戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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ベルギーの部隊の名前

今日のイギリス南部は午前中は雨が降っていたのですが、午後になってすっきり晴れました。やや寒さが厳しくなっております。

さて、またみなさんにひとつ協力していいただきたいことが。

翻訳でひとつわからない名称がありまして、第二次大戦中のベルギーの1st Regiment Chasseurs Ardennaisというのがそれです。

どうやら予備役によって構成されていた部隊らしいのですが、彼らはバルジの戦いの前にベルギーのボダンジュという町でドイツの第一SS装甲師団を丸一日釘付けにしていたらしいのです。

ネットで探しても日本語訳でスタンダードなものが無いようなので、また皆さんのお知恵をお貸ししただければと思いました。

ちなみに私は

「第一猟騎兵アルデンヌ連隊」

という訳で行こうと思っているのですが・・・・

ぜひお願いします m(._.)m


Commented by 待兼右大臣 at 2009-11-23 21:12 x
「騎兵」に相当する語がないので単に「猟兵」の方がいいと思います。
「猟兵」と聞くと、アニメの「パンプキンシザーズ」のオープニングテーマ曲を思い出します。

ついでに、昨今の日本で「rail gun」といえば、日本のごく一部では「マギー慎司」の代名詞と化しています。
ttp://www.youtube.com/watch?v=bo609OUVwp0&fmt=18
でも見て笑ってください。(コメントを見れば、ネタバレになりますので、省略したい場合は、そこを見てください)
Commented by その筋の人 at 2009-11-23 23:03 x
>「第一猟騎兵アルデンヌ連隊」

エミール・ブーカリ著『ナポレオンの軽騎兵』 新紀元社 で猟騎兵を“Chasseur a cheval”としています。そうなりますと、待兼右大臣様からご提案があった「猟兵」で良いと思われます。

>ベルギーのボダンジュ

?ちょっと、聞いた事の無い村ですね。パトリック・アグテ著『ヴィットマン LSSAHのティーガー戦車長たち』大日本絵画をざっくり調べてみましたが、見当たりませんでした。

>ついでに、昨今の日本で「rail gun」といえば、日本のごく一部では「マギー慎司」の代名詞と化しています。

これの広告を見たとき、12.8 cm FlaK 40のRailgunバージョンでも出てくるかと期待したのですが。w
Commented by 通りすがりですが at 2009-11-23 23:38 x
1st Regiment Chasseurs Ardennais なら「第1アルデンヌ猟兵連隊」が妥当ですね。「猟兵連隊」であって、「アルデンヌ連隊」じゃ無いです。ロマンス語圏は語順が逆になっちゃってますから。
Commented by 待兼右大臣 at 2009-11-23 23:47 x
ついでに
>ベルギーのボダンジュ
はおそらく「bodange」だと思います。
(こういうところは、英語より仏語(正確にはワロン語)の方が綴りが予想しやすいです)
グーグル地図帳によれば、バストーニュの南ルクセンブルクとの国境に近い小さな町のようです。場所柄、バルジの戦いで激戦地になっても仕方のないと思います。

ttp://www.maplandia.com/belgium/wallonne/luxembourg/bodange/
Commented by masa_the_man at 2009-11-24 08:20
待兼さんへ

>「騎兵」に相当する語がないので単に「猟兵」の方がいい

おお、さっそくありがとうございます

>「rail gun」といえば、日本のごく一部では「マギー慎司」の代名詞

そっちのレールガンですか(笑)

>でも見て

本当ですな(笑)2:50あたりのギターソロで出てくる覆面の人はまさに(笑)

>おそらく「bodange」だと思います

そうです、この綴りです。よくわかりましたなぁ。

>ルクセンブルクとの国境に近い小さな町のようです。

道が交差しているんですよね。私も先日グーグルマップで確認しました。ここでドイツの精鋭部隊をとりあえず釘付けにできたわけですから、要はやる気の問題かと(→フランス)。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-11-24 08:24
その筋の人さんへ

>待兼右大臣様からご提案があった「猟兵」で良いと思われます

やっぱりこの辺は詳しい人に聞くのが安心です(笑

>12.8 cm FlaK 40のRailgunバージョンでも出てくるかと期待

PVだとは思いませんでした(苦笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-11-24 08:25
通りすがりですがさんへ

>1st Regiment Chasseurs Ardennais なら「第1アルデンヌ猟兵連隊」が妥当

なるほど。

>ロマンス語圏は語順が逆になっちゃってますから。

これはありがたいです。ドイツのものだったらネットにけっこう上がっているのでわかるんですが、ベルギーみたいなものになるとちょっと厳しいんですよね(苦笑)コメントありがとうございました
Commented by いかれ帽子屋 at 2009-11-24 16:27 x
確認ですが、これドイツ軍のベルギー侵攻時1940年5月10日の戦いのことですよね?
いわゆる「バルジの戦い」とは1944年末の、ドイツの反攻作戦とそれに対する連合軍の反撃のことで、どちらもアルデンヌが主戦場となってますが、全く別の物です。

