↑新刊:戦略の格言↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。
by masa_the_man
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ゴルバチェフさん、壁をもう一度作ってくれ?
あるカントリー歌手による、とっても「国際関係論」している歌です。



ようするに歌詞の内容は、「冷戦時代のほうが脅威がわかりやすくてよかった」ということです。ギャディスの「ロングピース」にも通じる「二極時代のほうが平和だ」論ですね。

これはある意味でミアシャイマーの論文「なぜわれわれはすぐ冷戦時代を懐かしく思うようになるのか」に近いものが。
# by masa_the_man | 2010-02-10 03:57 | ニュース | Comments(1)
北極海の氷ができない
【環境リポート】北極海、氷不足現象に加え解ける速度加速=米研究者

【ワシントン4日ロイター時事】米コロラド大学ボルダー校雪氷データセンター(NSIDC)のマーク・サレジー氏は4日、今冬、北極海を覆う氷の面積が狭いことは、今年の夏に氷の解ける速度の加速につながる恐れのあることを意味すると述べた。ワシントンからのロイター通信の電話インタビューに語った。

 同氏は「氷が解け続けているというのではなく、氷の生成が急速には進んでいないということだ」と指摘した。同所長によると、今年1月、北極海の氷の面積は1日当たり約1万3000平方マイル(3万4000平方キロ)のペースで拡大し、これは1980年代の氷の生成ペースの3分の1強で、21世紀の最初の10年の年平均ペースより遅い。

 北極海は、地球上で気象変化への最大の要因で、地球を冷却化するエアコンの働きをすることもあるので、その氷の面積は世界にとって重要だ。北極海の氷が解けるペースが速まれば、こうした気象変化のプロセスに影響を及ぼす可能性がある。ただ、これが海面上昇につながる公算は小さいという。

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そりゃそうですな。コップの水に浮かべた氷が溶けても水かさは増えませんからね。
# by masa_the_man | 2010-02-10 01:55 | 北極海の地政学 | Comments(0)
北極海の海水融解
共産党も温暖化?

温暖化による北極海の氷融解・・・損失214兆円

  科学者が警告

 先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)開催中のイカルウィットで5日、地球温暖化問題を研究する科学者らのグループが記者会見し、北極海の海水融解で被る世界全体の損失額は2050年に少なくとも累計2.4兆ドル(約214兆円)に達すると警告しました。主宰者の非営利組織PEW財団の関係者は「北極圏近くでのG7はこの地域で何が起きているのかを伝える大きなチャンスだ」と話します。

 世界自然保護基金(WWF)の報告などでは、北極海の氷は観測史上で最小レベルに達しており、このままでは夏季に消失するのも時間の問題とされます。

 カナダ北極圏生まれの女性自然保護活動家でノーベル平和賞候補になった、シーラ・ワット・クルティエさんは「G7のリーダーたちは北極海で起きていることが世界全体に及ぼす影響についてしっかりと確認し、海面を覆う氷の価値を正確に認識すべきだ」と訴えます。
# by masa_the_man | 2010-02-10 01:52 | 北極海の地政学 | Comments(0)
読みたい論文
以下の論文を読みたいんですが私はこのサイトにアクセスできないんです。

北極海航路の開発(<特集>北極海航路) [in Japanese]
段 烽軍
海洋政策研究財団

どなたか論文を送っていただけないでしょうか?お願いします。
# by masa_the_man | 2010-02-10 01:49 | 北極海の地政学 | Comments(2)
スパイクマンはスピークマンである:平和の地政学
タイムズ誌に昔の書評が載ってました。ここでもスパイクマンがスピークマンであることを確認。

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U. S. Encircled

THE GEOGRAPHY OF THE PEACE—Nicholas John Spykman—Harcourf, Brace ($2.75).

The late Professor Nicholas John Spykman (rhymes with Beekman) bequeathed a nightmare to U.S. readers. The nightmare was that, seen globally, North America is an island encircled by the stronger Eurasian land mass. The purpose of this little book, which is really a 61-page footnote to Professor Spykman's America's Strategy in World Politics (TIME, April 20, 1942), is to wake Americans to the realization that Spykman's geopolitical nightmare is no dream.

