戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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ドルを支える日本(コメントつき)

ピーター・シフがドル体制を支える日本というテーマについて視聴者からの質問に答えております





最初の質問(質問5)では、

「スイスとイタリアの国境でつかまった米国債を大量にもっていた日本の男たちについてどう思いますか?」

というものがあります。これに対してシフは、

「日本政府がからんでいるとは思えないねぇ。しかもその国債は40年前のものだったらしいですし、こんな大きな額を我々は40年前に発行していたとは思えませんよ。日本政府がたった二人の男にこんな大きな額をもたせるわけがありませんしね。まあ陰謀なんかじゃないですね。しかし私は日本政府は最終的には米国債を売り払ってしまいたいと考えていると思いますよ。」

「日銀の誰かが最近ドルの価値について揺るぎない自信を持っているって発言してましたが、アメリカの借金を世界で二番目に肩代わりしている国がアメリカのやっているドル大量刷り増し状態に無知だとは思えませんね。やっぱり日本政府はドルをどう売り抜けようかと考えているんだと思います」

「ここではっきりしているのは、ドルを持っているひとは日本がドルを捨てる前に売り抜けたほうがいい、ということですね」

と答えております。

この続きはまた。
Commented by at 2009-07-04 11:02 x
どうやら日本政府は、95円近辺でドル買い介入をやっている模様です。

カリフォルニア州の事実上の財政破綻(民間のみならず、州の破綻予備軍は多い)を米政府とFRBが救済するかどうかが、当面のドル相場の焦点でしょう。 支援をするにしても大量のドルを増刷しなければならないので、ドル売り圧力は膨らんでいくでしょう。いつ破裂するのかは分かりませんが・・・。  日本政府のドル買いは日米安保体制の維持やF-22購入・新幹線売り込みの布石かもしれませんが、将来の日本国民にとって、極めて大きな重荷を背負わせる事でしょう。
Commented by at 2009-07-04 11:06 x
しかし、戦略的にやっているといえば、やっているのかもしれませんね。
Commented by masa_the_man at 2009-07-04 22:13
徒さんへ

>どうやら日本政府は、95円近辺でドル買い介入をやっている模様です。

これは知りませんでした。

>支援をするにしても大量のドルを増刷しなければならないので、ドル売り圧力は膨らんでいく

そうなんですよね。それ以外の選択肢が・・・

>日本政府のドル買いは日米安保体制の維持やF-22購入・新幹線売り込みの布石かもしれませんが、将来の日本国民にとって、極めて大きな重荷を背負わせる事でしょう。

短期狙いですよね、基本的に。

>しかし、戦略的にやっているといえば、やっているのかもしれませんね。

シフもそう読んでますね。視聴者からのコメントもそのような調子を期待している様子です。コメントありがとうございました
Commented by えんき at 2009-07-05 14:58 x
過去の歴史において、国家が人民を説得して国家の借金を平穏に返済したことは稀だろう。冷戦後におけるロシア及び東欧社会の場合、塗炭の苦しみの中でそれがなされたことは比較的新しい事実だろう。ルーブルの価値が一時1000分の一にまで下落して(超インフレにして)経済的な辻褄を取りあえず合わせたのだった。

もう我々日本人は忘れてしまっているのだが、敗戦後円の価値を10000分の一にして、過去に積み上げてしまった膨大な国家の借金を帳消しにしたのだった。

今般のアメリカが基軸通貨を放棄する事態において、アメリカの負債は全世界が一旦負わされる事は明らかなのであり、日本においては1500兆円あるとされる国民金融資産の大半が失われることを意味する。(失ったことにして日本国内経済の再構築をするのだ)
Commented by えんき at 2009-07-05 14:59 x
アメリカ社会内部においても、あらゆる信用収縮が発生して一時的に経済活動が停止する社会の心肺停止状態となるだろう事はその通りなのだが、だがしかしアメリカ政府は911事件を建前にして、国家がその存続を脅かされるあらゆる事態に対応できる国家体制を構築し終わっているのだ。(アメリカ国土安全保障省設置、新通貨アメロ準備、非常事態大統領令等々)

私はアメリカが新通貨アメロ発行により再生を図るのに対して、あくまで日本は自国の独立した貨幣を維持しつつ、そのアメロにリンクした新円(両)を発行して事態に対応する以外方法は無いと考えている。

