2009年 11月 16日
ヤクザにお願いしたホーカー親子 |
今日のイギリス南部は台風一過のような陽気で、11月半ばにもかかわらず意外に寒くない快晴の一日でした。
さて、地政学とは全く関係ないのですが、今日は日本での市橋容疑者に関する話題を少し。
こちらのテレビではあまり報道されておりませんが、リンゼー・ホーカーさんというイギリスの若い女性教師を殺した市橋容疑者については、タブロイド系の新聞を中心に、たまに大々的に記事が出ておりました。
私は自分の分野にあまり関係のないことだったのでこの事件については人並みに関心をもっているくらいだったのですが、いつも行くショッピング・モールの喫茶店においてあった今日のある新聞に載っていたこのホーカーさんの親御さんのインタビュー記事を見ておやっと思ったので一言。
この親御さん二人が日本に何度も足を運んで市橋容疑者逮捕についていろいろなところに働きかけていたことはみなさんもご存知かも知れませんが、この親御さんはこの新聞のインタビューの中で、なんと日本のヤクザのボス(?)に直接会って「市橋を捕まえてください」とお願いしたという記述がありました。
記事によると、今年の三月に日本に行った時にイギリスのテレビ局(チャンネル4)のプロデューサーたちの計らいで、親父さんのほうが単独で、渋谷に縄張りを持つヤクザの親分との会合の席を設定してもらったそうです。
で、そのボスに会うためにバーに行き、そこで八人くらいの親分たちがいて、おみやげとしてウィスキーの大瓶を二本わたそうとして最初は断られ、「これはお世話になる人に最初に渡すという日本の習慣だと聞いている」というと、快く受取ってくれたとか。
この八人のファミリーの人々は見たかんじはかなり普通の人々だったらしいのですが、70年代風のスーツに身を包んでいて、全員ともかなりチェーン・スモーカーだったとか。小指の無い人もちらほらいて、みんなシャツの外から入れ墨が少し見えたとのこと。
一時間ほど事情を話すと「うちのところで事情がわかったら市橋のことは任せろ」と了解してくれたそうで、それから渋谷の駅前のスクランブル交差点に連れて行ってもらい、そこでビラ配りをさせてくれたらしいです。
このお父さんは、最初はそこら辺にたむろしている若者に一緒に配るように頼んで断られたらしいのですが、あとから親分たちの脅しが効いたのか、その断った若者たちが突然もどってきて謝り、一緒にビラ配りをはじめてくれて、たった一時間くらいで持ってきたビラを全部配ってしまったとのこと。
このヤクザの親分はウィスキー二本以外には何も受取っておらず、「オレも親だからあんたの気持ちはわかる」といって助けてくれたそうです。
まあ結局この時には成果が何も出ずに帰って来たのですが、この新聞ではいかにも「ヤクザが助けてくれた」的な見出しでセンセーショナルに書いておりました。
実際にはどこまで「ヤクザパワー」が通じたのかわかりませんが、この記事ではなんからの関連性を匂わせている感じでした。
さて、地政学とは全く関係ないのですが、今日は日本での市橋容疑者に関する話題を少し。
こちらのテレビではあまり報道されておりませんが、リンゼー・ホーカーさんというイギリスの若い女性教師を殺した市橋容疑者については、タブロイド系の新聞を中心に、たまに大々的に記事が出ておりました。
私は自分の分野にあまり関係のないことだったのでこの事件については人並みに関心をもっているくらいだったのですが、いつも行くショッピング・モールの喫茶店においてあった今日のある新聞に載っていたこのホーカーさんの親御さんのインタビュー記事を見ておやっと思ったので一言。
この親御さん二人が日本に何度も足を運んで市橋容疑者逮捕についていろいろなところに働きかけていたことはみなさんもご存知かも知れませんが、この親御さんはこの新聞のインタビューの中で、なんと日本のヤクザのボス(?)に直接会って「市橋を捕まえてください」とお願いしたという記述がありました。
記事によると、今年の三月に日本に行った時にイギリスのテレビ局(チャンネル4)のプロデューサーたちの計らいで、親父さんのほうが単独で、渋谷に縄張りを持つヤクザの親分との会合の席を設定してもらったそうです。
で、そのボスに会うためにバーに行き、そこで八人くらいの親分たちがいて、おみやげとしてウィスキーの大瓶を二本わたそうとして最初は断られ、「これはお世話になる人に最初に渡すという日本の習慣だと聞いている」というと、快く受取ってくれたとか。
この八人のファミリーの人々は見たかんじはかなり普通の人々だったらしいのですが、70年代風のスーツに身を包んでいて、全員ともかなりチェーン・スモーカーだったとか。小指の無い人もちらほらいて、みんなシャツの外から入れ墨が少し見えたとのこと。
一時間ほど事情を話すと「うちのところで事情がわかったら市橋のことは任せろ」と了解してくれたそうで、それから渋谷の駅前のスクランブル交差点に連れて行ってもらい、そこでビラ配りをさせてくれたらしいです。
このお父さんは、最初はそこら辺にたむろしている若者に一緒に配るように頼んで断られたらしいのですが、あとから親分たちの脅しが効いたのか、その断った若者たちが突然もどってきて謝り、一緒にビラ配りをはじめてくれて、たった一時間くらいで持ってきたビラを全部配ってしまったとのこと。
このヤクザの親分はウィスキー二本以外には何も受取っておらず、「オレも親だからあんたの気持ちはわかる」といって助けてくれたそうです。
まあ結局この時には成果が何も出ずに帰って来たのですが、この新聞ではいかにも「ヤクザが助けてくれた」的な見出しでセンセーショナルに書いておりました。
実際にはどこまで「ヤクザパワー」が通じたのかわかりませんが、この記事ではなんからの関連性を匂わせている感じでした。
by masa_the_man
| 2009-11-16 09:33
| 日記