戦略や地政学の視点から国際政治や社会の動きを分析中


by masa_the_man
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人工衛星の地政学

今日の甲州は朝方晴れていたんですが、午後から雲が出てきました。それでもけっこう蒸し暑い感じです。

さて、地政学理論の翻訳本の直しを色々とやっているのですが、「宇宙の地政学」の論文の中で人工衛星の軌道に関する専門用語がバリバリ出てくるのがあって困っております。

これはスペースパワー論者の第一人者であるエヴェレット・ドールマンのものなんですが、とにかく「ホーマン遷移」とか「ラグランジュ点」とか出てきて困っております。

その中でとくにやっかいなのが人工衛星の軌道に関するものなんですが、あらためてこの論文を読んでみると異様に(古典)地政学してて面白い。

空間の中でどのポジションをとって、どうコントロールしていくかというのは、それが宇宙だろうが陸だろうが海だろうが、共通しているところはあるんですね。

ただし人工衛星なんかの場合はそのスケールが格段にデカいというところがミソみたいですが(笑
b0015356_17113385.jpg
wiki.co.jpより)
Commented by Rogue Monk at 2009-05-21 18:42 x
>共通しているところはあるんですね
「不易流行」といいますか、面白いところですよね。
全く新しい世界の中でのことにも関わらず、旧世界の
法則が通用したりするという。

ただ、やっぱり「過去と全く異なる」要素も微妙に
入り混じってるので油断がならないのですが。
Commented by nanashi at 2009-05-21 22:48 x
宇宙にも重要なポイントだあるんでしょう。
地球上の地理と重力に応じた衛星のポジションとの関係で。
Commented by 待兼右大臣 at 2009-05-21 23:20 x
そういえば1stガンダムのスペース・コロニーはラグランジュ・ポイントにあるという設定だったはず(ラグランジュ・ポイントは6つくらい存在する)
Commented by nanashi at 2009-05-22 00:54 x
地政学では、地理と情報伝達はどう関連付けてかんがえているんでしょうか? 妨害とか集中とか・・・
アルジャジーラはドバイとかにあるわけですから、明らかに米国のコントロール下にあるわけですよね。CNNとかの米国発のメディアコントロールがうまくいかなくなると、すかさずアラブもどきのメディアを立ち上げてしまうところが凄いですね。
Commented by よしお at 2009-05-22 10:20 x
囲碁が得意な人が地政学を学んだら面白いでしょうね。
逆に、他国の人にはなるべく知って欲しく無い気が・・・
Commented by masa_the_man at 2009-05-22 12:12
Rogue Monkさんへ

>「不易流行」といいますか、面白いところですよね。

たしかに。

>旧世界のことが通用

基本的に「人間」という部分はかわらないわけですから、ここが一番重要なのかも知れません

>やっぱり「過去と全く異なる」要素も微妙に入り混じってるので油断がならない

そういうことですね。これはテクノロジーの使い方や新しい地理環境の特殊性というところがからんでくるみたいですが。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-05-22 12:15
nanashi さんへ

>宇宙にも重要なポイントだあるんでしょう。地球上の地理と重力に応じた衛星のポジションとの関係で。

そうなんです。それがこの論文では詳しく書かれております。詳細は本が発売されてから読んでみてください(笑)

>地政学では、地理と情報伝達はどう関連付けてかんがえているんでしょうか? 妨害とか集中とか・・・

まだあまり議論されてません。しかしこの訳本のなかにはそれについて論じたものがあります。

>CNNとかの米国発のメディアコントロールがうまくいかなくなると、すかさずアラブもどきのメディアを立ち上げてしまうところが凄いですね。

コントロールをしたいという欲望にはすごいものがありますな(笑)コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-05-22 12:16
待兼さんへ

>そういえば1stガンダムのスペース・コロニーはラグランジュ・ポイントにあるという設定だったはず(ラグランジュ・ポイントは6つくらい存在する)

