を重視する方向で書き続けると結果「作家としての連作障害」を起こし出涸らししかかけなくなる人がいるので諸刃の剣であることは認識しております。
Commented by waterloo at 2010-02-05 09:16 x
>本当にわざわざ

近所の本屋だと、ポイントが付くんですw

>たった二杯で

もう二杯
Commented by masa_the_man at 2010-02-05 22:39
もするさ さんへ

>「もう少し和らげられないかな?」というほのかな疑問

すいません(苦笑

>「紺碧の艦隊」です

私も数年前に読みました。完全に軍事的な扱いでしたけど、けっこううまく解説しておりましたねぇ。

>「地政学から日本史を読み解く」みたいな本を書いてみたら如何でしょうか?

一度こういうアイディアをいただいたことがあります。地政学の理論をつかって戦国時代を解説するのはどうですか?みたいな感じでした。問題は私がまったくそれをする時間がない、ということです(苦笑

>ただ、「入りやすさ」を重視する方向で書き続けると結果「作家としての連作障害」を起こし出涸らししかかけなくなる人がいるので諸刃の剣

そうなんですよね。学問的な部分とどう両立させるかが私の目下のテーマかと。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-05 22:40
waterloo さんへ

>近所の本屋だと、ポイントが付くんですw

ああ、なるほど(笑)このような付加価値は重要ですもんね。コメントありがとうございました
Commented by Oink at 2010-02-05 22:53 x
>戦国時代を解説するのはどうですか
冬に軍事行動が出来ない雪国の経済圏の限界とか面白そうですけどね。
秀吉は、雪によって上手いこと柴田勝家と
滝川、織田を分断したと感心します。
Commented by もするさ at 2010-02-05 23:37 x
地政学から言って面白いのは、上代と明治時代なのに・・・
その話を持ち込んだ編集者にセンスがない気もしますね。
Commented by masa_the_man at 2010-02-06 02:44
Oinkさんへ

>冬に軍事行動が出来ない雪国の経済圏の限界とか面白そうですけどね。

そうですよね。地理/天候がかなり影響していたことなど、なかなか興味深いものが。

>秀吉は、雪によって上手いこと柴田勝家と滝川、織田を分断したと感心します。

やっぱり天下統一するくらいの戦略眼をもっている人はそういう考え方を自然とできるんですよね。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2010-02-06 02:45
もするさ さんへ

>地政学から言って面白いのは、上代と明治時代なのに・・・その話を持ち込んだ編集者にセンスがない気もしますね。

そりゃそうなんですが、「わかりやすさ」でいったら、まず始めはやっぱりこっちなんじゃないか?やっぱり編集者というのは「売りたい」ですから。コメントありがとうございました
by masa_the_man | 2010-02-03 02:06 | 日記 | Comments(33)