白い巨塔と成功戦略 |
実はこの週末に、友人に勧められて「白い巨塔」という医学ものの社会派ドラマ(2003年フジの連続ドラマ)をDVDで見まくっていたいたのですが、これはかなり「戦略論」をしている素晴らしい内容でした。

もちろんドラマ(というか原作は山崎豊子の古い小説)のメインテーマは大学病院の中で行われるギトギトの人間模様を描くところにあるわけですが、当ブログをご覧の戦略論や地政学に興味のある皆さんには、この物語の主人公である財前五郎(唐沢寿明)と里見 脩二(江口洋介)の対照的な生き様に注目していただきたい。
ここではなぜこの二人の生き方に注目すべきなのは詳しくは語りませんが、これは拙訳『戦略論の原点』の特に前半の章を読んでいただければよく分かっていただけるはずです。
演技はやや臭いところもありますし、設定もドラマらしさがあって気になるとこもありますが、それにしても近年私が見たドラマの中ではかなりよくできているほうだと感じました。
できれば4月4日の講演会にご参加のみなさんに、このドラマをレンタルビデオ屋などで借りて来てみていただきたいと思う今日この頃です。