とりあえず「bodange」の一般的な読み方は「ボダーニュ」です。

で、1940年の話だとして話続けますと
足止めされたのは第1装甲師団です。
SSの実戦部隊であるSSVT師団もLSSAH連隊も、ベルギー中部からオランダを担当したB軍集団所属でオランダ方面に居ました。
そもそもLSSAH連隊が第1SS装甲擲弾兵師団に改編されたのが42年7月、さらに第1SS装甲師団に改編されたのが43年11月です。

1st Regiment Chasseurs Ardennaisの訳し方
大木毅氏の「電撃戦という幻」でも「第1アルデンヌ猟兵連隊」と訳されてますので、これで問題ないと思います。
「Chasseurs Ardennais」は「アルデンヌ猟兵」という兵種の1つみたいなもんのようですし。

おまけ
アルデンヌ猟兵連隊行進曲「Marche du Régiment des Chasseurs Ardennais 」
ttp://www.youtube.com/watch?v=paiDHGmXTQg
Commented by その筋の人 at 2009-11-24 20:44 x
>確認ですが、これドイツ軍のベルギー侵攻時1940年5月10日の戦いのことですよね?

やはりそうですか、DANNY.S.PARKER"HITLER'S ARDENNES OFFENSIVE"という洋書でゼップ・ディートリッヒのインタビューがありますが、ボダンジュ(ボダーニュ)が、一言も出てこないのです。バルジ戦のクニッテル戦闘団かサンディヒ戦闘団で交戦したのか?とも考えたのですが納得しました。

>そもそもLSSAH連隊が第1SS装甲擲弾兵師団に改編されたのが42年7月、さらに第1SS装甲師団に改編されたのが43年11月です。

LAHは、1941年4月のギリシャ戦で歩兵旅団(増強連隊とする書籍もあります)。1941年6月のバルバロッサ作戦時に歩兵師団→自動車化歩兵師団。1942年7月に第1SS装甲擲弾兵師団に再編成されていますね。
Commented by masa_the_man at 2009-11-25 07:07
いかれ帽子屋さんへ

>確認ですが、これドイツ軍のベルギー侵攻時1940年5月10日の戦いのことですよね?

そうです。混乱するような書き方してすいません。実は最近NTタイムズに出ていたバルジの戦いの論説記事を読んでいて、それとちょっと混乱してしまいました。

>とりあえず「bodange」の一般的な読み方は「ボダーニュ」です。

「ボダーニュ」ですか!うーん、調べたんですがこれのほうが伊一般的だったとは。

>足止めされたのは第1装甲師団です。

SSのほうじゃないんですな(苦笑

>大木毅氏の「電撃戦という幻」でも「第1アルデンヌ猟兵連隊」と訳されてますので、これで問題ないと

前例があれば安心です。

>アルデンヌ猟兵連隊行進曲「Marche du Régiment des Chasseurs Ardennais 」

行進曲までネットに乗っているわけですか。便利な世の中になりました(笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-11-25 07:10
その筋の人さんへ

>洋書でゼップ・ディートリッヒのインタビューがありますが、ボダンジュ(ボダーニュ)が、一言も出てこないのです。

私が訳しているもののソースは Robert Doughty, The Breaking Point: Sedan and the Fall of France, 1940 という本でした。コメントありがとうございました
Commented by 待兼右大臣 at 2009-11-25 21:53 x
>ボダーニュ
そうでしたか。知ったかぶりはいけないということで、自戒します。
Commented by いかれ帽子屋 at 2009-11-25 23:12 x
うちのタネ本の「電撃戦という幻」(原題K・H・Frieser,Blitzkrieg-Legennde)によると。

1ダースほどの農家が点在する村だそうです>bodange
実際に戦ったのは、第1アルデンヌ猟兵連隊第2大隊第5中隊(ブリカール少佐指揮)
ドイツ側の戦力が第1装甲師団所属の狙撃兵2個大隊。
戦闘開始が13時頃で、終結が19時頃、その後架橋工事やらに2時間ちょっと費やして、進撃再開が21時過ぎ。
なんで実質的には8時間ほどの足止め。