国家の独立とはいろいろな意味があるのだが、完全鎖国が不可能な現時点を俯瞰すれば、もっとも有能な相手との連携の下に自らの国家社会の存続を図ることは当たり前の国家戦略なのであって、全世界を見渡したときそれがアメリカ合衆国であることは明らかだろう。

生き残りたければ生き残る準備を整えている友人を持つべきなのだ。たとえ過去に喧嘩して殴られたとしても。
Commented by masa_the_man at 2009-07-05 23:47
えんき さんへ

>過去の歴史において、国家が人民を説得して国家の借金を平穏に返済したことは稀

日本は「徳政令」でやってますなぁ。

>敗戦後円の価値を10000分の一にして、過去に積み上げてしまった膨大な国家の借金を帳消しにした

そういえばそうですな。

>国民金融資産の大半が失われることを意味する。(失ったことにして日本国内経済の再構築をするのだ)

そもそも流動性のない資産なので持ってても無駄、みたいなところがありますが(苦笑

>アメリカが新通貨アメロ発行により再生を図るのに対して、あくまで日本は自国の独立した貨幣を維持しつつ、そのアメロにリンクした新円(両)を発行して事態に対応する以外方法は無いと考えている。

大胆ですねぇ。まあいざとなったらしょうがないところがありますが。

>もっとも有能な相手との連携の下に自らの国家社会の存続を図ることは当たり前の国家戦略

リアリズムですね。

>生き残りたければ生き残る準備を整えている友人を持つべきなのだ。たとえ過去に喧嘩して殴られたとしても。

しかし問題は本当にアメリカが生き残れるか、というところなんですよね。コメントありがとうございました
Commented by at 2009-07-06 23:05 x
>どうやら日本政府は、95円近辺でドル買い介入をやっている模様です。

95円ラインも、もはや支えきれなくなりそうな予兆が・・・。 特定分野に資金が集中し、必要な分野に資金がまわっていない事で、再び金融システムの流動性が細りつつあります。 そうなるとドルを市場に大量供給しなければならなくなる。 短期的には、金融商品を換金する為にドル需要は高まるが、それ以降は暴落する可能性が高いです。 レバレッジ金融システム(京単位市場といわれている)の崩壊という、戦後日本人の想像を超えるような衝撃があるかもしれません。 
Commented by masa_the_man at 2009-07-06 23:38
徒 さんへ

>短期的には、金融商品を換金する為にドル需要は高まるが、それ以降は暴落する可能性が高いです。

私が以前このブログで紹介したハリー・デントの予測がまさに的中しつつありますね。アメリカ経済と世界経済は今年の半ばに一度持ち直すが、秋から地獄の始まりである、と。

>レバレッジ金融システム(京単位市場といわれている)の崩壊という、戦後日本人の想像を超えるような衝撃があるかもしれません。 

そうなんですか。そうなると30年代の再来もありえるわけで・・・コメントありがとうございました
Commented by at 2009-07-10 23:48 x
>そうなると30年代の再来もありえるわけで・・

30年代の大恐慌よりも、第一次大戦後のドイツや冷戦崩壊後のロシア等の方が個人的には近いかなと思います。 米・EUだけでなく日本も、そうはならないとは言い切れる自信がないです・・・。 人事を尽くして天命を待つしかないですね。
Commented by masa_the_man at 2009-07-11 00:08
徒さんへ

>第一次大戦後のドイツや冷戦崩壊後のロシア等の方が個人的には近いかなと

なるほど。いずれにせよハイパーインフレで(苦笑

>日本も、そうはならないとは言い切れる自信がない

ですな(苦笑)基本的に日本も問題を先送りしているだけですからね。

>人事を尽くして天命を待つしかないですね。

こうなると政府には全く頼れないかも知れません。コメントありがとうございました
Commented by at 2009-07-11 00:22 x
政治家・官僚や財界の連中は、今回の欧米社会の危機を利用して「日本国の地位向上を勝ち取ろう」なんていう考えはさらさらない感じです。 それどころか、この混乱を利用して「徳政令」をやってやろうってな感じのどうしょうもない連中ばかりです。
Commented by at 2009-07-11 00:27 x
>やっぱり日本政府はドルをどう売り抜けようかと考えているんだと思います

