2009年 07月 23日
中国絶賛論:その2 |
今日の甲州は朝から曇り空でして、ぼけぼけしていたら日食があることをすっかり忘れて見逃してしまいました(苦笑
午後から群馬県太田市のかたにお招きいただきまして、講演会でお話させていただきました。
顔を見てみると運の良さそうな方々ばかりだったので、ちょっとびっくりしました。あれだけの数の運の良さそうな方々が一同に会しているのを見るのはなかなか壮観なものであります。
実は明日から某A省の主宰するあるセミナーに参加することになりまして、数日間東京で泊まり込みです。
その間にブログを更新できるのかどうかわかりませんが、けっこうネタはたまっているので、夜にネットカフェなどに繰り出してできるだけ更新したいと考えております(PC持ち込みは禁止みたいです)。
カナダの「エコノミスト誌」という位置づけのマクレーン誌が、例の中国絶賛論(When China Rules the World: The Rise of the Middle Kingdom and the End of the Western World)を書いた人物(Martin Jacques)のインタビューを載せておりました。これがなかなか興味深かったのでここにポイントフォームで要約を載せておきます。
===
●中国の勃興をなめるな。インパクトはデカイ。
●中国の行動の仕方は将来もそれほど変化するわけではない。
●2050年にアメリカの二倍のGDPになっても一人当たりでみると中国人はまだまだ貧乏。
●西側諸国は今までとは価値観の違う世界に生きることになることを覚悟せよ。
●中国は国民国家じゃなくて文明国家だ。中国という国家は中華文明を守るための存在にすぎない。
●中国を理解するには東アジアでのソフトパワーの広まりよ見よ。ここにあるのは人口数をはじめとする不均衡な状態だ。
●冊封体制が復活する。
●東南アジアに広がる華僑も重要。
●世界の中心としての中華思想は、世界を階層的に見る(つまり自分たちが一番上)。
●中国のもつ人種差別と文化優越主義を重視せよ。ウイグルもチベットも「我々が文化を教育してやる」という文脈で見ている
●私の妻(インド・マレーシア系)は中国人の人種差別の犠牲になって香港の病院で亡くなった。
●白人は中国の人種差別的なところをあまりみない。なぜなら人種差別の見方になれていないから。
●西側の学者は白人なのでそこがみえないが、黒人の学者は中国の人種差別に注目している。
●国際関係論の理論は人種について何も語らない。
●グアンタナモやイラクで起こった事件でも、人種差別が背景にあったことは否定できない。
====
長くなったので続きはまた明日。
午後から群馬県太田市のかたにお招きいただきまして、講演会でお話させていただきました。
顔を見てみると運の良さそうな方々ばかりだったので、ちょっとびっくりしました。あれだけの数の運の良さそうな方々が一同に会しているのを見るのはなかなか壮観なものであります。
実は明日から某A省の主宰するあるセミナーに参加することになりまして、数日間東京で泊まり込みです。
その間にブログを更新できるのかどうかわかりませんが、けっこうネタはたまっているので、夜にネットカフェなどに繰り出してできるだけ更新したいと考えております(PC持ち込みは禁止みたいです)。
カナダの「エコノミスト誌」という位置づけのマクレーン誌が、例の中国絶賛論(When China Rules the World: The Rise of the Middle Kingdom and the End of the Western World)を書いた人物(Martin Jacques)のインタビューを載せておりました。これがなかなか興味深かったのでここにポイントフォームで要約を載せておきます。
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●中国の勃興をなめるな。インパクトはデカイ。
●中国の行動の仕方は将来もそれほど変化するわけではない。
●2050年にアメリカの二倍のGDPになっても一人当たりでみると中国人はまだまだ貧乏。
●西側諸国は今までとは価値観の違う世界に生きることになることを覚悟せよ。
●中国は国民国家じゃなくて文明国家だ。中国という国家は中華文明を守るための存在にすぎない。
●中国を理解するには東アジアでのソフトパワーの広まりよ見よ。ここにあるのは人口数をはじめとする不均衡な状態だ。
●冊封体制が復活する。
●東南アジアに広がる華僑も重要。
●世界の中心としての中華思想は、世界を階層的に見る(つまり自分たちが一番上)。
●中国のもつ人種差別と文化優越主義を重視せよ。ウイグルもチベットも「我々が文化を教育してやる」という文脈で見ている
●私の妻(インド・マレーシア系)は中国人の人種差別の犠牲になって香港の病院で亡くなった。
●白人は中国の人種差別的なところをあまりみない。なぜなら人種差別の見方になれていないから。
●西側の学者は白人なのでそこがみえないが、黒人の学者は中国の人種差別に注目している。
●国際関係論の理論は人種について何も語らない。
●グアンタナモやイラクで起こった事件でも、人種差別が背景にあったことは否定できない。
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長くなったので続きはまた明日。
by masa_the_man
| 2009-07-23 02:19
| 日記