ちなみに連合軍上層部には、ここで抵抗させる気は全くなく、後退命令も出されてたんですが、とある事情で伝わらずにこうなったそうです。

で、その事情ってのが、事前進入したドイツ降下猟兵部隊が予定通り、連合軍の連絡線ちょんぎっちゃったためなんですわ。

つまり、真面目に任務遂行したら、友軍の進撃の邪魔しちゃったっていう笑うに笑えないお話なんですね、これ。

ちなみにベルギー軍は英雄譚として、それなりに自慢してるそうです。
まぁ、他にはろくな話ありませんからね>この時期の連合軍
Commented by ゴンベイ at 2009-11-26 04:01 x
武蔵大学論集第48巻2号『一樂信雄教授記念号』掲載の石原 司執筆論文「1939年西方進攻第一次"黄"号作戦計画の軍事合理性パースペクティヴ」の「2 敵情判断」では、「アルデンヌ猟兵師団」として、この部隊について言及してますね。
ttp://e-lib.lib.musashi.ac.jp/2006/Elib/E48-2/008/003.html
Commented by masa_the_man at 2009-11-26 07:09
待兼さんへ

>ボダーニュ

地名や人名の読み方は本当にむずかしいですよね。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-11-26 07:16
いかれ帽子屋 さんへ

>実際に戦ったのは、第1アルデンヌ猟兵連隊第2大隊第5中隊(ブリカール少佐指揮)

ここで確認です。私のほうでは「ベルギーの予備役からなる第一アルデンヌ猟兵連隊に属する二個小隊(two small companies)だけでドイツの第一装甲師団をボダーニュという町で」とあるのですが、そちらでも「二個小隊」になってますか?

>実質的には8時間ほどの足止め。

なるほど。

>連合軍の連絡線ちょんぎっちゃった

わははは(笑

>真面目に任務遂行したら、友軍の進撃の邪魔しちゃった

これが「摩擦」ですな。

>ベルギー軍は英雄譚として、それなりに自慢

そういえばタックマンの『八月の砲声』もベルギーで熱狂的に受け入れられて、彼女はベルギーから賞までもらいました。伝説は必要ですから(笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-11-26 07:18
ゴンベイさんへ

>「アルデンヌ猟兵師団」として、この部隊について言及してますね。

武蔵大学でこんなテーマの論文が書かれているとは知りませんでした。意外なところでビックリです。コメントありがとうございました
Commented by いかれ帽子屋 at 2009-11-26 14:11 x
>これが「摩擦」ですな。
本では、クラウゼヴィッツが戦争論で言うところの、「戦争における食い違い」の典型例としてますね。

>そちらでも「二個小隊」になってますか?
第3小隊長オーファンヌ少尉なる表記はありますが、小隊数は書いてないですね。
なんらかの事情で一個小隊欠とかなってるのは、別に珍しい話ではないんですが、そもそも何個小隊編制なのか分かりませんし。
ベルギー軍の小隊まで書かれた編制表なんて、さすがに見たことないですし。

とりあえず、Bodangeの戦いのサイト見つけたので、ご参考にどうぞ(仏語ですが・・・)
Le récit complet et circonstancié de ce combat de Bodange
ttp://users.skynet.be/frat.royale.cha/bodangerecit-000.html

長文規制に引っ掛かったので、いったん終わります。
Commented by いかれ帽子屋 at 2009-11-26 14:13 x
で、改めて

Bodangeの読み方問題ですが、類似の地名をいくつか調べてみたところ
バストーニュ(Bastogne)
ブルゴーニュ(Bourgogne)
ブルターニュ(Bretagne)
等々「ーニュ」と発音してるのは「gne」であって、「Bodange」とは異なります。

一方で
アベランジュ(Havelange)
マルトランジュ(Martelange)-Bodange南東にある町で、この戦闘にも関わってます
など「アンジュ」と発音してる例が存在しますので、どうも誤訳くさいです>ボダーニュ
だとすると、当初の「ボダンジュ」が正解だったってことになります。
ややこしくさせてしまって、申し訳ございませんでした>ALL

ここら辺を扱ったゲームの地名辞典見つけましたので、参考にどぞ
ttp://hqjp.wwiionline.com/index.php?%C3%CF%CC%BE%A4%CE%C6%FC%CB%DC%B8%EC%C9%BD%B5%AD
Commented by masa_the_man at 2009-11-27 10:34
いかれ帽子屋 さんへ

>小隊数は書いてないですね。

うーむ、ではとりあえず訳書の通りに二個小隊にしておきますか・・・

>Bodangeの戦いのサイト見つけた

フランス語ですか・・・・

>当初の「ボダンジュ」が正解だったってことになります

ということはグーグルマップの地名がやはりただしかったわけで。イギリスの地名なんかだとけっこう怪しいやつあったんですがねぇ。

>ゲームの地名辞典

ゲームから入る知識って大きいですよね(笑)コメントありがとうございました
by masa_the_man | 2009-11-23 10:08 | 日記 | Comments(20)