そうなんです。このラグランジュポイントについても言及されております。たしかにこの論文を読んでみるとその重要性がよくわかります。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-05-22 12:17
よしお さんへ

>囲碁が得意な人が地政学を学んだら面白いでしょうね。逆に、他国の人にはなるべく知って欲しく無い気が・・・

そうなんですよね。囲碁の概念でもけっこう使えるものがあります。最近は中国や韓国なんかの囲碁がすごいですな。コメントありがとうございました
Commented by 待兼右大臣 at 2009-05-22 23:16 x
>囲碁の概念でも

何か呼ばれたようなので、少々雑談モードで

囲碁盤レベルでは
隅  =ハートランド:地(=生存圏)の確保がしやすい
辺  =リムランド
中央=シーパワー:(中央の厚みで隅の勢力を封じ込める)
と言う感じになると思います。

少しミクロ化して、隅に局限すると
三々=ハートランド:1手で生存権の確保ができる
星、小目、高目、目ハズシ=リムランド:隅(ハートランド)から辺や中央への発展を図る
それより外=シーパワー:外から隅の封じ込めを図る

将棋との絡みで言えば、
囲碁は世界観から大戦略までに重心があり
将棋は大戦略から戦術までに重心がある
と言う感じでしょうか

もちろん、
囲碁にも「戦い」と言う戦術に類するものはありますし、
将棋にも「棋風」、「大局観」という世界観に類するもの
がありますので、双方とも世界観から技術までカバーしていていますが、
分かりやすい安いイメージとして
Commented by masa_the_man at 2009-05-23 19:09
待兼さんへ

>何か呼ばれたようなので、少々雑談モードで

わははは、お待ちしておりました(笑

>隅  =ハートランド:地(=生存圏)の確保がしやすい 辺  =リムランド 中央=シーパワー:(中央の厚みで隅の勢力を封じ込める)

うおー、これは面白い。

>囲碁は世界観から大戦略までに重心があり 将棋は大戦略から戦術までに重心がある

これはためになりますなぁ(笑

>双方とも世界観から技術までカバーしていていますが、

この二つは私も極めたいと思っているのですがなかなか・・・。将棋とチェスの名人の話はよく聞くのですが、囲碁の名人が書いた、一般向けの「戦略本」みたいなものはないんでしょうか?コメントありがとうございました
Commented at 2009-05-23 19:45 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 待兼右大臣 at 2009-05-23 22:22 x
>囲碁の名人が書いた、一般向けの「戦略本」

確かに将棋では「羽生の頭脳」など、谷川9段、渡辺竜王、古いところでは大山(15世名人)、升田(史上初の全冠制覇)、中原(16世名人)、米長(永世棋聖)といった超一流棋士は一般向けの(将棋入門書ではない)書籍を出していますが、囲碁ではあまり見たことがありません。
(若干方向性は違いますが「加藤一二三伝説」もそうかもしれません。良ければ「加藤一二三伝説」で検索をかけてください)

管見の限り、先日亡くなられた藤沢名誉棋聖と米長永世棋聖との対談本である「勝負の極北」位でしょうか。これも、藤沢名誉棋聖の個性が強烈すぎて囲碁の側面があまり出ていないと感じるかもしれませんが、一応御参考までに
Commented by masa_the_man at 2009-05-24 14:25
waterlooさんへ

>延翼運動

たしかにそうですね。軍隊の動きにかなり似ているところが。

>時間がぐんぐん過ぎていくので、恐ろしくなって手を引いた経験が

そうなんですよね。ああいうのははまると本も読めなくなってしまうので本当に恐いです。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-05-24 14:27
待兼さんへ

>囲碁ではあまり見たことがありません。

ないですよね。

>「加藤一二三伝説」で検索をかけてください)

りょうかいです。

>藤沢名誉棋聖と米長永世棋聖との対談本である「勝負の極北」位でしょうか。

こういう対談本があったんですか。さっそく注文を(笑)コメントありがとうございました
by masa_the_man | 2009-05-21 17:11 | 日記 | Comments(15)