The Geography of the Peace was compiled from notes for lectures left by the great U.S. geopolitician when he died last year. It was edited by Helen R. Nicholl, who was for two years Professor Spykman's assistant and chief researcher. To illustrate the threat to encircled North America, Editor Nicholl has provided 51 maps drawn by her, many of them under Professor Spykman's direction.

Political Claustrophobia. The fear of encirclement (Einkreisung} has driven three generations of Germans to military adventures of which World War II is the latest and greatest. Professor Spykman's advice to Americans is not to fear, but to understand and prepare. The first step to preparation is a realistic U.S. foreign policy; at the time of his death he saw few signs of it.

The threat to North America (i.e., the U.S.) does not come primarily from what the British father of geopolitics, Sir Halford MacKinder, called "the heartland" —now, roughly, the land mass of the Soviet Union. The danger comes from an alliance between the heartland and any important political section of what Professor Spykman calls rimland (rimland is the politically and technologically developed peripheral regions of Europe and Asia). An alliance between Russia and Great Britain, or Russia and Germany, is the combination against which Professor Spykman's texts and maps attempt to prove that the U.S. could not hope to win. His advice to the shapers of U.S. foreign policy: never permit the rimland to unite; always plan to play off one political sector of rimland against any possible rimland-heartland alliance. Professor Spykman's preference, like Thomas Jefferson's, is for the U.S. to marry itself to the British fleet and nation. But first the U.S. must overcome its "strange provincialism" in foreign affairs.

Everlasting Concern. Says Spykman: "The situation at this time . . . makes it clear that the safety and independence of this country can be preserved only by a foreign policy that will make it impossible for the Eurasian land mass to harbor an overwhelmingly dominant power in Europe and the Far East. The United States must recognize once again, and permanently, that the power constellation in Europe and Asia is of everlasting concern to her, both in time of war and in time of peace. . . .

"It is becoming more and more clear that there will be no superstate to guarantee to the members of the world community life, property, and the pursuit of happiness. We shall continue to depend primarily on our own national strength.. .."

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# by masa_the_man | 2010-02-10 01:45 | 日記 | Comments(0)
スパイクマンはスピークマンである:続報
スパイクマンの奥さんは童話作家だったようです。以下のホームページで偶然に情報を発見。

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Elizabeth Choate was born in Southboro, Massachusetts, on this date in 1896. In her mid-thirties she married an educator, Nicholas Spykman (pronounced Speakman), and had two daughters. Her husband died in 1943. She contributed articles to Atlantic Monthly and wrote a history of the first 50 years of the Westover school for girls in Middlebury, Connecticut.

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やっぱり「スピークマン」という発音でいいみたいですね。1943年に死んだ教育者であるニコラス・スパイクマンといったら、あのスパイクマンしかないでしょう(笑

娘が二人いたとは知りませんでした。もしかしたらこの娘たちはまだ生きているかも?
# by masa_the_man | 2010-02-09 08:05 | 日記 | Comments(2)
ナイの日米関係についてのご意見
今日のイギリス南部は朝から曇りでしたが、午後からなんと雪がチラホラ降りはじめ、一時はほとんど吹雪ともいえるような状態にまで激しくなりました。

さて、今日はちょっと古いものですが、ジョセフ・“ソフトパワー”・ナイの日米関係論の紹介を。一ヶ月以上前のものですが、アメリカの微妙なニュアンスが伝わるかと。

例の通りポイントフォームでいきます。

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An Alliance Larger Than One Issue

by Joseph S. Nye Jr.