日本政府の思惑はシフ氏のそれを超越していたと言う事で・・・ハハ。

Commented by masa_the_man at 2009-07-11 00:32
徒さんへ

>それどころか、この混乱を利用して「徳政令」をやってやろうってな感じのどうしょうもない連中ばかりです。

私は彼らがどう考えているのかはよくわからないんですが、たしかにそこまで覇気があるとは考えにくそうな(苦笑)目が完全に国内向けなんでしょうね。

>日本政府の思惑はシフ氏のそれを超越していたと言う事で・・・ハハ。

というか、シフ氏も「もし自分が日本政府の役人だったらこう考える」という視点で話をしているからこういう発言になるんですよね。問題は日本政府の中にシフ氏のように考えている人がほとんどいない、という点にありますな(苦笑)コメントありがとうございました
Commented by 邪ブラック at 2009-07-11 10:07 x
おはようございます、奥山さん!

徳政令、個人的には有りだと思います!日本の場合は国債の国内保有率が高いから(外国人保有者には内々でキャッシュバックを約束して)実行するのも、長い目で見れば日本の国力を高めると思いますので(極悪非道な考え方でしょう(爆))!

アメリカの新通貨に関しては、アメリカ国内が分裂しない事が、最低条件に成りますね(まぁ、分裂に関しては中国とロシアも可能性高そうですけど(笑)!

まぁ、日本でハイパーインフレが起きても、その時はその時だから餓えないように、最低限の準備だけはしてます!
ソビエト崩壊時は、電気・ガス・水道が無料だったけど、日本は有料だから、即動かせる現金も手元に必要ですね~!

関係ないですが、奥山さんに「邪」認定頂いたので、邪ブラックに名前変更します(爆)!    ではでは!


Commented by ぼけ at 2009-07-11 14:11 x
前にネットで見たのですが、この二人の顔、もろ東南アジア系。
しかも、パスポートには思いっきりスペイン語辺りで書かれていた代物。
なんか、単なる詐欺師ネタだと思っていたのは気のせいかなぁと…。
Commented by ぱんだ at 2009-07-12 06:30 x
なんかイタリアン・マフィアが関わってるんじゃなかったでしたっけ?
Commented by 邪ブラック at 2009-07-12 11:57 x
ぼけさん、ぱんださんへ
副島先生の講演会で最後の質問時間の時、会場の質問者の方が副島先生に、イタリアで捕まった2人の片方が自分の知り合いで、前日銀総裁の武藤の子分の「Y」だと発言されて、会場が一瞬にして凍りついてました!
副島先生は、写真はディス・インフォで国債は本物だと言われてました!
後、同じ時期に何故か、小泉純一朗がヨーロッパで活動していたりするんですよね(笑)!怖い怖い!
参考までに!
Commented by ぼけ at 2009-07-12 21:21 x
>>ブラックさま
どうも、ごぶさたです。。。
ディスインフォ説もある、ということですね。
たしかに、公開されたパスポート写真はあまりにもいい加減でした。スペイン語で書かれているなんぞ。ありえないwww

ただ、イタリアとかフランスとか、正直言って入管職員のレベルが日本と比べて大幅に低い可能性もありますので、まぁ、考えられるかなぁと。

特に、このニュースの続報的なものが日本のニュースでは無視されているのが、そのような説もうなずける部分ですね。

ただ、あまりにも、額面が大きすぎると思います。これは謎。
Commented by masa_the_man at 2009-07-12 21:51
邪ブラックさんへ

>徳政令、個人的には有りだと思います

ですよねぇ。

>長い目で見れば日本の国力を高めると思いますので(極悪非道な考え方

長期的なところをとるんだったら「あり」ということですな。

>アメリカ国内が分裂しない事が、最低条件

そうなんですよね。そうなったらそうなったでおもしろそうなんですが、世界は迷惑しそうな予感が(苦笑

>日本でハイパーインフレが起きても、その時はその時だから餓えないように、最低限の準備だけはしてます

備えあれば憂いなしですな。憂いがないから備えがない、というのも困りますが(苦笑

>「邪」認定頂いたので、邪ブラックに名前変更

いやいや、あれは会場でご自分で言ったのではなかったでしたっけ?(笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-07-12 21:52
ぼけさんへ

>この二人の顔、もろ東南アジア系。

結局正確な身元はわからなかったんですか?

