冷戦時代の核抑止論の四大学派 |
1、完全拒否派・・・核抑止を信じておらず、これによって安全保障が達成できると考えるのは愚の骨頂と考える立場。平和運動家の中心的な考え。
2、最低限抑止派・・・必要最低限の少ない数の核弾頭(最低10発ほど)だけで安全保障が確保できると信じる立場。冷戦時代にはアメリカ国民に一番受け入れられていた議論。
3、大規模破壊派・・・抑止が効くのは相手(とその同盟国)を完全に破壊できるだけの能力を持った時だけに限るという立場。冷戦時代の主要国のリーダーたちや、専門家たちで支持するものがけっこう多かった。
4、戦争勝利派・・・抑止論をあまり信じておらず、とにかくどのレベルでも核戦争に勝てるだけの準備はしておかなきゃいけない、という立場。最悪のシナリオでも勝てるようにするために、先制攻撃力などの構築を積極的に進めることを提案。
ちなみに私の先生は4です(笑