●東京からみると、アメリカの日本との関係は危機に直面しているように見える。

●直近の問題は沖縄の米軍基地の移設問題であり、これは簡単な問題のようではあるが、実は長年にわたって論じられているもので、潜在的にはこの重要な同盟関係を揺るがしかねないものだ。

●私が十年以上前に国防省で務めていた時、われわれは日本に駐留している米兵四万七千人がいる沖縄の負担を軽減しようと計画しはじめた。とくに海兵隊の普天間基地は、人口の密集している宜野湾にあり問題が大きかった。

●長年にわたる交渉のあと2006年に日米両国は、2014年までに基地を人口の密集していない場所に移設し、8000人の海兵隊をグアムに移転させるという合意に至った。

●ところがこの合意は昨年の夏に民主党が政権をとってから危機に陥っており、まだ経験の浅い鳩山新首相は、選挙公約である米軍基地の沖縄からの完全撤退に向けて動きだしたのだ。

●米国防省が不快感を示したのは無理もない。なぜなら鳩山首相の決定はせっかく長年かけて至った合意をくつがえすものであり、海兵隊の予算にも大きな影響を与えるからだ。去年の10月にゲイツ国防長官は日本を訪問した時に、どのような合意の見直しは「非生産的である」として不快感を示している。

●オバマ大統領も11月に日本を訪れたが、そこでは普天間問題について政府高官同士で作業部会を設置することに合意したが、鳩山首相は自身の決定を5月まで遅らせると行っている。

●こうなると米政府側にも日本の新政府に厳しく対応しようという意見が出てくる。

●ところが鳩山首相を攻めるのはあまり賢明とはいえない。彼はアメリカ政府と、アメリカから一歩も引くなという連立政府内の小さな左翼党(社民党)に板挟みになっているからだ。また、沖縄の人々にとっても普天間の将来については議論の的である。

●最終的に鳩山氏が普天間問題についてアメリカ側の要求に従うとしても、とにかくアメリカ側は慎重かつ戦略的に対応すべきである。

●われわれの東アジアにおける長期的な戦略にとっては、普天間以外にも重要な問題がある。なぜなら日本の新政府はアメリカとの対等な同盟関係の他にも中国との良好な関係、そして東アジア共同体の創設(もちろんこの共同体が何を意味するのかは全く明確ではないが)を求めているからだ。

●私が1995年のいわゆる「ナイ・レポート」を共同で書いていた時、われわれは東アジアには日・米・中という三つの大国があり、日本との同盟関係は中国が勃興しつつあるこの地域の環境を形成する役割があるという認識から分析していた。

●この時には中国をWTOのような機関に参加させ、国際システムに組み込みつつも、将来強力になった中国が侵略的にならないように股がけ(ヘッジ)する必要があるという考えがあった。

●このレポートの一年半後の1996年に、橋本首相とクリントン大統領は日米同盟がこの地域の安定にかかせない存在であることを、冷戦時代のレトリックとは違う形で表明し、これが「1996年東京宣言」に結実している。

●この「組み込め、しかし股がけせよ」(integrate, but hedge)という戦略は、その後のブッシュ政権までこの地域における米国政府の外交政策の指針となってきた。

●今年は日米安保締結50周年であるが、両国政府はこのまま基地問題で言い争って遺恨を残したり、在日米軍のさらなる撤退につなげてしまうと、大きなチャンスを失うことになってしまう。

●中国が長期的な脅威であり、核武装した北朝鮮が明らかな脅威であるこの地域の安定を保障するのは、日本が受け入れ国として寛大な援助をしている、米軍のプレゼンスなのだ。

●日本側の政府高官たちは、自分たちの官僚的な問題を解決する際に利用できるということから、「外圧」を歓迎することもある。

●ところがここでは「外圧」は使えない。なぜならアメリカが日本の新政府に対して圧力をかけすぎると、日本国民の感情を害してしまうし、普天間の交渉で勝ったとしてもも「犠牲の大きすぎる勝利」となってしまうからだ。

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日本が受け入れ側として「思い入れ予算」を払っていることにはしっかり言及しておりますね。

