戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

マハンはメイハンである

今日の甲州はどしゃぶりの梅雨らしい一日でした。それにしてもこれだけ雨が降ってて気温が高いというのはすごいですな。

さて、昨夜はさっそく東京のある場所でミニ講演会を行ってきました。

帰って来てからまだゆっくりと休んでいないので、今日こそは寝て過ごそうかと思っております。

読んだ本について書評的なことを書きたいと思ったのですが、時間がないので小ネタを一つ。

実は先ほど東京からの終電で帰って来たのですが、テレビで全米オープンがやっているのを観ました。

私はゴルフそのものにはそれほど興味はないのですが、成功戦略のエヴィデンスとしてのゴルフプレイヤーの心理状態の持って行き方などにはとても興味がありまして、とくに彼らがものすごいプレッシャーの中でプレーしている時の顔の様子をうかがうのがけっこう好きであります。

私がとくにエヴィデンスとして気になるタイガーは今年はどうも不調だったみたいで、例の「タイガーチャージ」はなかったのですが、プレイヤーの中である見覚えのある人物の名前が。

それは最終日にトップ集団に残っていた、アメリカの若手選手であるハンター・メイハン(Hunter Mahan)という人物です。

この人、先週のエコノミストの記事に出て来た地政学のアルフレッド・マハンの親戚なのかどうかはわかりませんが、ファミリーネームのスペルが一緒です。

ということはつまり、地政学のマハンはこのゴルファーのように「メイハン」が正しい呼び名ということになります。

このブログにも何度か書きましたが、これは私のコースメイトがジョン・スミダという米国日系人の学者に直接聞いたことなんです。

そしてこのスミダは90年代末にマハンを一年間みっちり研究しており、その時にマハン家の人々にもインタビューしたそうなんですね。その研究成果として書いた論文が、拙訳書『進化する地政学』に収録されております。

だからなんだと言えばそれまでなんですが(苦笑)「スピークマン」や「ヴァイガート」の例と同じように、外人の名前の本当の呼び方というのは難しい、ということですね。

私はある国際的な学界で、日本人の学者がある有名な欧米の学者の名前を正しく呼べなかったばかりに聴衆に誰のことを話しているのかを全く理解されていなかった様子を目撃したことがあるので、どうもこの辺に敏感になってしまうのです。

ということで明日は書評を書きます。
b0015356_312869.jpg
(先生の自宅の書斎)
Commented by Rogue Monk at 2009-06-23 09:25 x
そういえば、
「ドリトル(先生)」と「ドゥーリットル(空襲)」
「ヘボン(式ローマ字)」と「(女優の)ヘップバーン」
とか、原語表記は同じなのに、カタカナでは違う場合
がよくありますね。

こういう混乱を避けるために、日本語訳に原語の表記
も添えておいた方がいいと思うのです。
Commented by masa_the_man at 2009-06-23 13:10
Rogue Monkさんへ

>「ドリトル(先生)」と「ドゥーリットル(空襲)」

これは私も難しいと感じておりました。

>「ヘボン(式ローマ字)」と「(女優の)ヘップバーン」

これは知りませんでした。

>日本語訳に原語の表記も添えておいた方がいいと思うのです。

そういうことなので、私の翻訳書では最初に出て来た人名の後にはかならず原語を表記するようにしております。それでも原語の人の名前を知らないとひやっとしますね。今回悩んだのはドイツ名で、ホルガー・ヘルヴィッヒ(Hologer Herwig)とかハンス・ヴァイガート(Hans Weigert)なんかでした。コメントありがとうございました
Commented by xp at 2009-06-23 13:44 x
成功戦略セミナーのチケットメールはいつごろの送信予定ですか。先月、確認メールをもらって振り込みは完了しています。
Commented by masa_the_man at 2009-06-23 14:19
xp さんへ

>先月、確認メールをもらって振り込みは完了しています。

ご連絡ありがとうございました。その「確認メール」がチケットメールとなります。それをプリントアウトして当日会場までもってきていただければオッケーです。よろしくお願いします。
Commented by 待兼右大臣 at 2009-06-23 21:46 x
>翻訳書では最初に出て来た人名の後にはかならず
>原語を表記するようにしております

確かに、奥山さんの訳書には「伝統的な」日本語表記と異なる例がいくつが見受けられました。もちろん、これは、奥山さんが悪いとか、日本人が悪いとかと言うわけではなく、国際関係論について、
・英語で(基礎的な)教育を受けた
・日本語で(基礎的)な教育を受けた
かの違いですので。

ただ、外国(英語圏)でどういう風に言えば(楽に)通じるかと言う例として使うつもりでいます。

本題ですが、
マハン・メイハン問題ですが、
単純に日本人が「ローマ字読み」したと言うのがことの真相と推測しますが、
私の経験では、米国の東海岸の人は「発音が二重母音化」するという傾向があります。最初に面食らったのは
organizationを「オーガナイゼーション」と発音されたことです。
と言うこともありますので、「Mahan」を「マハン」と読む米国人がいるかもしれません。
Commented by masa_the_man at 2009-06-23 22:06
待兼さんへ

>「伝統的な」日本語表記と異なる例がいくつが見受けられました

うーん、私は極めて「伝統的」なカタカナ表記をしていたつもりだったんですが(苦笑

>・英語で(基礎的な)教育を受けた

たしかにそうですね。
>外国(英語圏)でどういう風に言えば(楽に)通じるかと言う例として使うつもりでいます。

そうですね、そういう風に意識していただければありがたいです。私はやはり学問を「使って」いただきたいと考えておりますので。

>単純に日本人が「ローマ字読み」したと言うのがことの真相と推測します

ところがアメリカ人でも「マハン」と呼んでいるいる人がけっこう多いのです。

>米国の東海岸の人は「発音が二重母音化」するという傾向があります。

「二重母音化」ですか。

>organizationを「オーガナイゼーション」

なるほど、言われてみればたしかに。コメントありがとうございました
Commented by rop at 2009-06-25 18:22 x
ケインズはケインズですね。
ヴェルサイユ講和会議のころ日本で知られるようになりキーンズと呼ばれてました。何を思ったか東洋経済新報社が本人に発音を確認する手紙を出したら返事が来て 「Keynesの発音は'canes'の発音です」 と説明されてたのです。

英国では、古い家名や地名が例外的な発音をするケースがわりとあるようですね。
Commented by masa_the_man at 2009-06-26 02:34
rop さんへ

>ケインズはケインズですね。

おおっ、スタンダードなところから来ましたねぇ。

>キーンズと呼ばれてました。

実は私のカナダ時代の地理の先生(イギリス出身)も似たような感じで発音してましたねぇ。

>何を思ったか東洋経済新報社が本人に発音を確認する手紙を出したら返事が来て 「Keynesの発音は'canes'の発音です」 と説明されてたのです。

これは面白い(笑

>英国では、古い家名や地名が例外的な発音をするケースがわりとあるようですね。

私の住んでいるところがまさにこれです。Reading ですからそのまま「リーディング」と読めそうですが、実は「レディング」なんですよね。古い英語の地名なんかは本当に難しいのが多いです。コメントありがとうございました
by masa_the_man | 2009-06-23 03:01 | 日記 | Comments(8)