デントの経済予測:その2 |
さて、デントの新刊にあった予測を。
1、サブプライム問題による現在の景気後退は、今年中頃には一時的に回復を見せる。しかしこれは「嵐の前の静けさ」だ。
※デントはこれによってダウが一時的に一万ドル台を回復するかもしれないと予測
2、今年中頃から来年末までの間に、アメリカの株価はクラッシュし始める。そして底をつくのはおそらく2012年末頃であろう。
※彼が使用しているほとんどのサイクルが2012年に底が来るということを示しているとのこと。
3、不況が本格化するのは来年(2010年)中頃から2011年初めにかけてで、それが2012末から2013年初めまで続く。
4、アジア市場は2010年末頃に底を打つ。ヘルスケア関連株もそこで一緒に底打ちするのでそこで「買い」だ。
5、金や貴金属関連ははじめは良いように見えるが、それも来年中頃から末にかけて暴落する。
6、2012年中頃から2017年中頃までの間に最初の大規模な株価復活が発生するが、2019年末か2020年前半に最後の景気後退が起こる。
7、そして2020〜23年あたりから2035〜36年にかけて、世界的に大好況になる。
ということです。
ピーター・シフと違うのは、「今年はじわじわインフレになってから年末あたりに一気にデフレになる」と予測しているあたりでしょうか。
「石油も今年中には一時的に200ドルを越えることになる」なんて書いてますが、本当なんですかねぇ?