ナイは普天間問題は「(海兵隊の)予算問題にもつながる」という、いわば国防省側の官僚的な問題にもあると言っていることはやはり興味深いですね。

「ヘッジ」という言葉が出てきましたが、これを日本の大戦略であると論じている学者もおりました。しかしナイの解釈によれば、これは明らかに日本とアメリカの合意の元に出てきた大戦略の案である、という風にも言えますな。

こういう記事を読むにつけ、日本の事情を理解するのも大切ですが、相手側であるアメリカの事情や悩みというものを(かならずしも同意する必要はないですが)ある程度理解することも大切である、ということを実感せざるを得ません。
# by masa_the_man | 2010-02-09 04:10 | ニュース | Comments(11)
コントロールという思想:メモその3
今日のイギリスは雲が多いですが、けっこう日が射してきております。

今夜はスーパーボウルを見るつもりなのですが、その前にイギリスの友人たちと「ロンドン最高のインド・カレー」というものを食べにいく予定です。

論文ばかりやってて引きこもり状態になってはいけないので、たまには外にいかないと。

さて、またコントロールの思想についてのメモを。

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●このように地理・地政学・そして批判地政学というものがすべからく「主観的」であり、それぞれ「狙い」というものがあることを説明してきたが、ここで「地政学と戦略」シリーズの二冊に共通することを簡単に振り返ってみたい。

●13本の論文すべてに共通していたのは、「地理」と「政治」、そしてそれらの「戦略」との関係だった。

●そしてそれらを突き詰めて考えていけば、そこには完全な「客観性」というものはなく、それぞれに「自分の思い通りにしたい」という「狙い」があったことは、すでにおわかりいただけたと思う。

●ここで勘違いしないでいただきたいのは、私は「地理だって人間の意識で主観的に作られているものだ」という、いわば「唯識論」のような立場で話をしているわけではないということだ。

●地理というのは人間の意識から独立して「客観的」に存在するものであり、人間の(意識と)行動を大きく制限する、いわば「条件付けする要素」(conditioning factor)であることは決して否定できない。

●だからといって人間は完全に地理という自然条件に「支配されている」と考えるのも大きな間違いだ。人間は地理の中で生きなければならないことは間違いないのだが、それでもそれを克服しようとしてさまざまなテクノロジーを開発してきた。

●マッキンダーが注目した馬、船、鉄道などはその一例だ。現代なら飛行機やエアコン、人工衛星、そしてインターネット等もそれに含まれる。

●また、地理には「歴史」も含まれてくる。ある特定の地理の上、たとえば日本列島に住む日本人には、特定の歴史があるのであり、この歴史によって培われて来た「クセ」や「記憶」などが、現在その地理の上で生きる人間の(政治的な)行動や、地理の克服の仕方に大きな影響を与えるのだ。

●マッキンダーは自分が提唱した地政学をあえて「地政学」とはいわず、「新地理学」(new geography)と言っていたのだが、これは「地理+歴史」という意味であった。そういう意味で、単なる地理的条件を見ただけではダメであることを彼は理解していた。

●そして彼はそこでさまざまな、結局のところはそのような「地理と歴史」という枠組みの中で、人間がテクノロジーを活かしてどう生きるか、そして何を狙っていくのかということを論じたのだ。

●そういう観点でみると、地政学の理論というは、地理という客観的に存在する特定の条件や枠組みの中で、人間(の集団)がそれをどのように感じ、どのように利用して、何を狙っていけばいいのかを教えるものであると考えられる。

●そうなると、結局のところ地政学の理論というのは、「地理という枠組みを重視した、人間をコントロールするための理論」とも言えるのだ
# by masa_the_man | 2010-02-08 00:13 | 日記 | Comments(26)
ルーマニアがアメリカのMD設置を許可?
# by masa_the_man | 2010-02-06 07:12 | ニュース | Comments(4)
社長の顔と「レベル分析」
今日のイギリス南部は朝から曇りでしたが、午後から一瞬にわか雨が降ってから一気に晴れました。気温も少し上がってきて、なかなか快適な感じです。日差しが強くなりました。