>単なる詐欺師ネタ

実は私もこのネタの詳しいところを知らないんですよね。どなたか真相をご存知のかたいらっしゃらないんでしょうか?コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-07-12 21:53
ぱんださんへ

>イタリアン・マフィアが関わってる

そうなんですか?少し自分でも調べてみようかしら。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-07-12 21:55
邪ブラックさんへ

>イタリアで捕まった2人の片方が自分の知り合いで、前日銀総裁の武藤の子分の「Y」だと発言

これ本当なんですかねぇ?

>写真はディス・インフォで国債は本物だと言われてました!

うーん、どこに根拠があるのかわかりません。しかし話としては面白いですな(笑

>同じ時期に何故か、小泉純一朗がヨーロッパで活動

そういえば彼はヨーロッパ行ってましたなぁ。ますますよくわからんです。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-07-12 21:57
ぼけさんへ

>ただ、イタリアとかフランスとか、正直言って入管職員のレベルが日本と比べて大幅に低い可能性も

ありますな(苦笑)イギリスもけっこういい加減な感じが(苦笑

>このニュースの続報的なものが日本のニュースでは無視されている

たしかに出てませんね。

>あまりにも、額面が大きすぎると思います。これは謎。

結局真相は闇の中なんでしょうか。コメントありがとうございました
Commented by 邪ブラック at 2009-07-12 22:12 x
>>ぼけさん

こんばんはです!
自分も最初は、100%眉唾でしょうと思っていたのですが、視点を変えて考えたら、50パーセント位は有りかなと思うようになりました!

国家間での借金のやり取りで、小額額面の債券を大量に発行するのは、非効率的だよなぁって~(現在は、コンピューター決済でしょうから、関係無い問題でしょうけど(笑))!
それだけなんで、すいません!
後は、高額額面にしておくと、勝手に売却し難い点も、有るのかなと考えたのですが・・・!

根拠が無くて、すいませんm(--)m!
Commented by masa_the_man at 2009-07-12 22:36
邪ブラックさんへ

>視点を変えて考えたら、50パーセント位は有りかなと

どこかでこのニュースをまとめている人いないんですかねぇ。

>後は、高額額面にしておくと、勝手に売却し難い点も、有るのかなと考えた

それにしても額がすごかったですよね。一体なぜ・・・?コメントありがとうございました
Commented by ぼけ at 2009-07-13 22:14 x
>>邪ブラックさま

>(現在は、コンピューター決済でしょうから、関係
とは、限りませんよ。先進国と呼ばれているアメリカの現状ですが、
たとえば、ブラックさんがATMでお金を預けたいとします。
日本ではATMに「入金」を押して、お札のドアが開いて自動的に数えてくれます。
アメリカでも、ATMで入金ができます。
できますが、なぜか、入金ボタンを押すと、いくら入れるのか入力してくれ、と出ます。
お札を入れるらしきドアも開きます。が、ここに生のお札を入れてはなりません。
ATMに設置してある封筒にお札をいれ、封筒に金額をペンで書いて、封筒をドアに入れるのです。
信じられます?お金をあとで、銀行の「中の人」が数えてるんですよ?
もうね、あほかと、ばかかと。
アメリカの銀行間にオンライン決裁はできなかったような気がします。できるのですが、日本のように「通常」ではありません。普通に、小切手という紙媒体が行ったり来たりするのです。

なんで、こんな国が覇権を握ってるんでしょうね?ドル発行と軍事はそれほどまでの威力、なんでしょうか?
この辺りの覇権戦略についても、考えを深めたいですね。
Commented by masa_the_man at 2009-07-14 22:01
ぼけさんへ

>ATMに設置してある封筒にお札をいれ、封筒に金額をペンで書いて、封筒をドアに入れるのです。

そうなんですよね。この間私もやってきました(笑

>信じられます?お金をあとで、銀行の「中の人」が数えてるんですよ

そうなんですよね。小切手なんかもこれですよね。日本の夜間金庫と似たようなものかも知れません。

>普通に、小切手という紙媒体が行ったり来たりするのです。

いまだにリアルな小切手は流通してますね(笑

>ドル発行と軍事はそれほどまでの威力、なんでしょうか?

まあそれはテクノロジー的な部分だけなのかも知れませんが。コメントありがとうございました
by masa_the_man | 2009-07-11 00:05 | 日記 | Comments(27)