さて、地政学や地理の関係について続けて書こうと思ったのですが、昨今の日立/トヨタの社長の話題について少し補足的なことを。

昨日のエントリーでも書いたように、日立の新社長の運はかなり低めです。

しかしここで私がいつも考えてしまうのは、「なぜ日立(トヨタ)は、こういう大事な時に運の弱い社長を選んでしまうのか」、もしくは「なぜ彼らが社長になれたのか」ということです。

一般的な説明としては「トヨタや日立という組織がダメになっているから」ということが言えるんでしょうが、国際関係論を少しかじった人間としては、やはり大きくわけて三つの分析のしかたがあるなあと考えてしまいがちです。

このカギは、このブログを昔からお読みの方々にはおなじみのウォルツの「イメージ分析」ですね。

ウォルツは自身の博士号論文で「戦争の原因は何か」ということを調べているうちに、あらゆる政治哲学にはだいたい答えが三つあったということを発見しました。

ひとつは「ファースト・イメージ」で、これは「人間の本質に原因がある」という立場です。簡単にいえば、「人間というのは未熟で欠陥的な存在だから戦争を起す」というものですな。

二つ目は「セカンド・イメージ」で、これは「人間じゃなくて、国家のような組織が悪いから戦争を起す」という説明です。こうなると「国家体制を変えれば戦争が起こらなくなる」といって、ネオコンたちのように、イラクやアフガニスタンの体制を変えれば(レジームチェンジすれば)世界はよくなるという根拠にもなります。

三つ目は、ルソーのように「(国際)社会が悪いから戦争が起こる」という立場です。こうなると体制や人間性というよりも、国家同士のバランス・オブ・パワー(勢力均衡)という、いわば「国際社会の力関係こそが戦争の原因になる」というものです。この典型はミアシャイマーですな。

これを応用して、最近ではこのレベルを少しいじって、あまりファースト・イメージの「人間性」を扱わずに、「リーダー(個人)」、「組織の体制」、「社会的な枠組み」という三つのレベルで見るパターンもあります。

伝統的にジャーナリズムなどではこのような「個人」を強調するものが多いのですが、ネオクラシカル・リアリストでもシュウェラーあたりがこれを組み込んで理論化しようとしております。

で、この考え方を「横綱論」にあてはめて考えますと、やはりトヨタや日立の社長の顔の運から見るというのはどうしても「個人レベル」を強調していることになりますね。

ところがこのような社長を選んでしまったトヨタや日立という会社の「組織」にそもそもの原因がある、という説明もできるわけですから、そうなるとこれはセカンド・イメージの「組織レベル」の話になってきます。

また、これを現在の「日本の社会全体や、世界経済の停滞に原因がある」という人もいるわけですから、こういう人たちはサード・イメージの「(国際)社会レベル」から説明していることになります。

じゃあ結局どこに原因があるのかというと、一番簡単な答えは「三つのレベル全部にある」ということになるわけですが、これでは元も子もないので(苦笑)、学者たちは各レベルごと、もしくはそれを(意識的/無意識的に)ミックスした説明をするわけですな。

今回のトヨタの一件では、当然のように「トヨタ」という会社組織にフォーカスを当てた、いわゆるセカンド・イメージによる説明が圧倒的に多いわけですが、私は「横綱論」を使って、どちらかといえば社長という「個人」を見るファースト・イメージ的な説明をしていることになります。

そこで最初に戻るのですが、会社をつぶす運命を持った人が社長になるべくしてなったという「個人の運命」なのか、もしくはあのような運の悪い社長を選んでしまうのはトヨタや日立のような「組織」のせいなのか、それともそれを許してしまう日本や世界の状況(もしくはアメリカの陰謀?)のような「(国際)社会」に原因があるのか、という疑問が私の中で渦巻いてしまうわけです。

もちろんそれに対する本当に「正しい」答えなどはないのですが(苦笑
yahoo.co.jpより:ちなみに写真右の人も「十両」。トヨタのトップの人事は終わってます)
# by masa_the_man | 2010-02-06 02:33 | 日記 | Comments(26)
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